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美しく賢く、両親に溺愛されて育った3歳違いの姉。母の死、恋人の裏切りを機に、常軌を逸した旺盛な食欲にとらわれ、みるみる太ってゆく。日ごとに醜くなる姉への、かすかな嫌悪が、やがて憎悪に変わったとき“私”は……。表題作「贅肉」ほか、ゆるやかな狂気の淵にたゆたう心のさまを描くサイコ・サスペンス、選りすぐりの全4篇。巻末に著者自作の年譜を収録する。
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Posted by ブクログ
小池真理子の短篇はやっぱり凄い、と思った作品。 異常な狂気なんだけど"穏やかな異常"みたいな、その身近な狂気にドキドキさせられてしまいました。
友達が面白いからと 勧められて読んだ本です☆ 普段読まないタイプの本で、 すごく面白かった!! 毎度終わり方に驚かされてたww
随分昔に読んだ本ですが、未だに印象に残っています。小池さんは、ラブロマンスより、サイコタッチの作品の方が好きです。
すっごい怖かった…。 怖いというより不気味といったほうがしっくりくる。 おもしろかったけどもう一回読み返そうとは思わないねぇ…(笑)
これを読んで小池真理子さんに嵌りました♪ 贅肉: 心の欠落が身体の醜さとなって表れてくる…。身体にコンプレックスを持っている人なら誰でもこの恐ろしさに共感できるのではないでしょうか?人間を超えた奇怪な現象への恐怖ではなく、人間自身の心と身体に起こるからこその、残酷さと恐ろしさ。人事とは思えません(...続きを読む(((;゚Д゚))) 刺繍の家: 小池さんの短編の中では、凄く好きな話です。幸せだった時間を守りたいがために間違った方向へ行ってしまった彼女が…悲しいです(。´Д⊂)
「サイコ・サスペンスって?」程度の知識だったんだけど「こういうことか〜」という感じ。オナゴとはあな恐ろしや〜
「贅肉」 美貌の姉が太り始めたのは母の死がきっかけだったか。 それとも失恋だったのか。大切な人を失うことで、自分も失ってしまったのか。 思いもかけない事故で姉が死んだ時、妹も壊れてゆく。 「刺繍の家」 偶然再会した友人。話すのは両親の事ばかりで自分の来し方には触れない。その友人に誘われて友人宅に行く...続きを読む事になるが、友人が母と呼ぶ人は家族が嫌っていたはずの姉だった。 何故姉が母の立場になったのか。その辺りの倒錯した心理が不明のため、割り切れなさが残った。 「終の道づれ」 年老いて、出かけるのは億劫になった。家にいるのが一番なのに従妹が煩く誘ってくる。挙句に外で知り合った男と自分を結びつけようとする。 風邪をひいて寝込んだある日、従妹が男と共に見舞いに訪れる。 「どうにかなる」 僅かの年金をもらっているが、住まいも、預金も、もう無くなる。どうしようもない状況で町をふらついていた時知り合った老女。誘われるまま老女の家に行き、泊まる事になった。 依存するものが失われた時、自分の立って依るべき処も見失ってしまう。標題になっている「贅肉」は、誰もが持つ依存をえぐり出す。
背筋が凍るような怖さ。凄まじい狂気もあり、サイコ・サスペンスというだけある。けど、小池真理子は短編より長編の方が好きだなと思う。
小池真理子のサイコ系の短編を集めたもの。 そこここにある緩やかな狂気という感じだが あたしの好きな老人モノなども2編入っていて そこそこにはおもしろい。
作者は老人が好きらしい。この小説を読んで少し老人に興味が湧いた。話としては「倒錯の庭」が闇だとしたら、こちらは日溜りの中にちらつく影のような狂気。誰でももっているもの。そんな感じだ。結末がどうとかいうよりは短編全体の流れを重視しているような作品。中でも「終の道連れ」「どうにかなる」は老人が主人公であ...続きを読むり、心理描写などホラー以外の面で楽しめるので、娯楽としては二度美味しい気はする。 ただ、怖さを求めるには不向き。
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