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安倍政権はぎりぎりで間に合った奇跡の政権である。 2013年夏。悪化するデフレ、中国・韓国による領土侵犯と、かつてない内憂外患の危機にあった日本。 あのまま民主党政権が続いていたらどうなっていただろうか。 この国を救うために、地獄の底から命を賭して戻ってきた類いまれなる政治家の新たな戦いの軌跡を文藝評論の手法で鮮やかに描いた感動のノンフィクション。
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Posted by ブクログ
著者前作の『約束の日』の続編的な本。 筋金入りの国家感を持ち、理念を貫く政治家、安倍晋三総理について書かれている。 マスコミを敵にまわしたために全く報じられることが無かった6年前に成し遂げた多くの仕事、昨年末の自民党総裁選の戦い、アベノミクス等、総理就任後に仕掛けた仕事の数々が書かれている。 ...続きを読む今回は、彼を支えた周辺の人たちについても詳しく書かれている。 死の間際まで安倍を自民党総裁選に勝たせるために自らの命を削ってまで発破をかける三宅久之氏。 自民不遇の3年間を真面目に支え続けた当時の自民党総裁谷垣氏を裏切る形で総裁戦に出馬を決めた石原氏に対し、不快感を隠そうともせず、『平成の明智光秀』ときってみせた安倍氏の盟友、麻生副総理。総理当時は漢字も読めないとバカにされっぱなしだったが、こういう人間は見方につけると心強い。 特に前半部分は臨場感があり、まるでドラマを見るように楽しむことができる。 先日の参院選で衆参のねじれも解消した。そろそろ日本を取り戻してもらいたい。
安倍晋三が自民党総裁選に勝ち、現在に至るまでを描いたノンフィクション。 著者は、元々安倍総理誕生に向けて動いていた人物であり、根っからの安倍ファンである。それを差し引いて読んだとしても、やはり安倍総裁誕生までの過程は胸を打つものがある。
きついなあ。 改めて思った。 第二次安倍政権誕生の時期であり、その後まさかこんなことになるとは。 面白かったのは特に、出馬に至る、自民党内での調整というか力関係というか。 いかに、周囲も待望し、民間人も含めて、安倍さん擁立に本気で取り組んだか。 民主党の、ぐだぐだの本を読んだばかりというところもあっ...続きを読むて、熱い。 応援者による筆なので、もちろんある程度割り引いて読まなければいけないが、こういうことって、マスコミさんとか、マジに報道しないね。 亡くなって日も浅いからあれだが、政治の総括もなければ、それこそ「好意的」に取り上げる特集もない気がする。 叩く方はかなりあった気がするのに。 著者は文芸評論家ということもあって、専門でもない経済論への言及はちょっかなと思った。
2012年12月に第二次安倍政権は誕生した。翌2013年は20年ぶりの伊勢、60年ぶりの出雲の両遷宮、熊野の120年大祭、熱田では1900年大祭というまさに時代の節目を感じさせる年に始動した。民主党政権があれほどひどくなければ安倍総理の出番はなかった。自民党総裁選が決選投票で決着したのは40年ぶり、...続きを読む決選投票での逆転は60年ぶりであった。日本人の危機感が順当な候補者達を差し置いて安倍政権を誕生せしめた。 第一次安倍政権は1年で10年分の仕事をしたという評価も聞かれる。中国の台頭と国力毀損により日本は存亡の危機にある。保守本流、安倍総理の復活は日本にとって計り知れない僥倖であった。もはやどこの誰かも分からないような者たちに国政を任せておけないではないか。 就任後、丸2年以上が経過した現在、とくに消費税増税以降、デフレ脱却は道遠いにもかかわらず、TPP参加や、構造改革の邁進は外国人の投資を拡大し、貧富の差を広げ、多くの国民に厳しい競争を強いるものである。”美しい国”とは相容れないとも思うが、今は国防第一で耐え忍ばなければならない時期なのかもしれない。 日本に何が出来るかではなく何をしなければいけないかを常に考えているといわれる。代わりが務まるものはいない今、安倍総理を信じ支えるしかないのだろうと思っている。
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