無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年11月06日
まず驚いたのが大江健三郎が20代前半の時に書いた作品が多かったこと。
難しかったし、これだけの物を書いていたのに驚異的なものを感じた。
主に青年だけど女性も色んな性質の人が出てきたのが強く印象に残っている。
殆どの人たちは倒錯した性生活と自己欺瞞に苦しみ、苦い生活を送っている。
人間性、人間とはとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月26日
大江健三郎さんの作品は亡くなってから、読み始めたくちだけど、もっと若いうちに読んどきたかったなと思う。
難しいイメージだけど良く噛み砕いて読めば、ユーモアや皮肉を込めたメッセージ性のある大衆的な作家だと思った。性的な話も文学的になってしまうから凄い。10編の短編集。面白い。自分的には最後の話が一番好...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月01日
初期短編集。
「奇妙な仕事」「動物倉庫」「見るまえに跳べ」など特に面白く読んだ。
反面、読みづらく感じたものもいくつかあった。
『死者の奢り』に比べて色々試している実験的な作品がピックアップされた短編集という印象がある。若かりし大江健三郎が思想を物語に定着させようとして試行錯誤しているように読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月07日
大江好きの友達が「奇妙な仕事」を薦めてくれたから読んでみた。
「奇妙な仕事」ももちろん面白かったけど、僕的には「下降生活者」が一番面白かった。今回『見るまえに跳べ』を読んで、なんとなく自分の好きな作品の傾向が見えてきた気がする。
そして、大江の作品はやっぱり読む分には抜群に面白いけど、論じるとなると...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。