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カリエがエディアルドとともにカデーレの森から脱出して半月が経った。薄暮のなか、その日の目的地の途中にある村に辿り着いた頃、エディアルドの高熱に気がついたカリエ。2人は、宿をその村で求めようとしたが、訪ねる家々で冷たく断られてしまう。途方に暮れるカリエ。そこに1人の男が現れ、自分の家に来てもいいと言う。しかし一夜を過ごすことになったその家には、恐ろしい罠があった。
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Posted by ブクログ
ルトヴィアからエティカヤへ流れ 奴隷として売られてしまったエディアルドとカリエ 波乱の序章 舞台は煌びやかな帝国から砂漠・騎馬民族国家へ
逃げた先で、奴隷となってしまったカリエとエド。 二人はそれぞれ後宮、軍隊で生活する事になった。 多くの人々、そしてザカリア流血女神の思惑の中で、困難に度々出会うカリエ。 しかし、それらを乗り越え、彼女は女神の娘(女神が降りる器)として目覚める。 真実の愛と目標を持ち、最後、カリエは王バルアンの正式な...続きを読む妻としての道を 歩み始める。 苦悩する王、野望を抱く王子、醜い権力争い、どろどろした後宮。 それぞれの国の考え、宗教が特徴だってよくあらわれている。 砂の覇王のラストは、私個人、カリエ×エドが好きだったので複雑な気分。 ザカリア流血女神の存在がすごく気になる。 話の雰囲気は帝国の〜の方が好みだけど、、いろいろな意味で教えられるのは砂の〜の方だと思う。
流血女神伝シリーズ「帝国の娘」の続編、「砂の覇王」です。皇子の身代わりの立場を捨て、カリエとエディアルドはルトビィアを脱出して、砂漠のエティカヤを訪れた。だが、しかし、罠にはまって2人とも奴隷となり売られてしまうことに。売られた先は、この領主を治めるバルアンという男の屋敷であったが?? これでもかー...続きを読む。これでもか〜。とカリエに受難が続きます。頑張る女の子大好きです。砂の覇王編は9巻まで出てるそうです。ただ今、4巻を読み終えた所、読み応えがあって面白いです。 ドミトリアスも頑なで好きだな〜。グラーシカ、ただ気が強いだけじゃなく、本当、性格が可愛らしいですよね。すごく好感が持てちゃいます〜。 しかし、2巻の帯に書いてあったセリフ「今度は奴隷になちゃった…」になってたけど、軽いノリだなぁ( ̄∇ ̄;いやー。ウケちゃったけどさぁ(爆)
起伏のある物語の進み方がとても好き。 エドもかっこいいけど、ドミトリアスほんとかっこいいな、。 そしてカリエ強い。
帝国の娘後編のラストで逃亡することになったカリエとエド。旅の途中の村でエドは高熱を出すが貧しい村で誰も助けてくれないところをサジェとその家族が助けるがサジェの家でねたカリエは目が覚めるとサジェの家ではなく、自分が奴隷として売られることになっていた。・・・すごいストーリー。あっという間に読み終わってし...続きを読むまうので特別な思い入れはないですが、十分面白いです。
先は王子で、今度は奴隷。物語の舞台となる国も変わった。 前の国でも、この国でも、国の中枢近くにカリエはいる。 この国でカリエは何をなすのだろう? まだまだ先なのだろうな。
ドミトリアス王子に全てを打ち明けて,カリエはエディアルドとともに逃亡する.助けてもらったはずが騙されて奴隷として売られる.砂漠の後宮,わくわくする.
『帝国の娘』続編。 ルトヴィア帝国から脱出を図ったカリエとエド。 途中、とある村で罠にはまり奴隷として売られることに… まさかの展開にびっくりです。 アルの影武者としての生活から脱したと思ったら… カリエの人生はジェットコースターって感じですね(・_・;) これからどうなっていくんだろうか…?
<最終巻までのネタバレを含みます> プロットにすれば数行の物語が、気が付けば伸びに伸び…と後書きか何かに作者も書いていたが、しかし9冊に渡る大長編だった割に「ようやく読み終わった!」という感慨はあまりなかった。とにかく、一つ前の「帝国の娘」同様、むしろそれ以上にさくさくとテンポ良く読み進めることが...続きを読むできる。途中「これは小説なのか?それとも脚本なのか?」と、その描写のあまりの簡潔さに疑念が湧いてしまうほど、とにかくあれよあれよという間に人々が登場し、笑ったり悲しんだり、己の運命を全うしたかと思えば、あっさり死んでいったという印象だった。無論、お涙ちょうだいの自己満足描写がだらだらと冗長に続くよりはよほど良いが、これも個人の好みによるのだろう、個人的には少し物足りなかった感が拭えない。 が、相変わらず主人公カリエが元気に明るく運命に立ち向かっていく様子には心が励まされた。「ザカリア女神の娘」として、生まれつき苛酷な運命に晒されることが決定づけられている彼女だが、とにかくその精神の強靭さには心の底から感服する。今回バルアンを伴侶として選び取ったことで、今後ますます厳しい状況に置かれることは確実になってしまったが(個人的には、あれだけ慕っていたルトヴィア勢と袂を分かつ結果となってしまったことが痛かった。今後の展開を想像するだけで胃が痛くなる)どんなに辛い目に追い込まれたとしても、カリエならきっといつものように、泣いたり怒ったり叫んだりしながら、それでもなんとか生き長らえようともがき続けてくれるのだろう。 あとは、ここに来てザカリア陣営の動きが面白い。サルベーンなどは胡散臭い奴だと前作を読む限りあまり好きにはなれなかったが、紆余曲折の末涙と鼻水垂れ流しの醜態を晒すは、よりにもよってカリエと一線越えるは(しかも「役得ですね」などとふざけた発言まで口にし)、なおかつ前の女に未だ未練たらたらのままだは、今作で彼の人間らしいみっともない部分をたくさん目にすることができたのは新鮮だった。けなげにカリエの成長を見守るストーカー…ではなく女神に遣わされた守護者たる美女ラクリゼも、他ではあまり見ない感じのキャラクターで今後の動向が非常に気になる。と思ったら、なるほど、次のタイトルは彼女の過去に関わるものらしい。表裏一体のさだめに挑む、二人の対照的な女性たちの行く末が今後大きく気にかかる。 それにしても、この作者は本当に「キャラ<物語全体の構想」で話を組み立てる人なのだと、長編を読むことで初めて分かるその精緻で綿密な構成の手腕には心底惚れ惚れとする。とにかく全編通じてプロットに全くの甘さがなく、首尾一貫していて少しの無駄もない。それぞれのキャラクターが持つ属性は比較的ありがちなものに終始しているのに、それでも女性作家らしく「キャラ萌」に走ってしまうようなことは全くなく、どれほど人気のキャラクターであっても、話の流れに必要なくなれば中盤で容赦なく死んでいく。多分、一人一人のキャラクターの人生が作者の中で既に生きられたものとして鮮明にイメージされていて、物語自体は「彼らという部品」が相互に影響し合って機能する、大きな機械か何かのようなものとして把握されているのだろう。そのためか、まずキャラクターありきで話に入り込みたいタイプの読者には、いささか薄情なようにも感じられる物語の進行も、しかし「人に読ませる」ものを書く人はかくあるべきという理想の形を示しているという気がする。 とにかく、「砂の覇王」というタイトルの本当の意味を考えても分かる通り、この人の話は各タイトルであれ、シリーズであれ、最後まで読まなければそこに込められた真意が本当には分からない。という訳で、次は外伝と本編に手をつけるのが本当に楽しみだ。
ルトヴィアを脱出したカリエとエディアルドは、砂漠の国エティカヤに到着する。しかし、罠にはまって奴隷に売られてしまい離れ離れになってしまう…。カリエとエドは兄妹のよう。そう言うと、エドは怒るかな〜。
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