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人生の要所では、“言葉”が進むべき道を照らしてくれる──。古今東西の名言を切り口に、「男と女」「仕事の決断」「教育」「読書」「老い」などの人生のさまざまなテーマについて、自身の経験から再定義する。一生心に残る、珠玉の言葉が見つかる一冊。
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Posted by ブクログ
考え方としてテーマごとにコンパクトに2ページ分でまとまっており、比較的短時間で読める。著者の著作としてはとっつきやすい方である。 所々ユーモアもあり、固くないので寝転がって読むのにちょうどよい。 また、いくつか刻んでおきたいフレーズもあり、短時間でもきっと良い洞察が得られるかと思う。 ----...続きを読む---------------- ・ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。 ・迷うときには真実を話せ。 ・自分の力ではどうにもならないことは心配するな。 ・腹いっぱいメシを詰め込むのは、人間として一つの幸福である。 ・やった後で後悔する方が、やらないことで後悔するよりもずっとました。
著者大学恩師とのやり取りに感銘しました。おそらく、独房に入るときに信頼の言葉をかけられるということは味方がまだいることに気がつかされ、力になることは間違いないと思います。
行き詰ったり、悩んだり、心に迷いがあると、こういう本を開きたくなります。そして、その時心に響く言葉というのは、その時の憂いを現しているのだなぁと思います。だから、読む度に心に残る名言は違ったりします。 ですが、名言を残した先人達も同じように悩んで、苦しんで、その境地の達したのだろうと思うと、元気をも...続きを読むらえる気がします。 頑張ろう!!
運、知識、旅、人生などのテーマごとに、著者が選択した先人の名言が、関連する著者の経験談に紐づけて、それぞれ10個程度ずつリストアップされている。 名言はネットで調べれば出てくるので、わざわざ買う必要はないのかもしれないが、調べてまとめる労力を考えると、購入するだけの価値はあると考えられる。 今回は人...続きを読む生の転機で悩んでいたこともあり、先人の知恵を借りたくて購入。 今の自分に教えとなる名言を数個見つけることができた。 気づきや示唆を得たい人におすすめ。
佐藤優 選 ― 自分を動かす名言 佐藤優氏による著作。 2016年5月1日第1刷。 佐藤優氏による人生における色々なテーマに 関して過去の偉人達の名言を紹介すると共に 佐藤氏の解説2頁という構成で作られている。 気に入った所から読み進めていけば良い。 印象に残った部分を紹介していくと・・・ 困...続きを読む難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の 味方だったか、わかるものだ。 (小林多喜二 1903~1933) 社会人になれば、スクールカーストからは 開放されるが、職場にも陰湿ないじめがある。 私は、初対面の人に会ったとき、 「この人と付き合うと面倒な人間関係に巻き込まれそうだ」 ということを直観的に感じる。 そういうときには、相手に近寄るスキを与えない。 誰でも心の中にもっとも深く根ざしている願望は、 自分の本当の価値を認めてもらいたいということです。 他人の価値を認めなさい。 そうすればあなたの価値も認めてもらえます。 (ジョセフ・マーフィー) 人間は一人で生まれ一人で死んでいく。 同時に、人間は群れをつくる社会的動物だ。 社会にはいろいろな掟があるし、国家には法律、 会社や学校には規則という面倒なものがある。 生きていく上では、個人と社会の間で適宜バランスを とることが不可欠だ。 最高のものを求める人は、つねに我が道を行く。 人間は最高のものを決して共存しない。 幸福になろうとする人はまず孤独であれ。 (ハーマーリング) 真実を探している者を信じよ。 真実を見つけた者は疑え。 (アンドレ・ジッド 1869~1951) 政治家は、まず「どの官僚や学者が信頼できるか」を 慎重に吟味する。そして、いったん「こいつは信頼できる」と考えると、その後はそういう官僚や学者の言うことを疑わなくなる。 信頼は無償で他者に何かを与えることによって構築されるものなので、狡猾な官僚は最初の数カ月間、政治家に誠実に奉仕し、信頼関係が確立した後に情報操作を始めて、自ら所属する官庁に有利な状況をつくり出していこうとする。 政治家は官僚や学者を、国民はワイドショーのコメンテイターや新聞に出てくる有識者を一度信頼すると、その後、多少裏切られるような事態が生じても信頼し続ける。信頼が裏切られたことを認めると 「こんな人を信じてしまった自分が情けない」と 惨めな思いをするからだ。 安倍政権の経済政策は富裕層の所得を増やしているが、 圧倒的多数の国民の生活は向上していない。 外交政策は場当たり的で、日本の国際的地位は日に日に低下している。 国民もそのことに薄々気づいてはいるが、認めると惨めになるのでとりあえず安倍政権を消極的に支持している。 しかし、安倍政権の失政がある閾値を超えて国民の信頼を失うと、自民党は国民から忌避されるようになる。 人間は本当に落ちるところまで落ちると、もはや、他人の不幸を喜ぶ以外の楽しみはなくなってしまう(ゲーテ) 男は自分の知っているたった一人の女、つまり自分の妻をとおして、女の世界全体をいい加減に判断している。 (パール・バック) 結婚の形態は重要ではない。夫婦とは、関係を構築することである。 寝食を同じくし、セックスをするだけでは夫婦とは言えない。 お互いを愛し合い、相手の気持ちになって考えて行動することが夫婦にとって何より大切なのだと思う。 離婚は極力経験しない方がいい。結婚が相互信頼に基づいてとんとん拍子に進んでいくのに対して、離婚は相互不信の原理に立つ。 それに、一定期間一緒に暮らしてきたわけだから、相手の手口はだいたいわかる。お互いの言っていること、やっていることの裏を読みながら、陰険な神経戦が続く。 離婚は、結婚の3倍くらいのエネルギーがかかると覚悟しておいた方がいい。 それでは、どうすれば離婚しないでよい相手を見つけることができるか。 気が合ったら、まず3ヶ月とか6ヶ月とか期間を決めて同棲することだ。一緒に生活していると、恋人時代には気づかなかった相手の癖や性格、趣味がわかる。その上で、「この人と一緒にやっていくことができる」と思ったら結婚すればいい。 結婚したあとで「実はこの人と一緒になった方がよかったのでは」と 思うような人が現れても、「結婚は先着順だ」と考えて、現在の生活を崩すようなことをしてはならない。 浮気は、はじめは恋人感覚で楽しいと思うかもしれないが、それは幻想だ。 しばらくすると必ず浮気は重荷になる。さらに、浮気はいつかばれる。 特に職場での不倫が露見すると、人事異動の対象になる可能性が高い。 あるいは職場での浮気が泥沼になると、セクハラやパワハラで訴えられ、職を失う可能性もある。 夫が浮気していると思った妻の80%は、結局、それが事実だと知らされます(ウィリアム・カッツ) 動物はほんとうに気持ちのいい友達である。 彼らはいかなる質問もしないし、いかなる批評もしない。 (ジョージ・エリオット) 誰の友にもなろうとする人間は、誰の友達でもない (ヴィルヘルム・ペッファー 1845~1920) 最近は、Facebookで1000人以上の「友達」を持っている人も少なくない。 しかし本当の友人は、直接会うことができるリアルな関係がなければできないと私は信じている。 だから、学生時代の友人との関係が一生続くことが多いのだ。 ロシア人やイスラエル人の世界では、友人という言葉の意味は重い。 「私には友人が100人います」というような人は信用されない。 友人の基準が甘すぎるからだ。 友人とは、自分に不利益がもたらされても、状況によっては命の危険を覚えるようなことがあっても、自分を守ってくれる人のことだ。 これが10人を超えることはない。 25歳を過ぎた成人の性格を変えるのは、猫にダンスを教えるより難しい。 (ことわざ) 人に魚を与えれば、一日で食べてしまうが、 人に釣りを教えれば一生食べていける。(老子) 労働には大きく分けて2種類あることを覚えておいた方がいい。 一つは、誰でも代替することができるコモディティ(商品)としての労働だ。 (中略)コモディティから抜け出す努力をしなくてはならない。 もっとも、普通の人が余人を持って代え難い特殊技能を身につけることは至難の業だ。 それより、現在の職場で与えられた仕事をきちんとこなし、 「あの人に任せておけば大丈夫」という信頼を周囲から確保することが重要だ。 普通の職場では、勤続年数とともに少しずつ難しい仕事を任せられていく。 組織には、そのようにして人間を鍛える力がある。 特定の分野で10年間、一生懸命仕事をすれば、他の人と比較して秀でた、 あなたの能力を十分にいかさる仕事が必ず見つかる。 そして、その分野で第1人者となることが、あなたが組織で気持ちよく生きるための条件となる。 仕事が楽しみなら人生は楽園だ。 仕事が義務ならば人生は地獄だ。(マクシム・ゴーリキー) 会社があなたを1ヶ月30万円で雇っているとするならば、あなたは 40万円から50万円の利益を会社にもたらさなければならない。 株式会社の目的は営利の追求だ。 それに役立たない社員に価値は無いのである。 裏返して言うと、会社に価値をもたらす優れた労働力をあなたが提供することができるならば、会社はあなたを大切にする。 仕事ができるようになるためには、いくつかの鉄則がある。 まず、自分の能力を客観的に見極めることだ。 自己の能力を過大評価しても過小評価してもいけない。 過大評価の場合、必ず失敗するので問題は自ずと顕在化する。 厄介なのは過小評価の方だ。 優等生型の人は自己の能力を過小評価する傾向がある。 しかし、いつも易しい問題だけ解いて100点をとっても学力が向上しないのと同じように、易しい仕事を失敗することなくやり遂げても仕事の技法は向上しない。 人間の能力は取り組む仕事の量と質で変化していくため、自分の実力から2割増しくらいの負荷をかけて仕事をするのがいい。 難しく、複雑な仕事については、それをいくつかに分割することが重要だ。 分割したあとで、まずいちばん難しい部分に取り組んでみよう。 そして、なぜ難しいかについて、理由をノートに書き出してみる。 外国語能力が足りない、数学的知識が不十分である。 高度な専門的知識が必要になるなど、原因がわかれば、その解決法も見えてくる。通訳や専門家の助けを借りることで、問題を解決することが可能になる。気をつけなければならないのは、疑似命題だ。 疑似命題とは、前提に難があるので、そもそも意味がない命題のことである。 悪い話は単刀直入に言うのがよい(オスカー・ワイルド) ビジネスパーソンも同じだ。押し出しが強く、「俺が先だ」という調子で他人を蹴落とし、嘘までついて業績をあげようとする人を考えてみよう。とりあえず数字をあげるので上司はこういう部下を重宝するが、やりすぎるので人間的には決して尊敬されず、出世もしない。 人間は自己中心的な存在だ。こちらの主観的には51%しか要求していないと思っていても、相手国は70%くらい要求されていると感じる。 だから強硬な反撃をする。これに対して、こちらが51%譲るという姿勢で物事を考えることで、交渉者の自己中心的な世界観を脱構築することができる。 大切な交渉は、知恵ある者より誠実な者にあたらせろ(勝海舟) 人間の性悪な本質は、嫉妬という形でも表れる。 他人の成功を素直に喜ぶことができない人が少なからずいる。 私自身を含め、誰にも嫉妬心はある。 そのことを冷静に認識することが重要だ。 特に自分のライバル、自分が嫌いな人間の業績については過小評価しがちだ。 嫉妬心のプリズムを通して物事を見るので歪んでしまうのだ。 ライバルや嫌いな人の仕事には2割増しくらいで評価するようにすると、ちょうどバランスのとれた認識になる。 もし自分が失敗をしたときは、それを素直に認めることだ。 ただし、上司に「失敗しました」とすぐに報告することは避けた方がいい。 失敗によって生じるダメージに対して何らかの対策を立ててから上司に報告すべきだ。 ダメージコントロールができないような失敗をしたときは、報告と同時に進退伺いを提出する。それくらいの覚悟を持たないと危機を切り抜けることはできない。 調子がいいときにいい噺(はなし)ができるのはプロもアマも一緒。 調子が悪くてもお客様に次もまた来よう、と思わせて 帰って頂くのがプロ。(立川志の輔) 悪い知らせは、早く知らされなければならない(ビル・ゲイツ) 組織はリーダーの力量以上には伸びない(野村克也 1935~) リーダーシップと強引さ、全く異なる概念だ。 部下の気持ちをつかみ、引っ張っていくことができなくては リーダーにはなれない。重要なのは部下の意見をきちんと聞くことだが、「言いたい放題」にさせてはいけない。 上司が尋ねた質問についてだけ、尋ねられた範囲で部下に意見を言わせるようにすることだ。 上司に突っかかってくるような部下とは、理詰めで議論をする必要がある。 その場では部下の主張が正しいと思っていても、上司は決して 「俺が間違えていた」などと言ってはならない。 「君の言うことについてはきちんと受け止めた。こちらでもよく考えてみる」と答えて、2、3日経ってから、部下の意見を踏まえた内容を自分の意見として指示すればよい。 部下の意見はあくまで参考として聴取するだけで、その判断については自分で行うという態度を貫くことが重要なのだ。 部下に事実上の判断を委ねているという印象が広まると、部下はそういう上司を軽く見るようになる。 部下から軽く見られるよりは、恐れられている方がいい。 組織に貢献してくれるのは「優秀な者」よりも 「能力は並の上だが、忠実な者」のほうだ(織田信長) やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。 (山本五十六) 資本主義社会で大金持ちになりたければ、大会社での競争に勝ち抜いて役員になり、年5000万円を超える役員報酬を得るか、起業して儲けるしかない。 富者にならなくてもいいから、貧者になることだけは避けるというのが現実的な処方箋ではないだろうか。 その場合に重要なのは、簡単には取り替えられない熟練労働者になることだ。 技術と経験を身につけた熟練労働者ならば、名誉と尊厳を維持しながら、日本社会でそこそこの生活を楽しむことができる。 本当に大切な自由は唯一つ「経済的な自由」がそうだ(モーム) 早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学などの私大文科系学部の初年度納付金は約150万円。 その後、授業料で毎年約120万円もかかる。 私が1979年に同志社大学神学部に入学したときは、授業料が年34万円、入学金が12万円だった。 当時と比べた大学の授業料は4倍以上だが、この間に平均賃金は2倍にもなっていない。 そのため、保護者からの仕送りも減少傾向だ。 日本でもこのまま教育の新自由主義化が進むと、数年後に私立大学の授業料が年間300万円、国立大学が200万円程度になる可能性が十分にある。 このような状況では、経済的理由から限られた人しか高等教育を受けることができなくなり、教育の右肩下がりが起きる。 親の経済力によって、子供が受けられる教育水準に大きな差が生じるような社会は衰退していく。 教育の右肩下がりに歯止めをかける国家戦略の構築が必要だ。 「新しい貧困」とは、いかなるネットワークにも属さないことである。 かつて貧しいとは所有しないことであったが、将来は 「何かに属さない」ということになろう。(ジャック・アタリ) 人間は、一匹の虫も作れないが、1ダース以上の神々を作った。 (ミシェル・ド・モンテーニュ) 好戦的な国民など存在しない。 好戦的なリーダー達がいるだけだ。 (ラルフ・パンチ 1904~1971) 宣戦を布告するのは老人だが、戦死しなければならぬのは青年だ。 (ハーバード・フーバー) ナショナリストは、味方の残虐行為となると非難しないだけではなく、耳にも入らないという、すばらしい才能を持っている。 (ジョージ・オーウェル) 私が職業作家になれたのも「黙する時、語る時」を間違えなかったからだと思う。 出世病というのも、誰もが取り憑かれている思想だ。 企業に入ってからも、出世だけを人生の価値観にしている人は、出世が難しくなった途端にやる気を無くしてしまう。 やる気がないと、能力も衰える。 人間の社会には様々な矛盾がある。人間の能力や適性には差があり、要領のいい人もいればそうでない人もいる。 世の中の問題を一挙に解決することなどできるはずがない。 かつての共産主義者やイスラム原理主義過激派は、革命によって、理想的な世の中ができると信じているが、それは幻想だ。 現実をしっかり見据えて生きていくには、労働が社会の基本になるという思想を身につけることが重要だと思う。 人生とは不思議なもので、ある段階までの地位や業績は努力によって獲得できるが、その上は運の要素が大きくなってくる。 最初に人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる。 (ジョン・ドライデン) 読書の習慣がある人とそうでない人では、人生の充実度にだいぶ差がついてくる。 それにはふたつ理由がある。 第一は、読書は情報を得るのに最も安価で確実な技法だということだ。 (中略) インターネットの情報は無料だが、信頼度が低い。 そして信頼できるネット情報のほとんどは、書籍か学術論文がオリジナルだ。学術論文は素人には理解できない場合が多いので、現実的には書籍から情報を得るのが最も堅実な方法なのである。 第二は、読書によって人生を代理経験することができることだ。他人の成功だけでなく、失敗から学ぶことも重要になる。 本というものは、わずか数行でも役に立てば、 それだけで十分値打ちのあるものだ。(津田左右吉) 愛は家庭から始まります。まず、家庭から始めてください。 やがて外へと愛の輪が広がっていくでしょう。 (マザー・テレサ) 恋愛感情は必ず冷める。結婚を続けるには、熱い恋愛とは異なる、もっと落ち着いた愛情が必要だ。裏返して言うと、お互いに相手の気持ちになって考えることをすれば、幸せな家庭を築くことはそれほど難しくない。 父親が子供たちのために出来る最も大事なことは、 彼らの母親を愛することである。 (セオドア・ヘスバーグ) 世界を一つにまとめ上げているものは、私の苦い経験から言えることには、性交である。(ヘンリー・ミラー) へそから下の領分には、宗教も真実もない (ニコラス・シャンフォール) この世に客に来たと思えば、何の苦もなし、 朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし。 元来客の身なれば、好き嫌いは申されまじ。(伊達政宗) 信じるなよ、男でも、女でも、思想でも。 ほんとうによくわかるまで。 わかりが遅いってことは恥じゃない。 後悔しないためのたった一つの方法だ。 (五味川純平『戦争と人間』) 50歳になると、誰でもその人のその人格にふさわしい顔になる。 (ジョージ・オーウェル) 死者に対する最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。 (ワイルダー) 宴会と同じように、人生からも飲みすぎもせず、 のどが渇きもしないうちに立去ることが一番よい。 (アリストテレス) 墓地を買うなど断じて無用たるべきこと。 勿論、葬式、告別式など一切不要のこと。 英子や楊子、並びに真に私を知ってくれる友人たちの 記憶の中に生を得れば、それで満足。(尾崎秀実)
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