ナイフ

ナイフ

737円 (税込)

3pt

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。

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ナイフ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イジメをテーマに子供にも親にも焦点が当てられた短編集。

    本当に読み進めるのが辛いほど、リアルで酷いいじめの内容だった。
    その中でもこの子はどうなっちゃうのか?このまま親はどうしていくのか?を考えながらでどんどん読み進めることができた。

    この本の登場人物たちは自殺はしなかったが、こんな状態だったら

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    すごい。
    小学生の子を持つ親として、とても苦しく辛い内容ばかりでしたが、しっかり読ませていただきました。

    小中学生のいじめの短編集。
    無視の標的にされる女の子や、ひどいいじめをされるが父親に負けるなと無理矢理登校させられる男の子など。
    いじめに関わる子供達、親達の心の弱さや葛藤、闘った末の自分の在

    0
    2023年06月21日

    Posted by ブクログ

    中学生時代塾の先生に読めといわれて借りたけど当時面白さが分からなくてほとんど読まずに返してしまった。それから10年程経ち偶然古本屋で見つけ偶然題名を思えていて購入した。
    いじめって不思議なもので1人をターゲットにすることで他の人は団結しているように錯覚してしまう。ただのゲームだからいつ何が発端で自分

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    ヤダこれもうステキ大好き。

    な感じの、大人向けのこども話。まぁ現役のガキやら子どものいない大人やらには伝わるまいよ、この気持ち。要するに酸いも甘いも噛み分ける大人が子どもに対して持つ感傷やら苦痛やらやるせなさやら何やかんやと思う気持ちをすべてぶつけるような、要するにマスターベーションに他ならないの

    0
    2022年12月13日

    Posted by ブクログ

    いじめを題材としているが読み易い。

    中高生はもちろん、小学生でも読めると思う。すぐには消化しきれないかもしれないけれど、感じるものはあるんじゃないかな。

    私は『ナイフ』を中学生の時に読んでいたかった。もっと早くに出会いたかった。

    0
    2022年02月16日

    Posted by ブクログ

    本当にリアルだなあ
    けど、今とは少し違うところがあるんではないかな?とまずは言っておきますね。

    しかし、本当に道徳とは。哲学とは。と考えさせられる本でした。27歳になった今でさえ本の内容の答えは何が正解かはでません。
    おそらく正解はないのではないでしょうか。

    親も、子供も友達も、先生もみんな人間

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    題名やあらすじでは分からなかったけど、読み始めたらイジメの内容が多くて驚き。でも最終的には嫌な終わり方ではなくストンと落ちるお話で満足。短編集。黙々と読んでしまった!「キャッチボール日和」は涙なしに見れなかった…。「エビスくん」がこの中では1番好きだったかもしれない。心に残るお話しでした

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    何故人はイジメをするのか?
    何故人はイジメられても親に言わないのか?
    これは当事者で無いとわからない事なのかなぁ。
    ナイフとキャッチボール日和は突如始まる絶望的なゲーム。家庭内に問題は無いのに子供が標的にされ教室の中でゲームは日常化されて参加者達は貪欲だ。そしてどちらも別の場所で起きている事と重ねて

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    いじめをテーマにした5編からなる短編集。
    いじめの描写があまりにリアルで過酷なため、何度も読むのをやめそうになったが、それでも最後まで目を背けずに読み切るべきだと感じた。
    いじめという重く深刻なテーマを扱うにあたっては、安易にぼかすのではなく、このくらいの重さがむしろ適切なのかもしれない。

    各短編

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    巻末にある、如月小春さんの
    「巷の勇者たちへ」
    が、私の感想と重なっている。

    子供のいじめを
    これでもか、炙り出しつつ、
    その視点は父、母、教師、
    いじめる側、いじめられる側、
    同級生、
    それぞれの
    想いもしっかり描き、
    それが重松清さんの
    フェアな向き合い方だ、と。

    短編小説集でありながら、

    0
    2024年12月01日

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