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Posted by ブクログ 2022年12月21日
無意識のエディプス的傾向を母親=「彼女」側からのアプローチで智広に対して実現させてるのか、結局のところその無意識は智広側から膨れ上がってきていてその結果が「彼女」をこういうかたちの存在にさせているのか、、、とかを考えたりした。
包み込むっていう意味での母性をSFっぽく体現している感じがしておもしろか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月09日
七瀬さんに幸せになってもらおうと、作者である筒井さんは、本書に登場する「意志」の如く振る舞ったのだと感じました。
人間の心理描写に秀でた作品とのコメントがあったのがきっかけで『家族八景』を読み始めた物語でした。七瀬さんの話は、いつもまでも続いてほしいという思いもありますが、ここで終了のようです。まだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月13日
ある日、少年の頭上でボールが割れた。音もなく、粉ごなになってーそれが異常のはじまりだった。強い”意志”の力に守られた少年の周囲に次つぎと不思議が起こる。その謎を解明しようとした美しきテレパス七瀬は、いつしか少年と愛しあっていた。初めての恋に我を忘れた七瀬は、やがて自分も、あの”意志”の力に導かれてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
ほとほと感心してしまった。同じ素材でテーマの異なる3題を作り上げる巧みさ、何より2作目と本作とのつながり方には驚いた。死んだはずの七瀬がしれっと登場するのはどうして? これ初出の時は驚愕だったろうなぁ。3部作と知っていてこれだけ驚かされたわけだから。
それにしても神様が代替わりするっていうアイデアに...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月16日
第二作と全く関係のない高校事務職員として七瀬が書き起こされた。超能力者抹殺集団の凶弾に倒れた印象が残る中、著者がこれから語ろうとする物語に気持ちがざわつく。エディプスに擬せられた少年・智広よりも、彼を守る宇宙意志というフレーズから、桂南光師匠の宇宙意志の会を思い出し、著者も関西出身だったなぁといらん...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月10日
読み終えたのは半年も前の話になります。
「エディプスの恋人」は七瀬シリーズの三巻にあたるので、一冊目から読むことをおすすめします。
感想、なのですが
とにかく僕にはどストライクでした。
正直、小説読んでて動悸がしたの初めてです。心臓がバクバクなって手が震えました。誇張ではありません。
ひとり部...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月04日
『家族八景』『七瀬ふたたび』に続く、俗に言う七瀬シリーズの完結編。
異能SFの雰囲気は影を潜める、というよりかは作者の中で“異能”というものをより深く推し進めたであろう本作は、形而上的な色合いを帯びる。
生物の上位存在の様なもの..宇宙意思..定まった呼び方の無いこういったものに対し、本作はかなり...続きを読む
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