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俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること――。作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録した初エッセイ集! 堺雅人は鞄に原稿を書くための道具を入れて、持ち歩いている。撮影の合間に楽屋で、休みの日に喫茶店で、「演じる」ことについて考え、文章にするのだ。そうして生まれた54作の本格エッセイに加え、過去の対談やインタビュー、写真を掘り起こして収録。役者の思考や日常が垣間見える一冊。出演作品リスト付き。
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Posted by ブクログ
最近、エッセイばっかり読んでるなぁ。今まで以上に、人が何を考えてるかを知りたいと思ってるんだと思う。エッセイはそう言った意味で、書き手の日常の何気ない出来事に対して思ったこと、考えたことが綴られていて、人の頭の中を覗いているみたいで面白い。 最近読んだ堺雅人さんのエッセイは、堺雅人さんが日常的に物...続きを読む事を一つ一つ深く考えられる人なんだなぁと読んでいて面白かった。文章の語彙も多くて頭もいいんだなあと思うし、所々ひらがなで書くポイントとか堺雅人っぽい。(適度にゆるい。これがエッセイだよね〜)クスっと笑える所もあるし、考えさせられる所もあり、更に堺雅人さんが好きになった! 個人的には「霊」と「詩」、あと「品」がとてもよかった。 「どうして女の子たちは、ある年頃になると詩をかきだすのか?」(p.114) 「「なにか書きたいことがある」あるいは少なくとも、「なにか書きたいことがあるような気がする」という彼女たちがひどく大人びてみえた。彼女たちの中にはできあいのコトバではいいあらわせないなにかがあって、それはわざわざ文字にしなければならないくらい大事なものなのだ。ふだんコトバだけでとくに不都合をかんじていなかった僕には、自分だけのコトバを持っている彼女たちが、ナゾめいていてうらやましかった」 観察眼と、それを言語化できる力に脱帽。
俳優さんの頭の中ってこうなっているんだ、と覗き見しているような感覚だった。 文章の書き方からもやさしい人柄が滲み出ていて、さらに好きになった。 自分が考えてもみなかった新たな視点のようで、どことなく親近感があり庶民性を持った考え方をしている。 共感や発見が次々と生まれる作品だった。
篤姫で堺雅人って上手いなぁと思ったのだけど、文章も書くんだと興味を持って手に取った本。 少し涼しい風が吹いてるような文が心地よい。 出てくる舞台、映画をもっと自分も見てたら、より堺さんと一体化した心地になれるだろうけどと、その境地に至らない自分がちょっと残念。 逆に篤姫にまつわるエッセイは、へぇそん...続きを読むなこと考えたんかと、振り返って堺雅人の演技に想いを馳せる。 エッセイ一つ一つに漢字一文字の見出し。 篤姫にまつわる部分は、位、命、品、守、家、女と多くのページをさく。 カンシャクを、おこして大声でわめいたりした家茂という役。その根底には、「いきいきと、でも、品はよく」の監督さんなどからのオーダー。 「品とは、だれかがまもり、うけついでくれたもの」 撮影後導かれつつあるこたえとある。
エッセイを書くのって、とっても難しいと思う。自分の個性を紙の上に言葉で表せなければいけないし、独りよがりになれば読者がつかない。 堺さんの書く文章はとても美しいと思う。ひらがなと漢字の配分なんて、私はなかなか気を配れない。 比喩表現が秀逸。的確に感覚を伝えて、素朴なユーモアにくすり。 たちどまって、...続きを読む考えて、言葉にする。丁寧に。堺さんの声がきこえてくるような。 「僕たちは”家族”という役を演じているのかもしれない」という言葉にハッとしたのだけど、どの頁だかわからない。
好きだなぁ、この人らしい文章。 計算されていないようで実はきちんと一言ずつ吟味されている。 あの映画撮っている時にこんな事書いている〜みたいに読んで、あぁ、納得。
等身大の堺さん自身の視点で書かれている文章。ほどよく仮名がまじっていて それでも読書人というのが沸々と伝わってくるお話にしびれました。 役者として、舞台人として、読書好きのぼーっとした一介の人間という様々な視点から憶することなく そのままの言葉で伝えてれた感が 最高。 ホントたくさんの引き出しがある...続きを読むひとのんだなぁと。 肩肘張らないで楽に読めたエッセイ。 買って常に手元に置いておきたいって思いました。
初エッセイ。俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること。 作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録。 「休みのときはいつも原稿のことを考えていました」 俳優・堺雅人によるエッセイ集。 とても読みやすく、テーマにこだわりってときに熱く、ときにゆる~い文章であるように感じた。...続きを読む 大河ドラマ『篤姫』出演中のときには「品」というものについて言葉の成り立ちから考察していたりする。 鞄に原稿を書くための道具を入れ、持ち歩いているそうで小説も書いてほしくなりました。 文庫版でのあとがきでは、本をボロボロにしても構いませんということを、素人作家目線ながら謙虚に伝えている。 第2弾も出ているとのことで、半沢直樹を演じたときの心境が書かれているのだろうか……。
人柄がにじみ出ていて、温かく、ユーモアがあり、真面目で、少々むつかしく考え過ぎのところが、とても面白かった。 また一つ、エッセイの良さを感じる本をみつけた。
共感する、なんてエラそうなことは言えないけれど、自分が普段ぼんやりかんがえていることを堺さんがうまく見つけてうまくことばにしてくれたような気がします。 まさにいつも感じてる!これこれ!でもとりとめもなさすぎてコトバにもしてなかったの。でもこれ!みたいな(笑) 絶妙なところがひらがなにしてあって、堺さ...続きを読むんのセンス(かどうかわからないけど)感激でした。
ずっと気になっていて、ついに購入。 もっと早く読めばよかった。 なんてしなやかで強靭な文章だろう。 良質の水のように、するすると心に染みこんでくる。 私は「ゴールデンスランバー」や「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」の堺雅人さんが大好きなのだが、あの演技の裏側でこんなふうに感じているのかと思...続きを読むうと、うふふと含み笑いをしたい気持ちになる。 淡々と、謙虚に、でもたぶん揺るぎないものを抱えて、堺雅人さんは芝居をし、文をしたためているのだろうと思う。
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