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Posted by ブクログ 2024年03月24日
▼こ、これはすごい・・・。江戸後期の船乗り/商人である、高田屋嘉兵衛さんの生涯とその時代を描く司馬ワールドなんですが、この五巻はすごかった・・・。
▼高田屋嘉兵衛さんは、その生涯の後半というか終盤のあるポイントで、「ロシア軍艦に身柄を拉致される。そして軟禁生活を送るが、最終的にロシア人と信頼関係を...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月04日
江戸期の商人高田屋嘉兵衛の生涯を描いた大作。全六巻中の五巻。いよいよロシアと日本が衝突する時を迎える。
江戸幕府とロシア、それぞれの立場の良く分かる巻。余談がほとんどを占め嘉兵衛はほとんど出てこない。ラクスマン、レザノフ、ゴローニン。日本史で習った人物たちが活き活きと描かれる。
ここまでの四巻で...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月06日
2014.11.6
ロシアと日本の話。司馬遼太郎の戦争観、国家観が表れている。
嘉兵衛の蝦夷での活躍は凄まじかったのだろう。船と海を愛した好漢。ロシアとの出会い、次の展開が楽しみだ。
幕末前、この時期は商品経済の勃興という矛盾、鎖国という矛盾が露呈し始めていた。この矛盾が幕末、明治維新の原動力にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月13日
嘉兵衛さんの出番がものすごく少なく、ロシアの歴史に関する記述が大半を占めた。第4巻の一部とこの第5巻を丸々使ってロシアという国を解説する司馬遼太郎さんの心意気を感じた。日本にとってロシアは決して優しい隣人ではなく、日露戦争、ノモンハン事変、第二次世界大戦、東西冷戦、今日では数多くの領空侵犯と色々なこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
次巻の6巻で主人公・嘉兵衛がロシアに拉致されることの背景説明の巻。
当時のロシアの国情に関する記述や、ロシアから日本に初めてつかわされた使者レザノフの航海、レザノフ配下による択捉島の日本人集落襲撃のエピソード、これに対して当時の幕府がロシアに対する態度を硬化させロシアからの使者ゴローニンを2年間幽閉...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
読んだきっかけ:古本屋で50円で買った。
かかった時間:8/19-9/23(34日くらい)
あらすじ: ロシアは、その東部の寒冷地帯の運営を円滑にするために、日本に食料の供給を求めた。が、幕府が交易を拒絶したことから、報復の連鎖反応が始まった。ロシア船が北方の日本の漁場を襲撃すれば、幕府も千...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月11日
この巻は、長大な前フリだと思います。高田屋嘉兵衛が全然出てこない。最後のほうに、少し出てきたと思ったら、 嘉兵衛が大きな歴史の渦に巻き込まれそうな予感を残し終了。といってしまうと簡単ですが、これから本格的に絡んでくるロシアという大国の( 嘉兵衛と同時期の )歴史的背景が緻密に描かれており、この伏線が...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月06日
5巻では、嘉兵衛の話を離れ、当時のロシア事情や間宮林蔵について紙面を割いている。脱線と思いきや、6巻で嘉兵衛がロシアに行くことになる背景に繋がってくるのだが。
ピョートル大帝がロシアの近代化の開祖であるが、当時、その近代化を進めたのは北欧やドイツ系の人だったりする。
エカテリーナ2世もドイツ人だ。...続きを読む
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