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Posted by ブクログ
今年(2017年)の夏頃、Twitterなどで「横浜市の中学校の昼休みが非常に短く、子どもたちがゆっくり昼食をとれない」という話題を目にし、学校給食のありがたみやあり方について考える機会がありました。
そう云えばちょっと前に天海祐希さん主演で給食調理員のドラマをやってたっけと思い出し、原作を読んでみようと思い立ったのですが、どうやらそちらは書き下ろし脚本だったそうで……。そんな折、ネットで同モチーフの本書『給食のおにいさん』の存在を知り、即購入した次第。
読んでいる間に大磯町の給食食べ残し問題(その後、異物混入も発覚)なども起こり、フィクションとノンフィクションがリンクする中で食と安全、子どもと給食について改めて意識するきっかけとなった作品です。
プロの料理人として挫折を味わい、不承不承ながら給食調理員として働くことになった主人公・佐々目宗。子ども嫌いの彼が初めて目の当たりにした給食室は、レストランの調理場とはまた別次元の戦場だった……!
栄養バランス、予算、味、楽しさ、そして個々の子どもたちが抱える問題といかに向き合うか、支えるか。
食べるのは人間。作るのも人間。うまく行かない事もたくさんあるんだけど、だからこそ心を通い合わせられた瞬間がむちゃくちゃ尊い。
『進級』『卒業』『受験』と、シリーズ通して読みたいと思います。おかわり!
Posted by ブクログ
コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子供嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかり。さらにモンスターペアレントまで現れて。大人になりきれない料理人は給食で子供達を救えるか?笑いと感動そしてスパイスも効いた食育&青春小説。
いつだったか、天海祐希さん主演のドラマで
シェフから給食の調理員をすることになったというのを見たけど、
それによく似ていた。
最初はドラマが頭に残ってて
残像が出てきてしまってたけど、
途中からは、
ドラマよりも主人公が素直?なせいか、
「給食のおにいさん」として読めた。
とても面白かったです♪
Posted by ブクログ
給食調理員。なんてニッチなお仕事小説なんでしょう。
主人公のささめは、
美味しさを追求するレストランの料理人から、
味よりも子どもの安全が最優先される給食調理の世界へ転職。
同じく料理のプロなのに、まったく全然違う世界なんだなとおもしろびっくり。
ストーリーは保健室登校、ネグレクト、モンスターペアレント…いろんな問題を抱える子どもたちが出てきて、
子どもたちの成長とともに、
ささめの価値観が変わっていくのがとっても微笑ましい。
個性的な子どもたちも、先生も、そして同僚の調理員たちも、それぞれ魅力いっぱいに描かれていると思った。
とくに
熱心過ぎて危なっかしく、暗い過去が見え隠れする管理栄養士の毛利のキャラクターがとっても気になった。
これは続編でもっと深掘りされるのかな。期待しちゃうなー。
Posted by ブクログ
とある理由でコンクールでも優勝できるほどの料理人である佐々目は給食調理員として働くこととなった。個性的な他の給食調理員や様々なな事情をかかえる子供たち、子供嫌い&プライドの高い料理人による食育を通して描くお仕事小説。
お仕事小説でいいのがないかなぁと思っていた時、古本屋で目についたのがこの本だった。
給食を作ってる人の話なんてあまり想像したことがない。子供の頃は給食が嫌いだった自分ではあったが実際どんな感じなのだろうと思い読み始めたが、すごく面白かった。
この小説のようにがっつりと食育を行ってる学校は少ないとは思うが、物語の中で現在の子供たちの様々な悩みを給食をテーマに進む物語展開は読んでいて次はなにする?どうする?どんなものを?と続きが気になり夢中で読んでしまった。
主人公の佐々目を中心とした個性豊かな登場人物に時に笑い、時に寂しさを感じ、読み終わったあとこの作品について誰かと語りたいと思った。
そして自分の知らない世界を改めて知ることができ、佐々目のように広い視野でやりたいと思うことはやれる時にやるってことに勇気をもらえました。
会話を中心としてわかりやすく子供でも読みやすいお仕事小説、リアリティーには少しかける部分はあると思うが読んでいて手が止まらなくなるほど面白かったので本が苦手な人も好きな人にもおすすめしたくなる小説です。
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小説・文芸
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