人はなぜ宗教を必要とするのか

人はなぜ宗教を必要とするのか

715円 (税込)

3pt

3.6

宗教なんてインチキだ、騙されるのは弱い人間だからだ―「無宗教」を標榜する日本人は、たいていそう考える。しかし、そんな「無宗教」者も、「本当の生き方」を真剣に模索しはじめたとき、また、人の死など身にあまる不条理を納得したいと願ったとき、無宗教ではいられなくなってくるのではないだろうか。宗教に対する誤解にひとつずつ答え、そもそも宗教とはどういうものなのかを説き、「無宗教」から「信仰」へと踏みだす道すじを平易に語っていく一冊。

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人はなぜ宗教を必要とするのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人は生きてる限り仕事や恋愛、学業、それに親の介護や子育てなど何らか悩みを抱えながら生きている。それらに一切の悩みなく、全てが順調、経済的にも全く問題なし、というのはどこか石油でも掘り起こしたような遠い国の王族ぐらいであろう。そういった人たちでさえお金の使い道で悩んでいるかもしれないが。人は悩んだり困

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    本の題名と内容は一致していない。
    第四章あたりで、宗教を必要としないで「納得」していく人もいる、という結論が出ているし、「なぜ宗教を必要とするのか」は中心的な議題ではなさそうと感じた。

    五章六章は、「どのようにすれば宗教と出会えるか」について。

    「はじめに」で書いてあるけれど
    ムラの消失や「自然

    0
    2013年01月19日

    Posted by ブクログ

    宗教への批判を分類し、各批判に答えている3章が
    個人的に得るものが多かった。
    宗教への批判は的外れなものが多い。

    日常では遭遇しない、
    常識では対処できない事柄に遭遇した人は、
    その意味を求めざるおえない。
    宗教とはそれに「納得」する説明を与えるものである。

    著者は「自然宗教」において大切である

    0
    2012年08月13日

    Posted by ブクログ

    『日本人はなぜ無宗教なのか』の続編。日本人は一般的に、無宗教とは言いながら、立派に宗教的な精神生活を送ってきた歴史を検証しながら、丹羽文雄さん、夏目漱石さん、兼好法師などの綴ってきた文書を分析し、日本人の宗教観を抉り出している。

    フットルース的な資本主義が進行し、日本人もニヒリズムに陥ってしまうリ

    0
    2011年09月12日

    Posted by ブクログ

    「無宗教」と表現される日本人の宗教観を分析した本です。日本という精神風土は、決して宗教から離れたものではないことが分かります。

    「宗教学通論」という授業に対する期待の2~3割はこの本で満たすことができると感じました。

    0
    2010年10月15日

    Posted by ブクログ

    『日本人はなぜ無宗教なのか』(ちくま新書)の姉妹編ということですが、前著が日本人の「無宗教」的宗教観の歴史的経緯をくわしく解説しているのに対して、本書は著者自身が考える「無宗教からの宗教」がストレートに語られているように思います。

    著者はとくに浄土宗・浄土真宗の「凡夫」という発想に共感を寄せており

    0
    2017年12月03日

    Posted by ブクログ

    「日本人はなぜ無宗教なのか」に続く本。

    タイトルとは違い「なぜ宗教を必要とするのか」では
    なく、「無宗教と言われる日本人の宗教観」と「宗教心
    を持っているであろう日本人がこれから既存の宗教と
    どのように関わり合うか」について書かれた本と言える
    のではないか。

    「宗教」への道のりを示すガイドブック

    0
    2015年01月05日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    宗教なんてインチキだ、騙されるのは弱い人間だからだ―「無宗教」を標榜する日本人は、たいていそう考える。
    しかし、そんな「無宗教」者も、「本当の生き方」を真剣に模索しはじめたとき、また、人の死など身にあまる不条理を納得したいと願ったとき、無宗教ではいられなくなってくるのではないだろうか。

    0
    2014年10月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ○一方、「自然宗教」とは、「自然発生的」な宗教という意味です。自然を崇拝するという意味ではありません。「自然宗教の特色は、「創唱宗教」と比べるとはっきりします。つまり、教祖とよばれるような人はいないし、聖典にまとめられるような明確な教義もありません。たとえば、日本の「自然宗教」では、人は死ねば、一定

    0
    2017年02月26日

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