組織を強くする 技術の伝え方

組織を強くする 技術の伝え方

ビジネス・実用
770円 (税込)

3pt

2007年問題を乗り越えるための必読書! 「伝えよう」としても「伝わらない」。「伝える」のではなく、「伝わる」のが正解だ! 各企業で大問題になっている技術伝達の本質を明らかにし、解決法を示す。(講談社現代新書)

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    Posted by ブクログ

    770

    畑村 洋太郎
    1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授、工学院大学グローバルエンジニアリング学部特別専任教授 を歴任。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。’02年にNPO法人「失敗学会」を、’07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『失敗学実践講義 文庫増補版』

    組織を強くする 技術の伝え方 (講談社現代新書)
    by 畑村洋太郎
    ところが、正しい伝達が行われなかった場合はこんなふうにはいきません。A世代の人々が自分たちの技術をきちんと伝えなかった場合は、次世代の人はまた一から学ばなければなりません。するとA世代の人々と同じだけの労力と時間をかけ同じ技術を習得することになります。このことを示したのが図の B' です。そこには技術の新しい進歩は見られません。さらに B' 世代からも技術の伝達がなされない場合は、次の C' 世代になってもその組織における技術レベルはA世代と変わらないということになります。

    たとえば学校教育で算数や数学を教える場合、多くの先生は公式は正しいからといってそのまま教えようとします。これは別に誤りではありません。余計な情報を一切 削ぎ落とす効率のよい方法だともいえます。だから教える先生たちは、最も大切な部分だけを教えるのだから「いいこと」だと考えています。ところが、生徒にとっては、自分の身近な具体的な世界の知識を使うことができないので、「こんな勉強にどんな意味があるの」と興味も持てないし、疑問に思ってしまうのが現実です。学校教育の現場では、それが結果として勉強嫌いを増やす原因になっています。

    私はこれまでいろいろな企業のマニュアルを見てきましたが、不必要な部分を捨てないケースでは、だいたい当初厚さ五センチのものが三十年後には三十センチくらいにまでなっています。一見するとマニュアルが厚くなるのは正しいことのように思えますが、詳細を検討して不要な部分を切り捨てるという作業を怠った結果でもあるわけです。

    ちょっと抽象的な話になりますが、知識というのは関連する要素の組み合わせによってつくられたある一つの構造になっています。そのことを頭に入れてこの図をもう一度見てください。知識が正しく伝えられるかどうかは、伝えられる人が頭の中にどのような構造を持っているかで決まります。そして、きちんと伝わった状態というのは、伝えたい人が頭の中に持っている知識の構造が伝えられる人の持っている構造と一致したことをいうのです。

    伝えられる人が頭の中にもともと持っている知識の構造とは、「理解のためのテンプレート(型紙)」のようなものです。これと相手が示した知識の構造が完全に一致したとき、「理解できた」となるのは間違いありません。しかし、仮に完全に一致するテンプレートを持っていなくても、似たようなテンプレートさえ持っていれば、その場で新しい理解のためのテンプレートをつくっていくことが可能なのです。

    以上のことを念頭に置いて、技術を正しく伝えるためにはどうすればいいか、あらためて私なりの考えを簡単に整理しておきたいと思います。正しく伝えるためのポイントは次の五つです。   1 まず体験させろ   2 はじめに全体を見せろ   3 やらせたことの結果を必ず確認しろ   4 一度に全部を伝える必要はない   5 個はそれぞれ違うことを認めろ

    一つめは、「まず体験させろ」です。うまくいくコツ、方法を教える前に、まずやらせてみるのです。  たとえば習字だったら筆を持たせて書かせてみる。スキーだったら板を履いて滑らせてみる。設計だったら機械に触らせてみる。仕事でも(もちろん外部に迷惑がかからない範囲で)やらせてみる。当然最初はよくわからないわけですからうまくいきません。しかしそうしたことによって、もっと知りたい、できるようになりたいと、受け手の頭の中に受け入れの素地ができれば、その後の伝達ははるかにスムーズに進むでしょう。

    二つめのポイントは「はじめに全体を見せろ」ということです。  もちろん全体を見せるというのは、最初からすべてを理解させるという意味ではありません。たとえば仕事の全体像をいきなり見せても、最初は何のことかわからないでしょう。  しかし最初に全体を見せることで、自分がこれから学ぶことが全体の中でどのような役割を果たしているのか意識することができます。「自分が何のために学ぶのか」を知ることによってモチベーションもあがるので、これもまた「受け入れの素地」をつくることに役立ちます。  また全体を見る経験をしておくと、あるひとつのことがらが全体の中でどのような役割を果たしているかにまで考えが及…

    三つめが「やらせたことの結果を必ず確認しろ」です。これは前章でも触れましたが、多くの場合、伝える側は何かの方法で技術を伝達したら「これで自分の役割は終わった」と思い込んでいます。自分は正しい方法できちんと伝達したので、理解できないのは相手の責任と考えているのです。しかし、前述したように伝わったかどうかは相手が伝えた内容と同じ行動を取れているか、その結果でしか判断できません。だからきちんと結果を確認することは伝える側の大切な役割なのです。  その結果がよければきちんと褒めること。そして結果が悪ければ、なぜ伝…

    四つめのポイントは、「一度に全部を伝える必要はない」です。ポイントの二つめで「はじめに全体を見せろ」という話をしていますが、全体を見せるからといってすべてを最初から伝える必要はありません。習い事では必ず初心者、初級、中級、上級といったクラス分けがあり、それに応じた教則本などがありますが、仕事でも同じことです。最初からすべて伝えようとしても、初心者がその技術に関するすべての知識を吸収できるはずはありません。  このことは次章で詳しく解説しますが、知識には階層性があります。これは伝達も同じで、その人のレベルによって吸収できる技術の幅や深さは変…

     そして最後は「個はそれぞれ違うことを認めろ」です。これは意外に伝える側に意識されていないことであり、難しいことでもあります。  しかし理解の方法や度合いは人によって異なります。そのことを無視して伝える側の論理だけで伝達を行っているかぎり、知識が正しく伝わることはありません。  技術を正しく伝えるには、伝える相手の側に立って教育制度や教材などの伝達方法を考える必要があります。スポーツが苦手でまったく興味を持てない人に、サッカーをたとえに使って伝えようとしてもチンプンカンプンなのは当然です。  そして、…

    よく「人は自分で見たいものを見て、聞きたいことを聞く」などと言われますが、いちばん自分の頭の中に入る知識は、自分で行動して自分でつくり上げたものです。

    そのためにはまず、伝えたい相手が知識を自ら学びたいと思う場所、むしり取れる場所をつくらなければなりません。これには宮大工やたたら製鉄など、伝統技術に携わっている技術者が後継者を育てるために行っている方法が参考になります。

    私は技術の伝達の実態を調べるために、伊勢神宮の遷宮において総棟梁をされた経験を持つ宮間熊男さんやたたら製鉄の現場の総責任者( 村 下 という)の木原明さんを何度も訪ねました。そこで感じたのは、これらの場所は技能取得のための環境としては、理想の場ではないかということでした。

    ふたつの場所で共通していたのは、ともに尊敬する先輩と一緒に作業をしながら技術を自らが学べ、むしり取れる場になっているということです。

    宮大工やたたら製鉄といった場所には、一般企業のように技術の中身について詳細なことを文章化したマニュアルや作業標準書のようなものは用意されていません。一方で、尊敬する先輩と共に作業を行う環境が整っています。未来の後継者たちは、技術を取得しなければ仕事ができません。しかしだからといって先輩たちから親切に手取り足取り教えてもらえるわけではありません。向上心を持っている人は、その中で技術の取得を渇望しながら、先輩の一挙手一投足を観察しているわけです。

    たとえば、 意図して伝えたり強制してでも伝えるべきものには、「知」「技」「行動」があります。これらは正確に伝えておかないと、組織が行っている活動ができなくなってしまうものです。

    ここでいう「知」は組織の人間なら誰もが共有すべき生産活動に必要な知識のことです。この知を伝えなければ組織の中で動くこともできません。 「技」は本書でいう技術よりも技能に近いニュアンスのもので、それぞれの作業に必然的について回る行動や判断のことです。これもまた正確に伝えなければ確実な生産活動はできません。  次の「行動」は技とも呼べない「ごく当たり前」の行動のことで、たとえば安全のための行動がこれに当たります。

    また、 とくに伝達することを意識していないものの、すべての活動を通じて自然に伝わったり、伝わってほしいものもあります。それは「価値観」や「信頼感」「責任感」といった「企業文化」「気」 です。

     もちろん、最初から高度な判断まで任せることはできませんが、そのようなものはそもそも新人に期待する役割ではないので一向に問題ありません。高度な判断を必要とすることは、高度な知識を獲得した熟練者がやればいいことです。初心者には初心者に合ったことをさせ、慣れるに従って徐々により高度な技術を獲得させればいいのです。  それよりもここで大切なのは、前章でも説明したように、レベルは低くても低いなりの仕事を与え、経験をさせるということです。

    世の中の多くの人は、主観的であることは何となく悪いというイメージを持っています。それは誰かになにかを 真面目 に伝えるときには、まわりの誰もが認めている事実しか話してはいけないと思っているからです。  しかし、実際はそうではありません。 客観というのは実際には「外から見る」という程度の意味しかありません。ある技術に対する見方は十人十色なので、フィルターが違えば違うものに見えるのは当然です。それでいてこれらはどれも事実なのですから、逃げを打たず、遠慮をせずに自分にとっての事実である主観をそのまま語ればいいのです。そしてその方が相手の興味を引くことができるわけです。

    どこの世界、どこの分野にも共通することですが、表面には出てこない(明示されてはいない)ものの、その世界にいる人だったら「当たり前のこと」として知られている知識があります。これが「暗黙知」です。暗黙知をどう扱うかというのは、技術を伝える側にとり、これから非常に重要なことになりますので、本章の最後にこのことについて触れておきたいと思います。  暗黙知は最初はだれももっていません。しかし現場で技術に携わっている人だったら、誰でも自然に覚える(はずの)知識です。  ですから、熟達した技術者は当たり前のこととして認識しているせいで、伝達する必要性さえ感じていません。そのため非常に大切な知識であるにもかかわらず、言葉や文字で表出することさえされていないケースが多々あるのです。

    しかし実際は現在、 きちんと暗黙知を表出しないと、その大切な知識が断絶してしまう状況に多くの企業は追い込まれています。

    逆に言うと、そうした人たちは、 自分たちはきちんと形通りに伝えたのだから、あとは伝わらない相手の方が悪いと思いがちですが、これは大きな間違い です。  たとえばほとんどの教科書は「きちんと形通り伝えよう」とのみ考えてつくられているわけですから、おもしろくないのは当たり前です。  だから教師という伝達のプロの腕が問われるのです。教科書をそのまま教える教師がつまらないのは当たり前です。一方で教え上手な教師とは、生徒の状態や求めているものを見極め、生徒の関心のありそうな話題をたとえにもってくるなど、臨機応変に教え方を変えることができる人をいいます。

     私は長年、大学で機械設計を教えてきました。そこでいつも疑問に思っていたことがあります。それは自分で設計をしたことのない、実務経験がまったくない教師が、設計のやり方を教えていることです。

    私は別に大学の先生の悪口を言いたくてこんな話をしたわけではありません。私がここで言いたいのは、 知識を伝えるだけでは相手に技術を習得させることはできないということです。伝えたいことをうまく伝えるには、相手にイメージを伝えるのが効果的 です。しかしこのイメージは、実際の経験を通じないと得られないものなのです。それはつまり、実体験の中で得られた適切なイメージを使うことができれば、技術の伝達はそれだけスムーズになるということです。

    ちなみに、この作業がうまくできるのは、ふだんから物事をよく観察している人です。こういう人は対象の特徴に常に注目しているので、特徴を際立たせて絵に表現することができるのです。逆にいうと、絵を描かせることは対象をしっかり観察することにつながります。それがまた対象に対する深い理解につながるのです。

     しかし、高い能力を持つ人たちを集めても、それだけではダメです。これは野球やサッカーなどの集団スポーツを見るとよくわかるでしょう。日本でも世界でもキラ星のごとくスターを集めているチームが、必ずしも勝てるわけではないのは、よくご存じのことと思います。  これは、 個々の能力が高くてもそれぞれが孤立している状態では、大きな力にならない ことを表しています。それよりも一人ひとりが多少小粒でもまとまりがあったり、戦術への理解が徹底されているチームの方が、組織としての強さが発揮されることはしばしばあるのです。

     もちろん、なかには例外もありますが、ふつうはひとつの技術の習得に一生をかけるようなことをしていたら進歩はほとんど期待できません。ましてあらゆるものが大きく変化することを考えると、長時間かけてひとつの技術を習得することはむしろ退化につながるかもしれません。  情報化が進んだ昨今は、とくに昔に比べて変化のスピードが違います。その中で新しい技術の獲得を経験と慣れだけに頼っていたら、あっという間に取り残されてしまうことになるでしょう。  では、そうならないために個人としてなにをすべきでしょうか。

    もし初心者だったらやはりまずは焦る気持ちを抑えて、手本として示されている作法や型を真似る努力を愚直に続けることです。そして、これと並行して、技術をむしり取れる環境を自分自身でつくることを心がけるといいでしょう。価値が認められないものに対して人間は積極的に動けませんが、その反対に価値があるとわかっていることや人から求められている環境があると、意気に感じて必死に頑張ることができます。この心理を技術の獲得にうまく利用するのです。

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    本書は個人,あるいは組織に蓄積されている「技術」をどのように伝えるかということについてまとめられている。
    私たちは伝えようとマニュアル化したりするわけだけれども,それはすべて伝わるだけではなく,伝える側を考えた伝え方を考えなければいけないということであった。著者は「失敗学」を提唱しているが,ポイントが上手く伝わらないと大きなミスが起こることも指摘している。
    私は「教育」分野に身をおくものなので,本書を読みながら,一体伝えるべき「技術」はなんなのか,とかそもそも私が学んできた「技術」とは一体何なのかについて考えさせられた。

    0
    2012年01月24日

    Posted by ブクログ

    ふと見返してみると、最初に読んだ際の赤ボールペンのアンダーライン(縦書きだからサイドライン?)を付けた文章が目に跳び込んでくる。
    私も55歳を向かえて、勤務先ではいったんの区切りを付ける年だ。
    今、感じるのは、勤務を通じて通じて得た技術の伝達への希望だ。微力を尽くして、思う仕事を行いたいという気持ちを後押ししてくれる。

    0
    2010年06月20日

    Posted by ブクログ

    僕は、内視鏡を仕事にしているので、上手い医師の技術は「盗みたい」と常々思ってきました。
    その一方で、疫学を教えるときは「上手く教えたら伝わるに違いない」という気持ちで、レクチャーや勉強会に臨んできました。
    参加者の勉強の手間をはぶき、簡単に楽に学んで欲しかったのです。

    内視鏡医としては「盗み」、疫学の教育者としては「楽して勉強してもらう」という、相反する立場が自分の中に混在していたのです。

    この本の中で、
    「 技術は「伝える」のではなく「伝わる」 」
    のだと、畑村氏は書いています。

    技術は「伝える」ということを正しくすると「伝わる」と私たちは思っている・・と本書にはあります。
    でも少し違うのですね。
    それは「伝える」側の立場で考えたことなのであって、技術は本来「伝わる」ものなのだと。

    例えば「教育システムの充実」「資料の充実」「マニュアルの作成」・・・って大事ですよね?
    でも、これは「伝える側の立場」からの方策なのです。
    ただひたすら、システムや資料を作り続けた結果、あちこちで伝えることの形骸化が起きているのだ、と畑村氏は指摘しています。

    確かに、病院でも使いもしないマニュアルなんて、山ほどありますからね。
    疫学を教えていても、慣れてきて難しいポイントもそつなくこなせるようになればなるほど、少し違和感も感じていました。
    本を読んで少しずつ前進していった、若かったときの「学びの楽しみ」「理解したときの快感」を、学び手から奪っているように思わないでもなかったのです。

    そのせいでしょうか?
    EBMワークショップの参加者が、スタッフになって一緒に教え方を工夫するようになったりは、なかなかないのです。
    ICLSやACLSでも、大多数の参加者はスタッフになりません。
    技術や知識を「伝えられた」ために、学びの魅力が無くなっていたのかもしれません。。

    この本では、「受け入れ側の素地」なんてことを、言っちゃってます。
    技術を受け止める側が、どれぐらいやる気があるのかが大事なんだよと。。
    あ、それいっちゃあお終い・・・とも思いますが・・・・

    でも、これを無視しすぎなのが今の医学部教育とも思うんです。
    とにかく、底辺にフォーカスを合わせるのですが、やる気のある学生は勝手に全国を飛び回って勉強したりしている。
    自分の学校にはほとんど寄りつかない。
    学生は、教育者の熱意を見ていることが多いのです。
    大学に寄りつかないのは、教えてやろうという熱意が感じられないからかもしれない。

    脱線しましたが、
    1、まず体験させろ
    2、はじめに全体像をみせろ
    3、やらせたことの結果を必ず確認しろ
    4、一度に全部を伝える必要はない
    5、個はそれぞれ違うことを認めろ
    伝える側としては、こういうことが大事だよ、とのこと。
    詳しくは本書を読んで下さい。
    面白いです!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    物づくりの現場で、当然のこととして伝わっているであろう技術が、
    伝わっていないことが、よくあります。

    わたくしは本づくり(編集)が専門です。
    本づくりの技術は、どこかで失われてしまっています。
    これは日々、痛感します。
    これは本じゃないよね、という本が平気で書店に並んでいます。

    わたくしは小説も書くので、小説を書くという分野でも、
    技術が伝わっていないのが、わかります。
    これは小説とは言えないよね、というナニモノかが、
    世の中に、あふれかえっています。

    本も、小説も、人身事故を起こさないから、
    社会的な問題になっていない、だけのことです。

    生産現場での話だから、ワタシハ関係ナイと
    思わないで、本の周辺に生息しているみなさんにも
    ぜひ、読んでいただきたい1冊です。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ◆「技術の伝え方」
    <ポイント>
    技術は「伝えるもの」ではなく、「伝わるもの」。相手の立場に立って、「伝わる状態」をいかに作るか。
    「暗黙知」の表出(←これは再認識。)

    第7章 一度に伝える「共有知」
    「同じことを30年も続ければそれなりにできるのは当たり前、そこを2,3年で獲得することに価値がある。」
    「守・破・離」 
    「破」:作法・型を手に入れて、そこからさらに出ようと意識して行動した人だけが進歩できる。
    「離」:試行錯誤を繰り返した人は、理解と経験に基づいて全く別のものを作り出せる。
       制約条件の変化や外部からの新要求に対応して全体を作り変えられる

    ◆おまけ
    「技術のつたえ方」の、p.111 印刷がにじんで読みにくい。
    新書で、こんな印刷汚れは初体験。
    おそるおそる印刷所を見るとT印刷だった。

    0
    2019年01月06日

    Posted by ブクログ

    教える場合には、伝えられる側の立場を考える必要があるとのことです。
    伝わらないのは伝える側に問題がある場合もあると。耳が痛いですが、心に留めたいです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    『どんな場合、自分の伝えようとする中身を相手が受け取ってくれる形に再構築しないことには絶対に伝わらないにです。』

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    SEKIモデルを思い出しましたが、本書でも触れられていました。伝えることよりも伝わることの大切さを改めて気づかせてもらいました。再読ですが、かつてこの本を読んで、講師の仕事に生かしたことを思い出すとともに、ちょっと今は難しくなりました。

    0
    2023年09月27日

    Posted by ブクログ

    ちょうど並行して「知識創造企業」を読んでいて、いろいろとリンクしていたので面白かった。

    第7章は特にぐっとくる。

    0
    2019年01月20日

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