暁の群像(上)

暁の群像(上)

834円 (税込)

4pt

3.7

坂本龍馬と同じ土佐藩の一介の郷士(下級武士)にすぎず、また父の酒癖がわるく極貧という家に生まれた岩崎弥太郎。そんな弥太郎が、どうやって江戸から明治への動乱期に“政商”としてのし上がり、たった一代で三菱財閥の基礎を築いたのか。司馬遼太郎「竜馬がゆく」と同時期(昭和37年)に新聞連載され、大いに話題を呼んだ傑作歴史経済小説。物語は、安芸平野が山肌に吸い込まれようとする地、井ノ口村に始まる──。激動の時代を鮮やかなエピソードで描く群像劇!

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暁の群像 のシリーズ作品

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  • 暁の群像(上)
    834円 (税込)
    坂本龍馬と同じ土佐藩の一介の郷士(下級武士)にすぎず、また父の酒癖がわるく極貧という家に生まれた岩崎弥太郎。そんな弥太郎が、どうやって江戸から明治への動乱期に“政商”としてのし上がり、たった一代で三菱財閥の基礎を築いたのか。司馬遼太郎「竜馬がゆく」と同時期(昭和37年)に新聞連載され、大いに話題を呼んだ傑作歴史経済小説。物語は、安芸平野が山肌に吸い込まれようとする地、井ノ口村に始まる──。激動の時代を鮮やかなエピソードで描く群像劇!
  • 暁の群像(下)
    834円 (税込)
    少林塾にはいった弥太郎は、後藤象二郎と知り合う。後に龍馬と「船中八策」を練り上げたあの後藤である。このコネで土佐商会の主任、長崎留守居役に抜擢され、明治維新以降は海運業をはじめた弥太郎、政府高官や外国人をカネと女の接待漬けにして強引に商売を広げる。西南の役では巨利を手にし、ついに日本の船の8割を手中にするまでに。西郷隆盛、井上馨、木戸孝允、桐野利秋ら精鋭きらめく群像劇において、岩崎弥太郎は何を演じたのか。一代で財を築いた、ど迫力人生!

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暁の群像(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年09月10日

    何気なく手に取ったのですが、読み出したら面白くて止まらなくなってしまいました。岩崎弥太郎を中心に幕末の有名人が大勢登場する群像劇なのですが、狂言回しである架空の人物、三橋節弥の人物像が一風変わっていて非常に魅力的です。名前が慶安事件(由井正雪の乱)の丸橋忠弥と似ているところに愈々興味をそそられました...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月31日

    明治維新の岩崎弥太郎を知るならこの一冊はマスト。

    また、商売人としても知っておくべきマストBOOK。

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    Posted by ブクログ 2010年05月25日

    幕末ものは結構読んだのだが、思えば岩崎を主人公とする本は初めてであった。この前某テレビ番組で見たのとは少々違う。坂本との接点もそんなに書かれてなかったし、テレビとは違った。テレビは坂本を英雄視しすぎなのだろう。岩崎は商人として「汚い」こともやったようだ。下巻が楽しみである。

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    Posted by ブクログ 2016年04月18日

    タイトルとは異なり、弥太郎を中心に据えながらも明治維新の主要人物を総合的に切り取る内容。歴史小説ながらもタッチ・内容は極めて精緻で、勉強している感覚が強い。
    しかし、初期の弥太郎は全くのクソ野郎だな笑

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    Posted by ブクログ 2011年03月01日

    日本が激変する時代。沢山の豪傑たちがいたもんだ。生き方、考え方、今からは考えられないくらい大きい。岩崎弥太郎伝というにはどもう本人の事を掘り下げて欲しい。幕末の諸人物伝といった所か

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    Posted by ブクログ 2010年06月11日

    龍馬伝で興味を持ったので読んでみました。大河では狂言回し役なので、かなりコミカルな人物に設定されてますが、実際はかなりしたたかで政治的な面を持っていたようですね。三菱財閥誕生の物語として興味深く読ませてもらいました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月10日

    幕末から明治にかけての商いに目を向けて書かれている。主人公は岩崎弥太郎だが、伊藤俊輔や井上馨、大久保利通といった維新の元勲から、渋沢栄一といった新しい世を創って行くものまで様々な人が登場する。
    上巻は明治維新に向けて、ポンポンと話が進むが、下巻は政治のことや周辺状況の解説が多く、読んでいてはっきりい...続きを読む

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