人間の尊厳と八〇〇メートル

人間の尊厳と八〇〇メートル

565円 (税込)

2pt

3.1

「俺と八〇〇メートル競走しないかい」。偶然こぢんまりとした酒場に入った“私”は、そこで初対面の謎めいた男に異様な“賭け”を持ちかけられる。男は人間の尊厳のために、競走をしなければならないと説くが──。あまりにも意外な結末を迎える、一夜の密室劇を描いた表題作ほか、極北の国々を旅する日本人青年が遭遇した二つの美しい謎「北欧二題」、完全犯罪を企む女を待ち受ける皮肉な結末「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」など、本格の気鋭が贈るバラエティ豊かなミステリの饗宴。第64回日本推理作家協会賞受賞作を含む、5篇の謎物語。

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人間の尊厳と八〇〇メートル のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    前から気になっていた作家だったので、短編集なら雰囲気を知るには丁度いいだろうと手にとってみた。

    なかなか受賞が難しいといわれる推協賞の短編部門を受賞したという表題作はなんともお洒落な作品だった。
    結末のオチが効いているのは勿論、800メートル競争することがなぜ人間の尊厳を証明することになるのか、と

    0
    2014年09月17日

    Posted by ブクログ

    ○ 総合評価   ★★★☆☆
    〇 サプライズ  ★★☆☆☆
    〇 熱中度    ★★★☆☆
    〇 インパクト  ★★☆☆☆
    〇 キャラクター ★★☆☆☆
    〇 読後感    ★★★★☆ 

     よく言えばバラエティ豊かな短編集。雑多な作品が収録されている。どの作品もテイストは違うが,十分に楽しめる秀作ぞろい

    0
    2019年12月04日

    Posted by ブクログ

    サクサク読めるのと読後感の良さよ。こういう味わいのミステリって他になんかあったかなぁと、何とも例え難い。各々の話でのキャラクターたちが語る内容が面白かった

    0
    2015年09月14日

    Posted by ブクログ

    こじんまりとしたバーで、「わたし」が初対面の男から持ちかけられた、謎めいた“賭け"の行方は・・・。

    短編集です。
    ちょっとした日常の謎とか歌野晶午みたいなワンアイデアで一本くらいの軽いミステリとかバラエティに富んでいます。いい意味でも悪い意味でも統一感がない一冊かもしれません。逆にいうと

    0
    2015年08月11日

    Posted by ブクログ

    深水黎一郎のミステリ短編集。
    表題作は日本推理作家協会賞作品、これはよかった。洒落た感じと、切れの良い起承転結、読後感も良好。
    それと「蜜月旅行」は楽しめたが、他が微妙だった。
    メフィストデビューの作者の色合いは不安定であり、どちらかといえば、“らしさ”がない作品のほうが好き。
    となると、相性はよく

    0
    2015年06月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何故、見ず知らずの相手と夜中に競争しなければならないのか?
    100メートルでも1キロメートルでもなく、中途半端な800メートルを指定する理由は?
    これらの根拠を、量子力学を基に医学や文学にまで言及しながら説明していくのですが( ^ω^ )

    読んでる最中は、「成る程ね〜突飛な発想だけど一応筋が通って

    0
    2014年05月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チョットした小話が5つ(各話40ページほど)

    「人間の尊厳と800メートル」
    義足の人に5万円を賭けた800m競走を持ちかけた男が、ゴツイ人も参加すると言われ退散する。(ゴツイ人も実は障害者だった)

    「北欧二題」
    1.おもちゃ屋でカード決済出来ない国王が、お札の顔で本人確認する。
    2.館員が閉館

    0
    2015年02月17日

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