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昭和30年、春。新任教師の明子は三重県伊賀の山里にある分校に赴任した。小さな村ならではの誰もが顔見知りの人間関係や、無邪気な子どもたちが教えてくれる自然の美しさに、初めての地での緊張もほぐれていく。そんな中、誰にも心開かず、突飛な行動をとる生徒・朱根のことが気にかかっていた明子は、思いがけない事情を垣間見る……。清冽な空気とともに、人々の心の交流を丁寧に描きだす優しく温かい物語。
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Posted by ブクログ
新人の先生による田舎の学校でのお話 生徒数が少ない学校もいいなと また環境もいいな~ 先生と生徒との触れ合い、先生と村人との できごとなどボリュームは少な目だったので もっともっと書いてほしかった
初読みの作家さん。 新米の若い教師が田舎の分校小学校へ赴任するという、 割とあるあるな設定。 しかしこのベタさが嫌いじゃない。 教師として色々と迷いながらも真っ直ぐに生徒たちと向き合う主人公。 最後の最後で自分の心を打ち明けた朱根に涙しました。
はじめは、新卒の明子が赴任した分校がある、昭和の田舎の村の生活が淡々と描かれる。 早く家を出たかった明子は、自分がいなくなり、後妻の義母や義兄弟たちは、清々するのではないかと考えるが、思いがけず父は伊賀の山奥へ赴任する明子にコンパスをプレゼントしてくれた。ずっとそっけない態度だった父が私のことを気に...続きを読むかけてくれていたのか、と意外に感じる。 明子は同僚の千津世先生と分校長と3人で1年から6年までの生徒を担当する。千津世先生は1〜3年生、明子が4〜5年生、分校長が6年生の担任になる。千津世先生は暗い顔でため息ばかり、何かワケがありそうに思う。 4〜5年生はしっかりしていて、慣れない明子を助けてくれるが、朱根だけは、なかなか打ち解けられない。千津世先生がこの学年を嫌がったのは朱根とその父親のせいだった。 村には営林署があり、遠足の時、居なくなった朱根を探して逆に迷子になった明子はそこの職員である空木に助けられる。 空木は明子がカチンと来るようなことばかり言うが、それが後に、ある理由からだったとわかる。 この作者はミステリ作家だからなのか、そういうさりげない伏線を張るのがうまい。読後、もっと読みたいと思ったが、そこで止めた事で、逆に強く印象に残る作品となったのかも。
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