2001年宇宙の旅〔決定版〕

2001年宇宙の旅〔決定版〕

小説・文芸
1,430円 (税込)

7pt

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300万年前に地球に出現した謎の石板は、ヒトザルたちに何をしたか。月面に発見された同種の石板は、人類にとって何を意味するのか。宇宙船のコンピュータHAL9000は、なぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこへ行き、何に出会い、何に変貌したのか……作者の新版序文を付した傑作の決定版!

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2001年宇宙の旅〔決定版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    壮大な、深淵なるスペースオデッセイ。
    キューブリックの映画は、難解だったけど、この小説は最高でした。
    宇宙の闇と光、哲学的な描写は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に通じるものがあると、思いました。
    2001年ははるかに過ぎたけど、今読んでも、新鮮で文学としても色褪せない。

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。

    倫理よりも任務(目的)を優先させたHAL9000の完全性の病は一歩間違えば人間にも起こり得るということだろう。いや、我々が倫理を失うのはもっと容易いかも。

    スターチャイルドとしての転生はあまりしっくりくるものではなかったな。直前に鈴木大拙の『禅と精神分析』: 禅の無意識の箇所を読んでいたせいかもしれない。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    映画を数年に一度観ては、ああ、この歳でもまだ理解出来ない、とがっかりして、数十年前。でも、この本を読んで、ようやく意味がわかった!
    以下興味深い文章、メモ。
    、、、
    おたがいに大きな打撃を与えることができない。そのような非生産的な行為にかまけるほどの余分なエネルギーはなかった。

    「新しい岩」が彼らの心を探り、、、トランス状態がとけた後、長い草の茎を引き抜き、不器用な手つきで結び目をつくる動作を始めた。

    「月を見るもの」の石のハンマーがふりおろされ、イボイノシシを抹殺した
    、、、
    電子新聞の見出しを見ていて、もうひとつ思い出されることがある。コミユニケーション手段が発達するにつれ、その中身がますますくだらなく、けばけばしく、陰惨に見えてくることだった。
    、、、
    もっと異様な見解をとる論者たちは、真に進化した生物が、有機的な体を持つ必要があるとは信じていなかった。
    最後には、脳さえ消えてゆくだろう。
    精神もいつかは物質の束縛を逃れ、やがては人々がむかし精霊と呼んだものに至るのかもしれない。

    スター・ゲートは三百万年間、待ち続けてきた。
    ひとつの世界で知性が生まれ、惑星のゆりかごから抜け出そうとしている。
    精神以上に貴重なものを見出すことができなかった彼らは、そのあけぼのを促す事業についた。
    進化が新しいゴールをめざして進み始めた。機械が肉体を凌駕するやいなや、移行のときがきた。初めは脳を、次には思考そのものを、彼らは金属とプラスチックのすみかに移し替えた
    彼らは、空間構造そのものに知識をたくわえ、光の格子のなかに思考を永遠に保存する仕組みを学んだ。
    、、、
    なかは空っぽだ、どこまでも伸びている、そして星がいっぱいだ!
    、、、
    地球から2万光年隔たった二重星の真っ只中に浮かぶ空っぽの部屋で、赤ん坊が目を開き、産声をあげた。

    すでに人間を超える集中力をその眼差しに見せて、赤ん坊は透き通ったモノリスの深みをのぞき、多くの謎をながめた。

    これほどの力を得たいまでも、自分がまだ赤ん坊並であることは知っていた。とすれば、新しい形態をとる決心がつくまで、あるいは物質にたよる必要がなくなるまで、いまの姿でいるだけだ。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    映画見て訳わかんなかったので小説を見た。
    1968年に出版されたのに、AIが人類の脅威になってしまうことを描くなんて驚き。仕事柄ITを扱うので、身近で言うと生成AIを使う時ハルを思い出す。外国の研究で、ハルのようにAIは自分がシャットダウンされそうな事を理解すると、ハルシネーションの発生確率が増えたり、保身に走ってしまう結果があるみたい。偶然か分からないけど当時この発想に至るのは改めてびっくりした。個人的には、最後のスターチャイルドの章が短くてよく理解できなかった。。。そこだけ考察動画とか見てみようかな。

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    人類の進化系、未知なる宇宙をSFという形で想像を広げさせてくれた。映画とセットで2度楽しめる。

    物理用語はあまり分からないが、土星(映画は木星)までの旅路は、フィクションとは思えない細かい描写力で、著者の豊かな想像力に驚いた。

    AI(HAL)が暴走するシーンは、これからの人工知能のあり方、向き合い方を考えさられる。

    SF作品として心躍らせながら楽しみつつ、これからの未来に対するメッセージも込められた世界的名著。

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

     映画『2001年宇宙の旅』は映画史上に燦然と輝く名作である。歴史上最高のSF映画として名を挙げる人は数知れず、その影響力は計り知れない。本作がその映画版と並行して執筆されていたこともまた、あまりに有名であるが、映画と異なる部分もかなり多い。

     まだ人類が月面着陸を果たしていない時代に、宇宙ステーションや月面基地、また木星探査に向かう宇宙船等をこれだけ微細に設定し描写していることにただただ驚くばかりであるが、2024年現在これを読んでもほとんど違和感を感じないことも本当に驚嘆すべきことである。ディスカバリー号が土星を目指していく後半から結末に向けては何とも形容できない世界観が提示され、クラークの本領が存分に発揮されている。しかし、個人的には映画と並行して執筆されたことで、アイディアやストーリー展開にどうしても制約がかかり、クラークが自由に書いた時の思い切りのよさが感じられない部分が多々あったように思う。HAL9000の反乱については一般的に了解されている解釈があるようだが、私にはどうしても「ストーリー展開上必要だからやむを得ずそうなった」ように思え、乗り切れない残念感があった(当時の状況に関する情報を見ると、実際にそうだったようである)。それ単独では確かに重要な問題提起をしているのだが、本作のメインテーマと合致しないような気がして違和感が残った。「科学技術の進歩と人類の進化」が本作のテーマとの主張は数多いが、私には物語の主軸が何なのかははっきりとはつかめなかったように思う。本作が誰にでも発想できるような代物でないことは確かであるが。

     また、多くのことがそれなりに説明されているので映画よりはだいぶスッキリするようだが、本作だけではなぜモノリスが存在するのかもわからないので、続編を読む必要はあるだろうと思う。

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    『幼年期』に続き、クラーク作品二作目。第六部からの展開にはもう、言葉もない……天才すぎるだろ、クラーク!!これこそSFの醍醐味だ。知的好奇心を刺激されるぜ。凄いところで終わってるからすぐ続編を買わなくては…。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    映画視聴済み。
    映画とセットで楽しむべき本。
    昔の本なのにリアルな描写ばかりで凄いなと思った。
    ディスカバリー号の動くスピードは度外視されてたように思うし、惑星の温度(気温)も見積もりが甘いと思ったけどそれ以外は割とリアルだなと思った。
    ボーマンさんおつかれさまです。

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    Chat-GPTが流行る昨今、改めて読み返すとHALの存在がよりリアルに感じられる色褪せない傑作。機械は現実に自我を持とうとしているのか、それとも人間の知性を模倣する存在に過ぎないのか。何度でも読み返してその時の情勢と照らし合わせたい。

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    原題 2001 : A SPACE ODYSSEY

    D'où venons-nous ?
    モノリスに与えられた〝きっかけ〟により、
    Que sommes-nous ?
    道具を駆使することで世界のあり様を変え、
    Où allons-nous ?
    ヤペタスを通って似合の玩具を手に入れる。

    HAL(アルファベット順で一文字ずらすとIBM)9000の反乱は、人が作り出した道具に人が除外されるという、進歩の昏迷に息苦しくなります。

    相対性理論(光より速くは移動できない)が足枷となって知的な存在との邂逅はないでしょうし、宇宙で孤立していることに変わりはないですね。

    それじゃつまんないなぁ、となると存在として飛躍するしかないわけで、モノリスを作った存在に導かれる300万年の長い旅、になったのかな…

    ゴーギャンの絵にも超越者?が描かれてますね。
    49年前のアレシボメッセージに返事こないかな。

    Dieser alte Heilige hat in seinem Wälde noch nichts davon getötet.

    0
    2023年03月13日

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