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Posted by ブクログ
町の飲んだくれや大富豪が古い童謡の順番で死んでいくライツヴィルの町。偶然なのか誰かの意図なのか解らないままに進行していく事態に、エラリイが困惑し悩みながら関わっていく。
読み終わってから色々考えてしまう。
これ一回でしかできない物語だと思う。
大きなくくりで見立てものとした場合、本作は奇妙な位置を占めるのでは?
なんだか異様なものを感じる一作。
物語としても二ヶ月以上にわたるスパンで描かれていて、あくまでも疑い続けるエラリイの姿が、異邦人である彼の孤独さをさらに浮き立たせる。
「ライツヴィルでは人々の生活が流れ進んでいく。働き、酒を飲み、争い、和合し、そして死ぬ者もあれば結婚する者もある。要するに、だれもが各々何らかの役割を果たしているのだった。
そして彼は、こうしてここに来ているが、彼の役目といえば、盲腸に一つ余分にくっついた虫様突起ほどのものではあるまいか」
悪夢的。
エラリイ・クイーン『ダブル・ダブル』再読了。中盤を過ぎても"何が起きているか判らない"五里霧中状態に、悪夢を見ている様な感覚に陥る。リーマをあんな処に潜入させたエラリイ、要反省。横溝正史の諸作品との関連も興味深かった。
Posted by ブクログ
ライツヴィルシリーズの4作目
【あらすじ】
ある日、エラリー宛に匿名の手紙が届く。そこにはライツヴィルの富豪の訃報が載った新聞の切れ端が入っていた。そして、別の日に届いた手紙には、先の訃報に関連した人物が行方不明になったとの切れ端が入っていた。
やがて、行方不明の人物の娘がエラリーの元に尋ねてくる。天真爛漫に育った彼女の言動に困惑しながらも、エラリーは彼女と共にライツヴィルで捜査を始める。
【感想】
童謡がプロットに深く関わっている。童謡を使って次の被害者を暗示させる件は、クリスティーの著名作が頭に浮かんでしまう。トリックも少しABC殺人事件(ある規則に当てはめることで真犯人を隠す)に似てるが、本書は全員が何かしら関係を持っている状況なので、犯罪の豪快さは感じにくい。
タイトルが表すようにやたらとダブルに拘っているので、複数犯だった(しかも協力者は娘とか)だったら面白かったかも。
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