タルト・タタンの夢

タルト・タタンの夢

662円 (税込)

3pt

カウンター七席、テーブル五つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟は、フランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修業してきた変人。無精髭を生やし、髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。常連の西田さんが体調を崩したわけは? フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか? 絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ!

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タルト・タタンの夢 のユーザーレビュー

ミステリを読みたいけど、殺人のような重い事件はちょっと…と言うあなたに。素敵な料理と「日常の謎」を楽しめる、こちらの一冊はいかがですか?
舞台は下町にある小さなフレンチレストラン。ここに持ち込まれる様々な謎に挑むのは、無精ひげを生やした店長兼料理長の三舟シェフ。フランス修業時代、その名前と風貌からサムライの子孫と呼ばれた強面シェフが、美味しい料理と気の利いた名推理を披露してくれるんです。
作中、聞き慣れない料理の名前も出てきますが、そこは語り手、新人ギャルソンの高築君がお腹の空く描写と共に解説してくれるのでご安心を。なかでもシェフ自慢のヴァン・ショー(ホットワイン)は絶対に飲んでみたくなるはず!
なじみの店に来たかのような雰囲気と、穏やかな結末に「ほっ」とできるステキな短編集。さぁ、どうぞ召し上がれ。

4.0
Rated 4 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    謎解きと美味しい料理と一粒で2度美味しいミステリー。
    ちょっとした会話から真実を見抜くシェフの推理力がすごい

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    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    家に置かれていた大量の椎名誠本が由来だろうか、料理の出てくる小説に目がない(否、小説に限らず料理に関する本全般に目がない)私であるが、タイトルとあらすじで即購入。タルト・タタンとタイトルにある通りフレンチ料理店が舞台となる小説だ。小さい店舗ながらキャラが立った主人公ら従業員たちの働くビストロ・パ・マ

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    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    ビストロの雰囲気を想像しながら読むことができてとても素敵な本でした、読み終わった後に自分で登場したワインやフランス料理を調べて2度楽しめちゃいます

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    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    読み始めたときは句読点の多さが気になってちょっと不安だったけれど、お話が面白くてすぐにそんなことは気にならなくなった。とっても読みやすい。軽やかでさらっとしているお話に、さまざまなフランス料理がうまく絡まっていて、おいしそうだなあ…食べてみたいなあ…と思っているうちに読み終わってしまった。おいしそう

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    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    すっかりフアンになった近藤史恵さんの作品。「ビストロ・パ・マル」シリーズの第1作。実はシリーズ原作のテレビドラマを以前に観ていて、更に半年ほど前に第3作の「マカロンはマカロン」も先に読んでしまったのだが、やっぱり最初から読んでみたくなり、あらためて本作を入手。内容がほぼ分かっているにも関わらず、とて

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    2024年12月03日

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