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天才画の女
新人ながら降田(おだ)良子は、光彩堂の社長中久保らにより、天才画の女と評されるに至る。一方、叢芸洞(そうげいどう)は、社長の大江信太郎が病床に伏せており、支配人の小池が取り仕切っている。光彩堂とはライバル関係にある。
小池は、良子の作風の源泉(師匠)がいるはずと、郷里福島の真野町を訪ねる、銘菓の老舗であった。ここで、1人の老画家、小山政雄が浮かび上がる。小池は降田と老画家の関わりを探るが、真相は容易に掴めない。
はたして「天才画の女」とは、いったい何者なのか。小池が迫っていく。思わぬ人物が小池の抹殺に動く。この人物とは誰なのか!
Posted by ブクログ
松本清張は絵画を題材にした作品が多くあるらしいが
その中で、古本屋で見つけた作品がこれでした。
また、今まで読んだ『砂の器』『わるいやつら』と同様
作品に出てくる地域の風土が細かく描写されている。
実際にある地域と名前は一致しないものが多いらしいです。
内容は、新人女流画家の真相に迫るものなのだが
結構面白かったと思う。
サスペンスという面白さよりも
人間は興味があるものを、とことん突き止める力があるという面白さと
この興味から起こる事件の
二つの展開が作品の面白さなのかなと思いました。
長編と言っても300ページ程度のものなので
読みやすい長さの作品だと思います。
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