涙(下)
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涙(下)

781円 (税込)

3pt

川崎、熱海、焼津、田川……わずかな手がかりをもとに、萄子は必死に婚約者の跡を追った。やがて捜査から、ある男が重要人物として浮上するが、勝が逃亡する理由は不明のまま。勝への思いが消え入りそうな萄子だったが、当時米領の沖縄・宮古島に彼がいる可能性を大阪で知る。島でわかった慟哭の真実とは? 1960年代の出来事・風俗をちりばめ、男女の一途な愛を描いた傑作ミステリー!

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  • 涙(上)
    693円 (税込)
    「ごめん。もう、会えない」。東京オリンピック開会式の前日、婚約者で刑事の奥田勝から、電話でそう告げられた萄子は愕然とする。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が惨殺され、奥田が失踪していたことも判明。挙式直前の萄子はどん底に突き落とされた。いったい婚約者の失踪と事件がどう関わっているのか。間違いであって欲しい……。真実を知るため、萄子はひとりで彼の行方を追った。
  • 涙(下)
    781円 (税込)
    川崎、熱海、焼津、田川……わずかな手がかりをもとに、萄子は必死に婚約者の跡を追った。やがて捜査から、ある男が重要人物として浮上するが、勝が逃亡する理由は不明のまま。勝への思いが消え入りそうな萄子だったが、当時米領の沖縄・宮古島に彼がいる可能性を大阪で知る。島でわかった慟哭の真実とは? 1960年代の出来事・風俗をちりばめ、男女の一途な愛を描いた傑作ミステリー!

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涙(下) のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    まだ私が若かりし頃、20代の時に読みました。

    今までで面白かった本は?と聞かれたら、宮部みゆきさんの「火車」と、乃南アサさんの「涙」と答えます。20年以上経ってるのに、今だに面白かった記憶が強い本。内容は忘れてますけどね。


    「涙」は当時、半身浴をしながら小説を読むのが日課だったんだけど、もう本

    0
    2023年10月21日

    購入済み

    涙の真相

    突然、目の前から消えた婚約者を探し求め各地を訪れ、ついに「地の果て」にたどり着いた女性。そこには、変わり果てた姿と昔から変わらない姿の両面を持った婚約者が暮らしていた。この「地の果て」でようやく愛する男性と再会することができた女性の「涙」を感じる瞬間。乃南アサさんの「地の果て」を表現する情景は透明感

    0
    2020年04月28日

    Posted by ブクログ

     年の瀬、萄子(とうこ)の家に、結婚して家を出た娘の真希がひょっこり帰って来ます。軽い調子で話していますが、夫に浮気され、実は相当傷ついているようです。結局、真希は3ヶ月後に離婚しますが、友達に誘われていった沖縄から、立ち直りを示唆する明るい便りが届き、萄子はほっとします。
     ただ、安堵する一方で、

    0
    2016年08月19日

    Posted by ブクログ

    泣きました。
    上巻では見えなかった、登場人物の側面が見えてきて、萄子の奥田探しの旅も大スペクタクルとなり、一気に読んでしまいました。
    なんで、現代から始まったのかな?と思いましたが、現代で締めくくられ、実は、昭和の事件だけでもかなりの小説だったのに、そこにある現代がまた涙をさそう。
    今まで読んだ、乃

    0
    2012年09月23日

    Posted by ブクログ

    情景描写、心理描写、内容、すべてが萄子、韮山、関係する人達の気持ちを強烈に感じさせ涙腺崩壊を何度も我慢しながら読み進めたが最後の章はこらえきれない。
    押し殺すことも納得することもできない気持ちをエネルギーに萄子は勝の姿を追い続ける、同じように勝を追っていた韮山は見えていなかった事実に気づく、それぞれ

    0
    2012年09月04日

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