白いへび眠る島

白いへび眠る島

682円 (税込)

3pt

高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。十三年ぶりの大祭でにぎわう島である噂が起こる。【あれ】が出たと…。悟史は幼なじみの光市と噂の真相を探るが、やがて意外な展開に!

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白いへび眠る島 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月10日

    田舎の小さな島の夏を感じる一冊。
    映画にしたらとてもきれいで不思議な映像になるんだろうな、と思いながら読んだ。

    この作品に出てくる「女踊り」や「持念兄弟」は河口の稚児舞や寝屋子文化に近く、舞台は架空の島だけれど、日本のどこかにある田舎の島、と想像をかき立てられた。

    古い因習が残るけれど、少しずつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月24日

    壮大な状況説明の後に配置された、息もつかせぬ終盤の「あれ」との攻防。元題の『白蛇島』は横溝正史シリーズを彷彿とさせるが、文庫版に改題されたものも味わい深い。青春ファンタジーミステリーとも言える古代と現代が入り混じる不可思議な世界観は、父上の薫陶の賜物なんだろうな。

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    Posted by ブクログ 2023年12月20日

    田舎の島に伝わる伝承や伝説を主題にした内容。
    田舎だからこその景色や文化など様々な描写が美しく想像できる。
    幼い頃からの親友との信頼と友愛を見ることで
    その温かさや寂しさを体感できて良い意味で苦しかった。
    みなの未来がたのしみ。

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    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    ファンタジーな出来事が起こりながらも、集落の様子、そこで暮らす人々の様子を楽しむことができる作品でした。皆それぞれの場所で元気に暮らして欲しいですね。

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    Posted by ブクログ 2022年02月06日

    原体験というのは、多くの場合幼少期を過ごした故郷にあって、何かしらの不思議な、少し怖い記憶が残ってたりしません?
    なんかあったような気はするんですが、それがどんなかは思い出せないんですが…今思えば不思議な…なんかあったような。
    で、当然のように神社もあって、そのお祭りと縁日にお小遣い握りしめて一日心...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月26日

    文に目が慣れるまで、つまらないと思っていたけど最後は一気にラストまで駆け抜けた。

    不思議なお話だけど、どこか現実味もあってこんな世界があるのも悪くないなと思った。

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    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    島の美しい風景が浮かぶ冒険譚。

    悟史と光市、荒太と犬丸の絆や、
    島のしきたり、人ならざるものの世界、
    子どもと大人の境目の高校生が
    これからの自分の人生を考える話でもあり、
    盛りだくさんで、個人的にはおもしろく読めた。

    冒頭の「あれ」への不安感を煽る描写は
    じっとり、十分不気味で、
    夜読んだこと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月06日

    『あれは海と山を行き来していると伝えられる化け物で、その名前を口にするのも忌まれてきた。悟史も「あれ」を正確になんというのか、知らなかった。なにしろ、口に出しても文字で書いても禍があると言われているのだ』

    日本各地には今も親から子へと伝わる様々な妖怪、怪物、そして幽霊などの伝承があります。有名なも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月24日

    ハードカバー版は2001年の出版。
    それより前の時代感覚、昭和の終わり頃の感じ。

    長男しか残れないというのは、貧しい戦前の農家な話。家を守れ、お前は長男だ、特別なんだ。

    そんなわけはない。人生は平等なんだ。

    どろっとした、しがらみみたいなもの、足枷みたいなものを表現したかったんだろうなと想像し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月11日

    閉鎖的な島で、外へ出ていく悟史と島に留まる光市が体験する島での「不思議」な体験。ただの伝説なのか本当なのか、あれとは何なのか…はらはらしながら一気に読んでしまった。
    悟史と光市みたいな友人関係、憧れます。二人は持念兄弟という特別な繋がりを持つ。けれど光市は「持念兄弟じゃなくても悟史と一番仲良くなった...続きを読む

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