無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2024年03月13日
なぜいま井伏鱒二を読もうと思ったのか、それが全然思い出せない。
2、3ヶ月まえに青木南八との交流をテーマにした「鯉」を読んだけれど、この『山椒魚』はそれより随分前から積読されていたから、「鯉」を読む前から何かが気になっていたのだろうと思う。それが一体何だったのか。
ただ何となく思うのは、何か「手触...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月23日
井伏鱒二の懐の大きな文章が堪能できる短編集。ストーリーとか小説の意味とか関係ないというのは乱暴すぎるかもしれないけどとある視点で絵画的に世界を優しく切り取るというようなふうに感じる。その結果「これは何を言いたいんだろう」という感想を持ってしまうものもあるけど、それが世界というものかもしれない。
代表...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月29日
言わずと知れた、超有名な作品。
教科書にも採用されたらしいが、多分習っていないので読む機会がなかった。
表題作『山椒魚』は、改変前のもの。
蛙の気持ちになってみると、いよいよ自分の命が尽きようとしているとき、怒りの感情が沸いてこないのも頷ける気がする。
ずっと二人で岩屋の中にいて、悪態ついて過ごして...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月25日
作品の出来不出来が激しいように思えた。旅する主人公と、その旅先の人々との交流を描いた話が多かったが、同じ型の作品を並べるとこうなってしまうのかもしれない。
似た作家として、漫画家のつげ義春を思い出した。特に「言葉について」などは彼の「紅い花」とよく似ている気がする。比較して読んでみるのも面白いかもし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月05日
処女作と思えない老成した感じの「山椒魚」
設定が面白い「掛持ち」
ひねくれたユーモアの「言葉について」
幻想的ですらある「朽助のいる谷間」「へんろう宿」「シグレ島叙景」
女性との関係を滑稽に描く「岬の風景」「女人来訪」
いっぽうこちらは男同士「寒山拾得」「夜ふけと梅の花」
鳥シリーズ「屋根の上のサワ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。