むかし・あけぼの 上 小説枕草子

むかし・あけぼの 上 小説枕草子

770円 (税込)

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美しいばかりでなく朗らかで怜悧、文学的才能もゆたか、類まれな女主人・定子中宮に仕えての宮中ぐらしは、家にひきこもり、渇き喘いでいた清少納言の心をいっきに潤して余りあった。男も女も、粋も不粋も、典雅も俗悪も、すべてがあった。小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年の時を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。

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  • むかし・あけぼの 上 小説枕草子
    770円 (税込)
    美しいばかりでなく朗らかで怜悧、文学的才能もゆたか、類まれな女主人・定子中宮に仕えての宮中ぐらしは、家にひきこもり、渇き喘いでいた清少納言の心をいっきに潤して余りあった。男も女も、粋も不粋も、典雅も俗悪も、すべてがあった。小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年の時を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。
  • むかし・あけぼの 下 小説枕草子
    814円 (税込)
    「心ときめきするもの」など、小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。そこには、共に過ごし、話に興じ、細やかな情趣を解してくれた中宮への憧憬と敬慕がある。中宮をとりまくはなやかな後宮の色と匂いと笑い声を、千年ののちまで伝えたいと願う、清少納言の夢が息づいている――。平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年の時を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年09月08日

    清少納言の生涯を描いた傑作。
    なめらかで自然な文章で、すっかり引き込まれました。

    歌人として評価されていた家系で、清原元輔の娘。
    本名は不明だけど、この作品では海松子(みるこ)。
    父親っ子で当時の女性としてはレベルの高い教育を受けていた。

    橘則光と結婚。
    この作品では、他の妻が産んだ子供を育てる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月18日

    今まで生きてきた中で感じてきたことがあるであろう、言葉にならない感情をうまく言葉に表し、読み手であるわたしに感動を与えてくれました。

    まるで目の前で起こっているかのような宮中の出来事の描写が本当に素晴らしいです。
    清少納言や彼女を取り巻く周りの存在がますます大好きになります。
    下巻も楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2013年02月07日

    久々に再読。やはり面白く、胸を打つ。
    細やかな感性を写しとると同時に、別れの物語でもある。実際の清少納言がどんな人物だったのか、そんなことは些細な問題で、作者の枕草子への愛が伝わってくる。
    (2013.2)

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    Posted by ブクログ 2011年04月19日

    清少納言は殆ど知らなかったのだけれど、この小説によって大好きな古典人になった。なんと生き生きと描かれていることか!そして主人と女房との強い信頼関係も深く知ることが出来た。

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    Posted by ブクログ 2010年05月16日

    高校生の頃の愛読書の一つでした。清少納言がすごく生き生きと魅力的に描かれていて、1000年の時の隔たりがあっても、感性・感情が共通するものがあるんだということが驚きでした。源氏物語の恋愛の面倒くささのない、さっぱりしたところが、高校生の自分にフィットしていました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一千年前のワーキングウーマン&エッセイスト・清少納言。彼女の生きていた王朝時代と現代は、感覚的にかなり近いのに驚きさえ感じます。コレを読めば、古文がもっともっと身近になること請け合い。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    古典「枕草子」を現代風な語り口に。どうやら田辺さんと清少納言は共通点が多くあるようで(よそ腹の子供を育てた事とか)田辺さんの一面も垣間見られる気がします。その感覚は、現代とちっとも違ってなくて、共感する部分が多くて驚きます。それから、藤原道隆(道長の兄)一家の栄華物語でもあります。同時に読みたい本→...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月04日

     古典強化お薦め品その4。
     日本三大随筆に数えられる枕草子を、大胆にも小説として翻案。筆者である清少納言をこれほどまでに生き生きと魅力的に描ける作家もちょっといないのではないでしょうか。文字通りに1000年の時を越えて、
    「好きと嫌いをはっきり言える、自我の強いヤなおばさん。だけど自分の憧れであっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    懐かしいです。
    何年ぶりに読んだのやら。
    清少納言が生き生きしています。
    こんな世界、いいなぁ~と思わせてくれる。

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    Posted by ブクログ 2013年06月01日

    『枕草子』を長編小説化したものだそう。
    『枕草子』自体を読んでいないので、
    どこまでが田辺聖子さんの解釈・創作なのかわからないけど、
    清少納言の考えていることは共感できたしとても面白かった。
    『枕草子』自体でも、清少納言がこのような考え方を
    述べているんだったら、こんなに時代を経ているのにすごいなっ...続きを読む

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