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現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
少々練られすぎというか、出木杉くんというか、展開速くて情報量多いのに文字数少なすぎて厚みがないというか。 などと言いつつも面白いよね。やっぱ日本でスパイといえば、米国と中国は欠かせない。くだらんかもしれないけど、やっぱ孫氏も言うとおり、兵は詭道なりなのであって、無駄でも良いから無駄なことに血道を上げ...続きを読むることこそ盛り上がるわけですよ。もちろん他人事の場合に限るけど。 しかしまたいつものハニートラップか。。中国といえばハニートラップというのが日本人の常識になりつつあるけど、大丈夫か、中国。いや、日本人が海外で性的に羽目を外すのも、一般知識化してるな。酷い話ですよ。
ハラハラドキドキの一冊です。 二転三転するストーリーに翻弄されます。 本当のスパイは、誰なのか? 楽しめる一冊です。
買ってから何年経ったんだろうか。 普段短編以外を読まないので積読から手に取るまで時間がかかった。 曽根さん特有のクズが出てくるということはなく、ちゃんとした(?)ミステリだった。 後半に向けて加速していく様は相変わらず素晴らしいし、結局何だったのかわからないオチも好き。 主人公のキャラもすごく好き...続きを読むだった
最後まで誰が真の黒幕なのかが分からず、読み応えがあった。ただ、人の名前と関係やスパイの暗号名を覚えるのが大変だった・・・。
ーーー中国への機密情報漏洩に現職国会議員が関与している!? 二十年以上も潜伏して国の中枢に食い込んだスパイをあぶり出すべく、警視庁公安部が極秘裏に動き出す。 曽根圭介の書く、警察スパイ小説 まず、「熱帯夜」で肌が粟立つホラーを書いた作家とは思えないジャンルの幅広さに素直な驚きがあった。 ...続きを読む 本作は、主要キャラが好対照に描きわけられていて、楽しめたし心理描写が自然に入ってきた(・∀・) 陰謀とその推理に基づいた行動でめまぐるしくストーリーが進んでいくのは映像向けかな、という感じ
ナカナカ読み応えのある警察小説?でした。 中国に機密情報を流している国会議員=沈底魚は誰なのか?をめぐる話かと思いきや、そもそもいるのか?と言う話で、誰はスパイで誰はダブルスパイで、だれが情報提供者で、誰は踊らされているだけなのか?振り回されます。 想像が少し読んでは覆され、また想像すると覆されナカ...続きを読むナカ楽しめました。 それにしても、普通こういった小説に嫌われ役の紅一点が登場するとなると、米倉良子や浅野ゆう子がキャスティングされそうな美人が登場するものですが、この話に登場するのは名前も凸井ならばルックスもゴツイ感じの女理事官。ちょっと画的には楽しめませんが、キャラには合ってるのかなぁ。。。
警察小説(公安モノ)のジャンルとしては、下手なクドサみたいなものもなく、サラッと読める。 ストーリー自体は二転三転する為やや混乱する箇所もあるが、それほど難解というわけではない。時間取れるときに一気に読んだ方が良いだろう。 この作家なら主人公の「不破」より、相棒の「若林」を主体に描いてもオモシロそ...続きを読むうだ。
警察の公安の話。 スパイとか情報提供者とか、ワクワクするようなお話でした! 第53回江戸川乱歩賞受賞作らしく、どんでん返しの連続で集中して読めました“(`(エ)´)ノ彡☆ !! でも、最初のうちに出てくる情報が多すぎて 読んでるうちにちょっと混乱してくるかなぁ。 「あれ?この人前に出てきてたような...続きを読む気が…」みたいな。 もうちょっと小出しにしてもらいたいなぁ。 あとは話をもっとブラッシュアップさせて 一つ一つのストーリーや結末を丁寧に描いてくれたら最高に大好きな作品になったはず! 全体のストーリー自体はとてもおもしろいので、 サスペンスが好きな方は一読の価値あります(。・`ω´・。)ゞ
私はこの著者の作品はこれまで短編集の「熱帯夜」しか読んだことはなかったのだが、ここまで本格的な長編を書く人だとは恥ずかしながら知らなかった。 ただでさえ複雑になりがちなスパイもの、そこを二重三重にこねくり回しているから、プロット自体がややこしくなってしまっていることは否定できないが、長編デビュー作に...続きを読むして、充分な意欲作だと思う。 ただ、傑作と呼ぶには、比較的早期の段階で“敵”が予見できてしまうことが妨げとなっており、惜しい。 好みとして、星4つ。
現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作
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