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Posted by ブクログ 2017年10月07日
この本は 昭和40年代後半から50年代前半 朝日新聞に掲載された連続小説で当時社会問題となっていた環境汚染をうまく伝えている。当時話題の小説だったわけで 自分が育った時代 戦後の高度経済成長期の真っただ中 複合汚染の中だったことに検めて知って驚く。 自分がこんなに無知だったとは・・・。あらゆる分野...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月15日
すごい本だった。約40年前に発表された、環境汚染に関する本である。発表当時は社会にかなりの衝撃を与えたに違いない。
朝日新聞に連載され、小説という形態をとっているものの、作者の綿密な調査・研究に基づくノンフィクションである。日本人を取り巻く、大気、水、土の農薬や化学物質による汚染に警鐘を鳴らしている...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月06日
題名からあまり関心を惹かないものだった。読んでみて、衝撃だった。昭和49年に書かれた内容から、消費者の野菜に対する考え方は変わっていない。そのため、有機の野菜が儲からない構造も変わっていない。
火が文明の始まりで、それと同時に虫歯が始まった。
稲を植えた後にタマネギを植えると良い。コンパニオンプラン...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月08日
1974~75年の『朝日新聞』連載小説。といっても、脚色があるとはいえ、ストーリー性はない。「小説」というよりもルポルタージュに近い内容。冒頭の選挙応援に始まり(本題ではないが、これはこれで面白い。菅直人も登場)、化学肥料、除草剤、合成洗剤、食品添加物、PCB、配合飼料、自動車排ガス、交通事故などあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月22日
高1の頃読んで衝撃を受けた本。
母となり読み返し、より深刻になってしまった今の現状がとても情けなく、悲しく思った。
当時は大人に対して腹を立てていたけど、
大人になって私は何をしてきただろう…?
食べること、使うこと、捨てること…
水に流すにしろ、燃やすにしろ、捨てたものは必ず私たちと子ども達、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月20日
この作品は、昭和49年に8ヶ月半にわたって朝日新聞の小説欄に連載されたものである。
そこから40年近く経っている現在、あまり状況は変わっていないように思い、愕然とする。
当時も著者のように、食品・環境汚染を危惧していた人がいたのに、どうして改善されないのだろうか。
例えば、ライポンFという台所用洗剤...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月21日
・便利さと毒性が表裏一体をなしているところに、公害解決の難しさがある。(p.60)
・子供がなければ、やっていない。危険な農薬使っても、楽な方がいい。という言葉ほど私の心に重く響いたものはなかった(p.176)
・フランク婦人「虫食いリンゴを喜んで買うようになれば、消費者と生産者とは利益が一致するの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月08日
面白い。読みやすい。
公害、環境汚染、農薬、毒etc...にていてのエッセイ。
タイトルにもある複合汚染についても勉強できるんだけど(勉強と聞いて構えないでほしい)、著者の行動力には感化された。←これ大事‼
アンテナを張り巡らし、何でも疑ってかかる姿勢が素晴らしい、憧れるのでこれから私も真似をしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月02日
政治の舞台から 日本の環境 生活汚染への急速な展開。
それは、政治の意識を持って取り組むことを匂わせている。
科学の進歩によって 人間生活の多様な変化に対して
直視する姿勢。
その変化の中から 矛盾をつぶさに見通す能力を持つ。
健康のひずみ
大気汚染・・・排気ガス 工場の煙
海・・・・・・企業の垂...続きを読む
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