ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
一○年にわたるトロイア戦争が終結。オデュッセウスは、帰国の途中嵐に襲われ、さらに一○年の漂流冒険ののち、神々の援けを得て二○年ぶりに帰還、留守の間妻を苦しめていた悪逆な求婚者たちを討ち亡ぼす。『イリアス』とともにヨーロッパ文学の源泉と仰がれる、劇的な盛り上りに満ちた大英雄叙事詩。新たな訳者による新版。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
試し読み
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
下巻は一気読み。 故国を発ってから20年後にやっとのことで帰還。 息子との再会はなんと豚小屋でした。 しかし乞食の姿のまま、息子や忠実な下僕の豚飼い・牛飼い以外には自身の素性を明かさずに情報収集開始。 オデュッセウス家の財産を食い潰したり、妻に言い寄っている求婚者どもにどう報復するかについて息...続きを読む子と作戦を練り、ついに自分の屋敷で血祭りに上げる。 女中たちの裏切りに対しても容赦しないあたり若干引き気味。 イリアスから始まり各上下巻ということでしばらく積読でしたが、読み始めると弩級のエンターテイメントで有意義な読書体験でした。 2千年以上に渡り読み継がれていることも納得です。
英雄の帰還、そして復讐。劇的に描かれる、悪漢勢の醜態と家族や家臣との絆は、数千年の古さを感じさせない。 主に冒険譚だった上巻から一転、主要人物が故郷イタケに集結し、本作の悪役となっている求婚者たちと対決するお話になっていく。ほとんどの舞台がオデュッセウスの自宅である屋敷となり、本来の主人自らが正体...続きを読むを隠して悪人成敗の計略をめぐらせる、というのが面白さの軸。エンターテイメントとしてシンプルな構成ながらも、人間味あふれるキャラクターと勢いのある筋書きは、紀元前の作品ということを忘れるほど、現代の我々にも魅力的なものであるといえる。「イリアス」上・下巻から順に読んできて本巻が一番面白かったので、途中で挫折せずによかったと思った。 終盤で見えてくる、アガメムノンの妻(またはヘレネ)とオデュッセウスの妻という対比は、そのまま「イリアス」と「オデュッセイア」との対比ともいえるかもしれない。裏切りと憤怒、そして貞節と高潔さといったところか。しかし20年ぶりでも超絶美女なオデュッセウスの妻の魅力とは……。
物語の大切な要素が散りばめられている。 困難に負けない。 容易に信じない。 悪事はバレる。 いわれなき報復は避ける。 低い身分こそ試金石。
『イリアス』と違った英雄譚。戦記ものというよりは大いなる旅路と家族愛が描かれていて、クライマックスにかけては思わず感情移入してしまう。あと他の人も書いてますが、酒を飲み肉を喰らいたくなる描写がそこかしこに…笑
トロイヤ戦争後のオデュッセイアの冒険談。やたらややっこしい名前の神やら怪物やらが登場してきて、登場人物(?)の把握に往生しますが、オデュッセイアは運命の赴くがままに旅を進めます。ギリシャ神話の知識がないと、流石にきついかも。
ジョイスの『ユリシーズ』を読むにあたっての再読です。 『オデュッセイア』は、言わずと知れたホメロスの『イリアス』と並ぶ長編叙事詩。 ポセイドンの逆鱗に触れたオデュッセウスは、トロイア戦争終結後、10年もの間、苦難の冒険を続け、やっと妻子の待つ故郷のイタケ島に帰り着く。 『オデュッセイア』1211...続きを読む0行から成る英雄叙事詩であり、『イリアス』よりのちに誕生したものらしい。 オデュッセウスといえば、トロイア戦争で、トロイの木馬と呼ばれることになる木で作った大きな馬を城内に運び込み、味方を勝利に導いた英雄である。 トロイア戦争勃発時、オデュッセウスには、若く美しい妻ペネロペと生まれたばかりの息子テレマコスがあった。 オデュッセウスは、後ろ髪を引かれる思いで出征する。 予想以上に戦は長引き、10年も続いた。 しかし、オデュッセウスは、そののち、ポセイドンの怒りはおさまらず、10年、海上及び諸国を漂流し、やっと故郷に帰り着く。 オデュッセウスの留守の間に息子のテレマコスは20歳の若者に成長し、妻のペネロペは夫の無事帰還を信じて待ち続けるが、城は厚顔無恥な求婚者で溢れ、妻子は悲嘆の日々を送っていた。 そこに、オデュッセウスが乞食の身なりで現れ、彼自身の弓で、矢を12本の斧の穴に通し、無礼者たちを格好よく成敗する。 叙事詩は、オデュッセウスの漂流中の数ある冒険談と、帰国後の彼の活躍ぶりで構成されている。 とにかくオデュッセウスは格好よく、英雄のなかの英雄であり、絵画の素材としても多く描かれている。 近世、映画として、フランシス・F・コッポラ製作総指揮で、「オデュッセイア 魔の海の大航海」が作られている。 1922年刊行のジョイスの小説『ユリシーズ』は、『オデュッセイア』を下敷きに描かれている。
ご存知イリアスの続編。 堅忍不抜の英雄オデュッセウスが、イリオス戦争のあと、故国イタケへ20年かけて帰り着くまでの物語。うーん、これも面白かった。イリアスの感想の繰り返しになりますが、決まり文句が相変わらず気持ち良い。気に入っているところでは、「夜が開けると」という表現は「朝まだきに生まれ指薔薇色の...続きを読む女神が姿を表すと」と(毎回必ず)表現されます。慣れてくると、鬱陶しいどころか、これが無いと物足りない、くらいの気持ちになってきます(これが無い、ということは無いのですが。。) 物語の面白さもさておき、夜が来たら寝る(「そうではあるが、今は夜の帳の言うことに従って、洞なす船の脇で夕餉の支度をしようではないか」)、とか、どんなにつらいことがあっても、「胃の腑がせっつくので」腹は減るもんだ、とか、そういう肉体と大地の言うことに、きちんと耳を傾ける古代ギリシャ人のバランス感覚、というようなものが、とっても心地良い。 そして、やっぱり飲み食い大好きの身としては、「飲食の欲を払う」描写はなかなかに興味深かったのですが、分けても、「混酒器で酒を水で割る(古代ギリシャではワインを水で薄めて飲むのが一般的だったようです)」という描写を繰り返し読むうちに、なんだかとっても美味しそうに見えて来て困ります。いつか、ワインに水を割ってしまいそうだ。
ホメーロスの言わずと知れた英雄叙事詩。 下巻ではオデュッセウスが故郷イタケーにようやく帰り着く。 オデュッセウスとその家族の認知場面、そしてクライマックスの求婚者誅殺はさすが知謀に富むオデュッセウスだと言える。
遂にオデュッセウスの帰国、そしてクライマックスへ…。息子・愛犬・乳母・そして妻・実父…との再会シーンは、どれもそれぞれの感慨深さがあります。旅から帰って一回り成長した息子・テレマコスにも注目〜。
ホメロスによる叙事詩。タイトルは知ってるが読んだことないという方は多いのではないか?3000年前に書かれたのが信じられないほど面白い。祖国への苦難に満ちた旅路を描いたのが上巻。下巻は帰国後の物語となっている。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ホメロス オデュッセイア
新刊情報をお知らせします。
松平千秋
フォロー機能について
「岩波文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ヘロドトス 歴史 上
ホメロス イリアス 上
「松平千秋」のこれもおすすめ一覧へ
▲ホメロス オデュッセイア 下 ページトップヘ