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Posted by ブクログ 2021年06月19日
往年の「乱調人間大研究」を薄味にしたような読み心地。
焦点的自殺の実例紹介で、肌に粟を生じた。
フロイト的過ち(フロイディアン・スリップ)は身を以て味わった。会えば確実にイヤな思いをするであろう友人宅へ向かう際、反対方向の電車に乗ったり、乗り越したり……。
著者のフロイトへの傾倒ぶりがうかが...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月13日
二番煎じを公言するユーモアと、
それに反する意外にも真面目な内容がいい加減(ダブルミーニング)。
コミュニケーションの壁について書かれた
「バカの壁」に対し、
本書は良識とアホの壁について書かれている。
第二章にある
「アホな怪我は焦点的自殺」という項を読んで、
自分が小さい頃、二度交通事故にあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月22日
筒井康隆の新書。
養老孟司の『バカの壁』はのオマージュだが、『バカの壁』は、人と人とのコミュニケーションひ阻害する壁について論じたのに対し、本書では筒井がその体験と俗流科学で、人それぞれにある良識とアホの間の壁とは何か、なぜ人は直ぐに壁を乗り越えてアホの側に行ってしまうのかを論ずる。
アホな行為、原...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月18日
筒井康隆のアホの壁を読みました。筒井康隆流のアホ論でした。堂々と養老孟司の「バカの壁」のパロディだと書かれていましたが、それなりに面白く読みました。なぜ人はアホなことを言うのか、というテーマではアホなことを言ってしまうシチュエーションが面白おかしく書かれていました。また、なぜ人はアホな計画を立てるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
この題材にこの作家、というのが正に当てはまる本である。
無意識にアホな場合は無価値であるが、
意識的にアホになれれば価値が生まれるということがわかる。
価値のあるアホには需要がある。
筒井康隆はSF小説で数多くのヒットを出しているが、
SFは常識では考えられない世界をあたかも存在するかのように描...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月13日
エンターテイメントの大御所が書くアホな言動や行動の分析集です。ここでいうアホとは、芸術性や文化的価値のない、つまらない行動のこと。
おふざけ満載のパロディ書かと思いきや、丁寧に分類されたアホ事例を冷静に心理学的観点から分析されていて、また日頃感じることが巧みに言語化されていて、さすがと思ってしまった...続きを読む
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