フランケンシュタイン

フランケンシュタイン

若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の起源に迫る研究に打ち込んでいた。ある時、ついに彼は生命の創造という神をも恐れぬ行いに手を染める。だが、創り上げた“怪物”はあまりに恐ろしい容貌をしていた。故郷へ逃亡した彼は、醜さゆえの孤独にあえぎ、彼を憎んだ“怪物”に追い詰められることになろうとは知る由もなかった――。天才女性作家が遺した伝説の名著。

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フランケンシュタイン のユーザーレビュー

4.4
Rated 4.4 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    小学生時代、学校の図書室にあった児童向け版を読んでから、20年以上ぶりに読み返したら、胸に迫る原作の緻密な描写に改めて圧倒されました。

    人間の立ち入ってはいけない「禁忌」の境界線、自分という存在は一体何のために生まれてきたのかという人間の命題、外見から起こる差別など、200年以上前に書かれた作品で

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    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    原題も"Frankenstein"、初出は1818年。
    フロストシリーズで毎度テンポの良さとユーモアに富んだ訳で唸らせてくれる芹澤恵さんによる新訳。芹澤恵さん、こんな古典ものの翻訳もされているのねー、これからも色々と読みたい訳者さん。

    書かれたのが200年前というのがまず驚くし

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    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    恐ろしくも美しく、身勝手で哀しい物語。
    最期の怪物のセリフは、心からの叫びとして胸に突き刺さる。

    俗っぽい言い方をするなら…、
    「ただし、イケメン(≒容姿普通以上)に限る」。
    作中幾度となく人間のもつ性善説的な描写に出くわすけれも、それも相手の容姿ひとつで簡単に翻ってしまう。
    心地よい登場人物たち

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    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    ヘンリーにお気楽さを感じてしまう
    メアリーシェリーも夫パーシーの詩人たるロマンティシズムに同じものを感じてたのかも、とか

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    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    怪物誕生は何を意味するか。『フランケンシュタイン』は、子供を産むことに対する母親の不安を描いた「出産神話」であるとする考察がある。確かに、作者メアリは、自身の誕生により母親を亡くし、彼女自身も度重なる流産を経験していることから、出産に対するトラウマを怪物誕生のドラマとして具現化したと考えることも十分

    0
    2022年11月30日

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