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誰もが納得できるような考えに到達するための、力強いさまざまな思考法に満ちている哲学。その思考法のエッセンスを、初学者にも理解できるよう伝える。
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Posted by ブクログ
「徳の騎士」正義を笠にきて、他者を傷つける。独善的な人間。この言葉、自分もそういう事があったな、と感じる。自分が何もかも知ってる、正義の味方、といった感じの人間だったな、そう反省させてくれる。今は違うと思いたい。
本書を買った目的としては、身近な人との不毛な議論を少しでも減らして、建設的な話し合いをしたいという思いで買いました。 私自身、ほんの少しは哲学書を読んで来た自負があったのですが、読んでみると自分が考えていた事と同じで、そうそうと共感して思うところと、なるほどと思うところが、うまく整理されていって頭...続きを読むの中がチューニングされた気分になりました。 奥さんにも読んで貰おうかと思います。
二項対立的な問い。 共通了解を見いだす。 欲望相関性 自由の相互承認 どれも絶えず意識しておきたい
哲学とは何か、哲学が生まれた過程や宗教と科学の違いからスタートし、哲学的思考を実践的に解説する。自分の経験を過度に一般化して論じること、二項対立的な問いは「問い方のマジック」に気をつけることなど初歩的な思考技術から、相手を言い負かすための議論術(帰謬法)についても書かれている。哲学的思考とは、つまる...続きを読むところ「本質」を掴むところにある。その「本質」をどのように考えれば掴むことができるのかを丁寧に、平易な言葉で解説している。とても面白く読みました。ものを考える時にとても役立ちそうです。
哲学を学ぶ第一歩
哲学っておもしろそう。でも、難しそう。そんな人にオススメの一冊です。哲学というものにどう迫っていけばいいのか、背伸びし過ぎず、でも的を射ながら考えられます。様々な哲学の大家についても分かりやすく引用されており、その後の一冊も選んでみたくなる、まさに考えることを促してくれる良書です!
#深い #タメになる
単なる知識ではなく、考え方、話し合い方のハウツーになる。人の考え方の癖がわかる。使える!本だと思います。
非常に面白かった。 現代はテクノロジーの発展で豊かになったと思っていたが、本当は哲学によって発展した世界なのだと分かった 対立する意見はそれぞれの経験から導き出された物で、どちらが正しいかは本来なら決めることはできない。 「なぜ人を殺してはいけないのか」の節もとても理解しやすい 死刑は容認されて、...続きを読む戦争も容認されて正当防衛も勘案され得る でも人を殺してはいけないのは長い争いの末に掴み取った、「自由の相互承認」という原理を元にしたルールであるということ。 この誰もが納得できる"共通了解"を見出そうとすることが哲学なのだということが分かった。 世の中色々な問題があるが、長い哲学の歴史の中ではもうすでに答えが出ているようで、 それを知らずに生きてきたのは少なからず損をしているなと、改めて哲学に興味を持った。 著者もあとがきで「長年の修行を通して得たものを、こんな短い本に凝縮してしまっていいものなのか、と惜しい気持ちになった」と言っているように、哲学のことが分かりやすく凝縮された入門書、
苫野先生の本。はじめて読んだ。実生活において哲学の考え方がどう役立つかを記している。面白いです。過去の哲学者の考え方に触れながらも、その偉大な哲学者たちの考え方のコアエキスを集結させているのが大変勉強になる。今まで自分で考えてきた「哲学(笑)」が恥ずかしくなるくらいのわかりやすさ。 何故殺してはな...続きを読むらないのか、なぜ死刑は廃止されるべきなのかについて、完結かつわかりやすい説明で非常に好感が持てる。哲学の本は往々にして哲学者の歴史に着目しがちだがこの本は哲学で、本質観取し共通了解を目指す点に重きをおいている。ここが自分には新鮮だった。
「俺の考えは正しい。 お前は絶対に間違っている!」の乗り越え方。 みんなが「そうだ」と言える本質を見出していくということ。 なるほどーーー!と思うことばかりです。 哲学教育や哲学イベントに関わる者として、 苫野さんと、 故・池田晶子さんに負うところは大きいです。 ●理性がある限り、絶対的に正しいこと...続きを読むはわからない(!) ●自分の体験を普遍化しない。 ●自分の「信念」に気をつける! ●「偽の問題」に騙されないこと。 ●相手を言い負かすための方法:例外を出す。 →でもむなしい。 →共通了解しながら第三の道を建設的に志向していく対話。 ●絶対に疑えない原理 デカルト「我思う故に我あり」 フッサール「感覚」 ハイデガー、竹田青嗣「欲望」 ●信念の段階から欲望の段階で議論することで、共通了解が見えて来る。 ●事実はそのまま「すべし」に導くことはできない。 ●命令の思想でなく、条件解明の思想 ●哲学は、みんな分からなくてみんないい、ではなくて、 共通了解を生み出すこと。 ●程よい傷と、憧れが恋を生み出す。 ●世界、宇宙の根源を説明しようとする試み 宗教、神話 →神話が集団によって食い違うので、哲学が生まれる →物事を客観的に実験観察し法則を見出す科学が生まれる →あの世や神を探究しようとしていた形而上学は、 「理性では扱えない」ということで終わる。 →科学で扱えない、自我や自由や意志や意味が哲学のテーマに。 →真理は分からないが、本質、共通了解、自由の相互承認は可能。 世の中、あまりにも異なるそれぞれの持論や世界観や宇宙観が入り乱れて、自己の立場を真理と主張していて、 そんな私も例に漏れず、やはりこの世界の中で特定の立場から世界を見て、自己を主張していることに気がつきます。 私自身、子どもの頃からそうした多様な価値観の中で育ってきて、 かつ、一つのコミュニティのみに留まることが苦手でした。 また現在も、一つのコミュニティだけで完結することなく、 多様な価値観の方とうまく関係が築けていると思うのですが、 哲学というツールによる「本質看取」のクセがあるためでしょう。 哲学対話はとても楽しい。 自分自身に対して「気付き」が生まれていく瞬間が嬉しい。
読み終わると本書に書いてある「哲学は役に立つ」という言葉がよく理解できた。 哲学はなんのためにあるのか、どういうふうに自分の人生に取り入れればいいのかがわかりやすく書かれている。哲学に親しみが持てる一冊。
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