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Posted by ブクログ 2023年10月22日
'語学の天才まで1億光年'を読んで、すっかり、この著者の作風や破天荒な内容に魅了された。
本作は、この著者の原点とも言うべき、早稲田で過ごした11年間の驚きの生活や、そこに下宿している奇妙な人々の記録である。探検部の後輩からの紹介で、実家からこの下宿に転がり込む。
三畳一間で鍵は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月22日
辺境作家、高野氏の青春記。ワセダのたった三畳の部屋に住んだ11年間で起こった日々を綴った一冊である。
高野氏の著書は普段我々が行かないような辺境の地や未開の地などのテーマに気を引かれるが、文章にしたときの面白さが尋常ではない。今回のエッセイではそれ特に際立つ。場面の切り取り方やテンポ、言葉のチョイス...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月08日
高野さんの文章は「粋」である。
その時の情景や人の感情をメタで捉えてるから一人称でも客観的で分かりやすいし読者の心の声を先にツッコんでくれるのでクスってしてしまう。そして無駄な重複表現はなく端的でスマートである。
なので野々村荘の中のトンチキな出来事をまるで天井から眺めているような気分になりワク...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月30日
探検家の高野秀行さんの若かりし頃をベースに描かれた作品。
ばかばかしいエピソードが散りばめられていて本当に楽しい。自分の通った大学もなかなか独特だなぁと思っていたけれど、早稲田大学周辺の(とくに本書に出てくる)人たちもかなり変わっていて、何だか親近感を覚える。
髙野さんは若い頃から海外のいろいろなと...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月22日
名作『謎の独立国家ソマリランド』の著者、タカノさんが、20代の大半を過ごした早稲田の三畳の下宿での生活を描いた本。正確には最後は四畳半の部屋に移っているのだが。やっていることが破天荒で面白い。
著者が本書の舞台の野々村荘に入居したのは1989年で、家賃は1万2千円。自分もその同じころ東京に出てきた...続きを読む
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