童貞放浪記

童貞放浪記

596円 (税込)

2pt

3.5

T大出だが童貞の大学講師、金井淳・三十歳は、好きになった後輩、北島萌・二十七歳と同衾にまでこぎつけた。まず萌が手で淳のペニスを愛撫し、淳も萌の陰部を探った。萌は濡れていた。少し愛撫して中へ指を入れてすぐに淳は自分の無知を痛感した。そこがそんなに複雑な構造だとは知らなかったのだ。淳は緊張した――(「童貞放浪記」)。他、二編。

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童貞放浪記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本作の著者を西村賢太と並べて「新私小説派」と呼ぶ人もいるそうだけど、同じ私小説でも作風は全く違う。西村賢太は社会の底辺のダメ人間を描くが、小野谷敦が描く主人公はエリート。ダメ人間がさらけだすより、エリートがさらけだす方が失うものがある分リスクが大きい。今後もつながっていく重要な人間関係がない人が、も

    0
    2011年03月07日

    Posted by ブクログ

    あんまり私小説というジャンルの本を読んだことがなかったから、
    ぐだぐだと、よくわからん人たちのフルネームとか出てきて、
    うじうじした様子を読んでみるのは、興味深かった。
    というか、どうしてあんな風になっちゃうのか、
    自分の私小説風とか書いてみるとあんなになっちゃうのか、
    何とも不思議。

    2つ目の作

    0
    2010年04月17日

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