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後戻りできなかったのは、なぜか
1941年12月8日、真珠湾攻撃――日米開戦は不可避だったのか。近年新たに公開された史料を元に、日・米・英・独・ソなど各国が行っていた諜報活動=「情報戦」の実態と、数多の人物たちの思惑と欲望が複雑に絡み合いながら、真珠湾攻撃にもつれ込んでいくまでの様を生々しく描く。昨年12月8日に放送され好評を得たNHKスペシャルの書籍化。
■目次
プロローグ 開戦前夜
第1章 謎のスパイ・ニイカワ
第2章 スパイ・マスターの誤算
第3章 チャーチルの影
第4章 コード・ブレイカー
第5章 独ソ戦錯綜する情報
第6章 ダブル・エージェント
第7章 ポイント・オブ・ノーリターン
第8章 真珠湾潜入
第9章 ワシリエフ文書
第10章 N工作
エピローグ スパイたちのその後
Posted by ブクログ 2020年01月10日
【この瞬間,世界を動かしていたのは,物理的な力ではなく,情報の力だった】(本文より引用)
真珠湾攻撃に至る前の数ヶ月間に列強間で行われた諜報戦に焦点を当てた作品。日本を始めとする各国のスパイたちが,戦争回避や自国の利益のためにいかに動いたかを丹念に追っていきます。著者は,「NHKスペシャル」等の番...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月12日
・イギリスが保管する「ウルトラ文書」が、日本の戦争直前の諜報活動を物語ってくれる。
・アメリカ国内に築かれた日本の諜報機関といえば、「東機関」が有名。
・ロンドンやワシントン軍縮条約で日本は追い込められた、とする向きもあるが、実際は、アメリカやイギリスの戦艦保有量も制限されたのであり、国力の差からす...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月15日
様々な意図によって操られるマスメディアから一方的に流される情報は基本的に信用しない。
なるべくソースの異なり、思想信条、利益などが異なる様々な情報源からの情報を収集し、状況判断をしていきたい。
しかし、まだ、それらの情報には、表面からは見えていない情報が、真の意図が隠されているのではないか?
昨年...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月22日
日本がなぜ、戦争に突き進んだか。諜報戦争の面から覗く、第二次世界大戦。ゾルゲ程度しか二次大戦のスパイは知らなかったので非常に興味深かった。
日本が英米との情報戦争で大きく差をつけられ敗北の原因になったというのは有名な話ではあるが、本書を読むと、日本も日本なりに努力していたことがうかがえる。コードネ...続きを読む
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