功名が辻(四)
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功名が辻(四)

719円 (税込)

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関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。

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功名が辻 のシリーズ作品

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  • 功名が辻(一)
    719円 (税込)
    天下にむかってはなばなしく起ち上った織田信長の家中に、ぼろぼろ伊右衛門とよばれる、うだつの上らない武士がいた。その彼に、賢くて美しい嫁がくるという……伊右衛門は妻千代の励ましを受けて、功名をめざして駈けてゆく。戦国時代、夫婦が手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊の痛快物語。全四冊。
  • 功名が辻(二)
    719円 (税込)
    木下藤吉郎(豊臣秀吉)の手についた伊右衛門の出世は、遅々としてならない。そして日の出の勢いだった織田家に転機がきた。信長が本能寺で斃されたのである。跡目をねらう諸将の中で、いち早くとび出したのは秀吉であった。伊右衛門にも運がむいてきた。四十歳を目の前にして、彼はやっと大名になった、わずか二万石の……。
  • 功名が辻(三)
    719円 (税込)
    絢爛たる栄華を誇った豊臣秀吉の天下がかたむきはじめた。かれに老耄の翳がさし、跡継ぎの秀頼はなお幼年の域を出ない。諸大名を掌握し、じりじりと擡頭してくる徳川家康に対して、秀吉は防戦にまわった。かれが死をむかえれば大波瀾はまぬがれぬであろう……。伊右衛門・千代の夫婦は二人して将来への道を必死に探し求める。
  • 功名が辻(四)
    719円 (税込)
    関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。

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功名が辻(四) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    全体を通して読みやすい物語だった。
    千代の先見の明もしかり、織田、豊臣、徳川と次々と変わる時代の流れを読み、人の心を読む力が凄い。それに山内一豊の律儀さ謙虚さが合わさり、2人なら夫婦仲良い掛け合いが面白い。2人が死ぬまでの話はかなりすっ飛ばしてる感あり、物語はあっさり終わる。見所は豊臣から徳川へ仕え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    全4巻の物語の完結巻。山内一豊のことはよく知らなかったが、彼が千代のサポートのもと、見事土佐の大名に任ぜられるところまでは、痛快な話だった。しかし、土佐土着の武士、一領具足たちの反乱が治らなかったため、その指導者たちを騙し討ちのようにして虐殺する場面は悲しかった。
    最後に、長い「おわりに」がある。一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月04日

    律儀だけが取り柄の暗愚な国主。
    本書を読んで、それ以外のイメージが湧かない。
    堂々たる、千代の手綱さばきだけがクローズアップされる。
    司馬遼太郎には珍しく、女性が主人公。
    繊細にして、大胆な千代の性格を見事に描ききっている。

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    Posted by ブクログ 2015年05月04日

    もう、何年前になるだろうか?歴史系小説が好きになったきっかけの本。最近、歴史年表が気になっていて本書も再読してみる。再読してもやはり面白く、特に後半はグググッっと引き付けられる。

    織田、秀吉、家康に使えてきた山内豊一の話。機転の利く妻の協力もあり、最後は四国の大名にまでなる。

    織田、秀吉、家康と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月07日

    関ヶ原で勝ち、土佐一国を拝領した時までは夫婦二人三脚で階段を一段一段駆け上がってきた努力が報われて良かったと読んでいて嬉しくなった。
    しかし、土佐入国後に一豊のあまりの変わりようにガッカリさせられた。国主になったプレッシャーがあったのかな。最後は読んでいて寂しくなった。
    土佐独自の身分制度が出来上が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月31日

    あっという間に全巻読破。今まで数多く司馬遼太郎作品を読んで来たが、この作品ほどサクサクと読めた長編作品はなかった。ありていに言えば、面白くてためになる作品である。主人公を一土豪から一国一城の主へと出世を遂げた夫とその賢妻という視点も面白いし、信長、秀吉、家康という三英傑と微妙に絡み合うさまも日本史フ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    人の人生とは不思議なものだなぁという印象が大きく受けた。

    一豊は一貫して真面目でコツコツと積み上げていく、千代は独自の感性と時代の流れを汲み取る力でお互いに支えて登ってきた。そこには運も絡んだであろうことは明白であるが。

    最後はどちらの考え方にも正解はなかったというと語弊があるが、どちらのやり方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月21日

    とても興味深く読んだ。
    山内一豊が土佐の地を家康から拝領した理由、高知という名付けの意味、高知に入ってからの一豊と千代のすれ違い。
    幕末、薩摩、長州と並んで勤王の志士をたくさん生んだ土佐だか、その背景は前者の二つとは違うような気がした。司馬氏の見解を聞いてみたいと思った。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月13日

    歴史長編小説。
    四巻やっと読めました。

    律儀だけが利点の旦那(この言い回しは何度も出てくるが、作者が結構歴史人物をディスっていて最初驚いた)
    を一国の主へと上手に導いていく千代の賢さが面白かった。
    これは、会社の上司に対しても使えるかも、などと勉強になりました。

    これから先どうなっやって出世して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月03日

    真面目さだけが取り柄のパッとしない一豊が、妻の才女・千代に導かれながら戦国時代を生き抜き、土佐藩主に成り上がるまでの物語。
    男の自分としては、不器用にもひたむきに立身を目指す一豊の生きさまに共感。
    一方で、千代の眩しいほどの才覚に、時に感動しつつ時にイラッとするのも自分が男だからか。

    0

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