平家(二)

平家(二)

682円 (税込)

3pt

4.0

頼朝・義経の父、源義朝を平治の乱で倒した平清盛は、武門の頂点に立った。一方朝廷では、後白河上皇が、強力な院政による独裁を目論んでいた。清盛は利害の一致する上皇と意を通じ、旧弊を打ち破る政策を次々と繰り出す。藤原官僚群が生み出した政治的停滞の打破、国内の経済構造大転換を目指す日宋貿易の拡大――。しかし、改革を志す清盛を阻む最大の難敵は、後白河上皇その人であった。画期的な清盛像を描く、第二部。

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平家シリーズ のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 平家(一)
    682円 (税込)
    京では公家が権力を争い、地方では武者が土地の利権を奪い合う平安末期、地下人と蔑まれた武家平氏に清盛という英傑が現れた。並外れた知略と先見性、そして果敢な決断によって権力を勝ち取った清盛は、行き詰まった藤原官僚体制の改革と、新しい国家構想の実現を図る。諸行無常の哀れを語る『平家物語』とは一線を画し、時代の扉をこじ開けようとする、まったく新しい清盛像を描いた、雄々しくも壮大な物語。
  • 平家(二)
    682円 (税込)
    頼朝・義経の父、源義朝を平治の乱で倒した平清盛は、武門の頂点に立った。一方朝廷では、後白河上皇が、強力な院政による独裁を目論んでいた。清盛は利害の一致する上皇と意を通じ、旧弊を打ち破る政策を次々と繰り出す。藤原官僚群が生み出した政治的停滞の打破、国内の経済構造大転換を目指す日宋貿易の拡大――。しかし、改革を志す清盛を阻む最大の難敵は、後白河上皇その人であった。画期的な清盛像を描く、第二部。
  • 平家(三)
    682円 (税込)
    改革を急ぐ清盛は、日宋貿易の活性化と国政刷新をめざし福原遷都を強行。続いて、抵抗する後白河法皇の院政を停止(ちょうじ)し、朝廷を凌ぐ絶対権力を掌握する。しかし坂東では、復仇を呼号する源頼朝が蹶起、所領の利権をめぐって中央と対立する武士を取り込み、一大勢力を築きつつあった。各地の叛乱に追討軍を催す中、志半ばにして病に斃れた清盛――英傑の大志は、このまま虚しくなるほかないのか?風雲急を告げる第三部。
  • 平家(四)
    682円 (税込)
    源平の争乱に彗星の如く登場した義経。頼朝の先鋒として、前に上洛した木曾義仲を討ち、ついで勢力を盛り返した平家と雌雄を決すべく、一ノ谷から壇ノ浦まで、鬼神のごとき戦ぶりを展開する。義経の前に武運尽き、ついに滅亡の秋(とき)を迎えた平家。しかしそこには、清盛最大の政敵にして最高の理解者・後白河法皇の、恩讐を超えた千古不易の思想が秘められていた。著者渾身の大作、堂々完結。

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平家(二) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    武門の頂点に立ち、官僚政治による弊害克服と日宋貿易を通じた経済の構造転換を目指す平清盛と独自の価値観で独裁を目論む後白河上皇との協働と駆け引きがしびれる。国内の窮状とこれを貿易、最終的には技術移転をもって、経済回復を見据えていた清盛の先見性が凄まじい。後白河上皇も一筋縄ではいかない人物としての描かれ

    0
    2022年07月06日

    Posted by ブクログ

    ・人は、高きに昇るほど、恭謙であらねばならぬ。
    それが清盛の処世訓である。
    ・今日一日をなんの苦もなく送る。明日も同じように過ごせるだろう。明後日も、一年先も、十年先も・・・。そういう保証のあることを感じる日が、仕合せというのかもしれない。同時に、その一念が改革という変化を嫌うのだ。
    ・人が万物の霊

    0
    2012年01月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    建春門院平滋子の死、頼朝が北条氏に匿われるまで。
    段々、清盛と後白河法皇の仲が悪くなってきた。
    大宋貿易の談は読みごたえあり。

    0
    2011年11月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平治の乱を経て位人臣を極めた平清盛は、日宋貿易による治国済民を構想するが、平家一門は壮大な構想を理解しえず密かに孤立を深めていく……。
    平家の良心として描かれることが多い重盛も、あまりに巨大な父に対して批判的な態度をとることで自己を確立せざるを得なかったという解釈は斬新でした。
    清盛が政界遊泳を巧み

    0
    2013年05月10日

平家(二) の詳細情報

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