ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
弟に毒殺されたデンマーク王の亡霊が王子ハムレットに真相を告げ復讐を迫る。苦悩しながらも復讐を遂げ、自らも毒刃に倒れるハムレット-古くから伝わる復讐譚が、精妙な劇的構造のもとに近代的な心理悲劇に生れ変わった。世界中で愛読され繰返し上演されてきた、詩人の代表作。主人公の解釈は、時代の鏡でもある。新訳。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
まさかシェイクスピアの沼を認識する日があるのか?と思っていたけど本当にそのまさか、1600年代に作られた作品が、この2020年代に読んでもまったく面白いのはすごいのひと言では? 当時の価値観が身についていなくても、国語の教科書よろしく下の方に脚注がついているからしっかりと内容についていけるのが良か...続きを読むった。それどころか、当時の演劇におけるウィットやイングランドの情勢に至るまで読者を置いていかない工夫が凝らされている。他のシェイクスピア作品を読む場合も岩波版が正解なんじゃないか? 舞台映えするであろう動きが見えるようだったし、観劇する機会さえあれば飛びつきたいなと思った。
初めての戯曲、初めてのシェイクスピアの作品。すごく面白かったです。難しそうという理由で遠ざけていましたが、注釈がとても分かりやすくて助かりました。 一番好きなシーンはハムレットとレアティーズの対決の場面です。急展開に驚きました。これが本当の悲劇…。 言葉の影に隠れた感情が小説よりも鮮明に伝わって...続きを読むきたように思います。もっと様々な戯曲を読んでみたいと思いました。
初シェイクスピアで衝撃を受けました。 こんな綺麗な言回しができるのか、と息を飲んだ数述べ30以上。笑っちまうぜ
恥ずかしながらこの年齢にしてやっと。ああ名作だ、とんでもない名作だなぁ。名言もたくさん。脚注など解説もすごく助けになった。科白を全て覚えてしまうくらい何度でも読み返したい。そしてただひたすらにハムレットに惹かれた。言葉がいちいちかっこよくて説得力があって、中でも「覚悟がすべてだ」は一生忘れられないだ...続きを読むろうな。他作品も読みたい。
ハムレットで私が一番好きなシーンは、お約束ですが御前試合とオフィーリアの狂乱シーン。お花を渡すところ。 岩波はやっぱり固いんだけど、もうちょっと白痴的な口調で書いてあるのを以前読んだんですよ。 あれはどこの出版社だったんだろう・・・。生意気にも小学校の低学年で辞書引きながら読んだので印象に残っ...続きを読むてるんです。 そっちの方が好きかな? 岩波では王妃にヘンルーダを渡して、 『あたしにも少し、とっておきましょう』 と言うシーン、その前に読んだ本では 『あたしにも、すこうし、ね』 と言って笑うんですよ。 この微妙な違いが!あれは一体どこの出版社だったのかなあ。読んだ時に、やったら古い本だったのは覚えてるんですがねえ。 岩波のは注が山盛りで、読んでるだけで楽しいです。 脚本だからト書きなワケですが、そこで文章の注だけじゃなくて、芝居の動作の注とかも入れてあるのです。 グローブ座での演出効果まで考えてあるのがスバラシイの一言ですね。 中学校の時に行ったストラットフォードを思い出しました。本当にマザーグースの世界だった事を今でもはっきり覚えています。
叔父による簒奪は壬申の乱など古今東西繰り返されているが、ハムレットは復讐劇としては徹底していない。ハムレットは復讐に真っ直ぐに進むわけではない。ハムレットの父には飽食の罪があった。ハムレットは「父は飲食に飽き」と語る(シェイクスピア作、野島秀勝訳『ハムレット』岩波書店、2002年、190頁)。 文...続きを読む学作品における飽食の罪は、物理的な行為だけでなく、精神的な側面も象徴する。欲望の無節制、自制心の欠如、他人や環境への無配慮さなど道徳的な側面を強調する。飽食が罪として描かれることで、人間の弱点や誘惑に対する警告として機能する。 飽食の罪が文学作品で取り上げられる背景には物質文明や社会の浪費的な側面がある。物質的な享楽に溺れることで、人々は精神的な充足感を見失い、倫理的価値観を軽視する危険がある。この点で文学作品は社会のバランスや健全な生活様式の提案として機能している。 飽食の罪は、登場人物の性格描写や物語の展開に重要な役割を果たす。登場人物がこれらの罪を犯すことで、その人物像が深化し、物語の展開に影響を与える。たとえば登場人物の転落や試練の過程が、その人物が飽食の罪に陥ることで象徴的に描かれる。 文学作品が飽食や暴食の罪を扱うことは、読者に道徳的な教訓を提供し、自己啓発を促す役割を果たす。登場人物がその罪から教訓を学び、成長していく様子は、読者に自己改善や倫理的価値観の再評価を促す要素として作用する。 飽食の罪が文学作品で取り上げられる背後には、人間の欲望や倫理的な葛藤、社会的なバランスなど、様々なテーマが含まれている。文学はこれらのテーマを通じて、読者に深い洞察や教訓を提供し、人間の本質や行動の意味について考えるきっかけを与える重要な役割を果たしている。 ハムレットの第五幕第一場でハムレットは墓掘り人夫によって掘り出された宮廷道化ヨリックの頭蓋骨を見せられる。ハムレットは子どもの頃にヨリックに遊んでもらった。ハムレットは頭蓋骨を手に持ち、人生は無常だとホレイショに語る。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ではシャレコウベが重要なアイテムになっている。ハムレットの影響を受けたのだろうか。
上演舞台の台本と考えると、舞台上と同じくらいのスピードで読みたいと思う一面がある。他方で、「ハムレット」のような、その人物像であったり、登場人物がどこまで事実や真相を知っていたのか等について、非常に様々な見解が示されてきた作品については、そうしたことについてもある程度知りたいという思いもある。まして...続きを読む、外国の、時代を隔てた作品であるだけに。 本書は、かなり詳細な訳注や補注が付されており、二読、三読で、理解を深めたいという場合には、大変お勧めである。
・主人公ハムレットの人格が魅力的だった。不貞の罪を犯した母への忌まわしさと、その母の血が流れている自分自身の穢れの感覚に煩悶しながら復讐に進む主人公には、若者らしい潔癖さと深情の優しさが感じられた。狂人を装いながら、度々口にする気の利いた皮肉も、大学生だという主人公の知性が表れていて、魅力的だ。 ル...続きを読むルーシュみたいな感じ、と言うと卑近すぎるかもしれないけど、ググると製作陣も意識しているらしい。 ・後述の脚注で逐次説明されているが、繰り返し登場するキーワードやイメージが、表現を強力にしていて、巧みだった。 ・クライマックスの剣術試合は、サスペンスの効果が巧みで引き込まれずにはいられないし、青年二人の決闘は、問答無用で格好いい。ハムレットには黒、レアティーズには白の衣装で戦ってほしい。(ルルーシュとスザクみたいだけれど…。) ・演劇ならではの効果(が発揮されているであろう箇所)は、想像力を働かせないと理解できない部分が多いように思った。シェイクスピアが活躍したグローブ座は、東京にも再現されているらしいので、いつか行ってみたい。普通イメージする劇場と違って円筒形をしていて、平土間は屋根が無い(空が見える)。 ・内容からは離れるけれど、脚注と巻末の補注を使って、原文のダブルミーニングや構成の妙、時代背景等々を解説してくれているので、理解を深めるのにとても助かった。注であっても、訳者の熱意が伝わる書きぶりで、退屈ではないと思う。ただ、底本がどうだという話も多いものの、門外漢なのでそこは追う気力が無かった。
作品についてではないのですが、注釈のところが気になりまりました。舞台となった城はユトランド半島にあると誤解されているようで。
授業で使ったため、部分的に読んだ。 最後のセリフ回しには衝撃が走った。 時間があったらもっとじっくり読んでみたい。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ハムレット
新刊情報をお知らせします。
ウィリアム・シェイクスピア
野島秀勝
フォロー機能について
「岩波文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
シェイクスピア全集 ヘンリー六世 第一部
試し読み
じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ
リア王
オセロー
リチャード三世
アントニーとクレオパトラ
お気に召すまま
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲ハムレット ページトップヘ