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仏法末世が信じられた鎌倉初期、念仏だけを称えれば救われると説いた法然。従来の仏教的価値観を根本的に覆した思想の真髄を、平易な訳と原文で紹介。強靭な求道精神の魅力に迫る浄土宗・浄土真宗の基礎文献。
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Posted by ブクログ
日々、なかなかと得心いかず、法然とか読んでる 選択本願念仏集 末世の現代、教えは残っても修行は失われ、悟りはない しかし、その名を唱える全てを浄土に迎えるとの阿弥陀如来の本願を頼み、念仏しなさい 南無阿弥陀仏 現世そのものが悟り、だから今のままでいい、ライフイズビューティフル!っていう本覚思...続きを読む想による堕落のなか、念仏という最も簡単で、本願にかなった実践を、ちゃんと浄土思想の経典のなかから発見した、異端の男ホーネン!! しかし、来世の浄土を約束する念仏は、現世利益を追求する近世以降、失われる
法然が、浄土三部経と中国僧・善導にひたすら依拠して、専修念仏の正当性をくりかえし説いている。それだけに現代語訳最末尾の訳注[訳者ノート]にある、「中国では、念仏は禅と兼用されるのが普通であり、善導のごとき、念仏一行を選択するということは大方の賛同を得ることができなかったようである。朝鮮においても事情...続きを読むは同じである。」というコメントが痛烈だ。しかしそれでも法然が専修念仏にこだわった事情は、巻末の訳者解説にわかりやすく述べられており納得がいく。本書は、全体に簡にして要を得たつくりの良書といえる。
聖人、法然上人の書いた本。お坊さん向けに書いた本じゃなく、九条兼実の要請で書いた本らしい。あと何十年か人生があるとして、のんびり古典を読んでいくのは楽しそうだと思う。
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