堆塵館

堆塵館

19世紀後半、ロンドンの外れの巨大なごみ捨て場。幾重にも重なる屑山の中心に「堆塵館」という巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、一生涯肌身離さず持っていなければならない。15歳のクロッドは、聞こえるはずのない物の声を聞くことができる変わった少年だった。ある夜彼は屋敷の外から来た召使いの少女と出会う。それが一族の運命を大きく変えることに……。『望楼館追想』から13年、著者が満を持して贈る超大作。

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堆塵館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初こそ、設定の奇抜さに戸惑ったが、世界観を理解した瞬間、変わりました。これは面白い。

    十代の少年少女向けに書かれたというのも、奇妙な絵や世界観でありながら、単純に「クロッド」と「ルーシー」のハラハラドキドキの大冒険にハマってしまい、読書の止めどきが難しい感じで分かる。

    それにしても、この世界観

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    2020年10月30日

    Posted by ブクログ

    三部作、貪るように読みました。子供の頃ハリーポッターにハマった時と同じ気分を味わえました。
    ティムバードンの世界観が好きな人にはおすすめ。映画化に期待…!

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    2020年07月24日

    Posted by ブクログ

    ゴミの山に囲まれた館,堆塵館は一つの宇宙である.この世界の中の秩序はアイアマンガーと分かち難く結ばれた誕生の品にかかっているようだ.一人の少女ルーシーがアイアマンガーのクロッドと出会い,その逢瀬が恋と館の崩壊へと進んでいく.最後,クロッドの善良なる心の結果のもたらしたものを思うと残念で,だから次の巻

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    2020年02月09日

    Posted by ブクログ

    BURRN!の書評欄で、そこを担当する本訳者自身が勧めているのを見て読みたくなった作品。まだ三部作の一だけど、のっけからグイグイ惹き込まれる内容。ゴミ屋敷が舞台で、冷静に考えると気持ち悪くなってくるんだけど、たぶんそこに住まう人同様、読み手の側もだんだん慣れてマヒしてくる。人とモノの関わりが物語の中

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    2019年06月25日

    Posted by ブクログ

    物語の舞台となるのは19世紀後半のロンドンのはずれにあるゴミ捨て場である。そのゴミ捨て場中央には大きな屋敷が鎮座し、アイアマンガーという一族が付近を管理・支配していた。
    アイアマンガー一族には生まれつき誕生の品が与えられる。誕生の品は大事なもので肌身離さず持っているというのが、決まりであった。
    そし

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    2019年06月03日

    Posted by ブクログ

    映画の「東京ゴッドファーザーズ」や「ミックマック」をイメージしながら。
    ごみ山って魅力的なんだよなあ…臭くなければ。

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    2018年04月02日

    Posted by ブクログ

    「絶賛意見が多いけど、ジュブナイルものだから微温いんだろうなぁ」と失礼なことを思いながら読みはじめたところ、傑作。

    それまで寓話的と思われたストーリーがぐっとリアルになる中盤の展開には唸ってしまう。

    0
    2017年12月29日

    Posted by ブクログ

    これが児童文学なのか。名前が力を持つ。ロンドンの汚穢を引き受けた一族。富を持つと同時に、差別もされる。当時のロンドンやパリってあまり清潔ではなかったんだな。そういうところはオースティンもブロンテ姉妹も描かない。江戸の方が多分清潔。これからはゴミ屋敷ではなく、堆塵館と呼ぼう。幼い恋の行く末がどうなるか

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    2016年12月20日

    Posted by ブクログ

    まず表紙に魅了された。目が吸い寄せられた。
    作者自身による絵だと、後書きで知って納得。
    「アバラット」みたいだなーという直感が当たった。
    物語が表紙からにじみ出ている。
    期待を裏切らないファンタジーだった。
    あと二冊楽しみ!

    0
    2018年01月30日

    Posted by ブクログ

    あぁ、失敗した…いや、良い意味の失敗です。三部作とは分かっていたものの、どうしても早く読みたくてつい手に取ってしまい、読み出したらどっぷりハマってしまいましたが、続きが気になる!!揃ってから読めば良かった〜。ヴィクトリア時代でダークファンタジー、作者のエドワード・ケアリーの不思議な世界。読まずに年は

    0
    2017年05月18日

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