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「シグルイ」とは、武士道を体現した「葉隠」に記された一節“武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの”に由来している。
同作品を単なる時代劇マンガと思って読んだら、思わぬショックを受けてしまうほど衝撃的でエキセントリックな作品。「虎眼流」という流派を中心に、二人の主人公「藤木源之助」と「伊良子清玄」の戦いと生きざまを描いている。
登場人物は皆、個性的で剣の道を一心不に追求する姿は非常にストイック。ページをめくるたびに何とも言えない狂気が漂い、セリフの独特な言い回しや画面構成は、板垣恵介の『バキ』を想起させる。そして、命をかけた真剣勝負のシーンは圧巻の迫力!
全身が震える読後感
一般的な歴史の表舞台の江戸とはまた遠い、駿河における小さき二人の武士に焦点を当てた物語。
何も知らぬ者からみたらただの無名な小さき者共のとらぬ鍔迫り合いだが、当人の間にあるドラマは壮絶なもの。
最終話で象徴される「ドラマ」の見え方に身震いしてしまった。
全てが美しい作品。
長い苦行の末、悟りの境地に達した藤木源之助が最後に全てを失うのは圧巻!
シグルイ15巻の長期連載の結末がこれとは驚き。原作があるのだから結末が決まってるのでしょうが、最後に藤木と三重が一緒に桜道を歩く姿に、作者も別の結末を見たかったのではと思う。
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