【感想・ネタバレ】天才画の女のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年12月20日

画商の世界を自然に知れた。駆け引きが面白くて一気に読んでしまった。
絵画は芸術とは言え、画商からしたら商売道具なのだと感じた。メインターゲットであるお金持ちが好むような色彩とか絵のタッチを研究し、再現したら売れるのだろうか。また、芸術にこのような共通項は見出せるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年10月13日

銀座の有名画廊に、新人女流画家が自身の作品が持ち込まれる。安く買い取り、得意先絵画コレクターが購入した高額絵画の「おまけ」として付けられた。が、買い取った顧客は、この「おまけ」の作品に心酔。ここからストーリーが展開する。作品数が少ない新人女流画家。新人を育て囲い込み、大きな利益を上げようとする画廊。

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Posted by ブクログ 2022年08月22日

制作過程及び美術履歴不明な新人女性画家の真相を追う話でありがちな殺人事件などは無い。しかし画商たちの腹の読み合いと推理力は紛れもなくミステリー。笑顔の裏に、罠や情報の探り合いがあり魑魅魍魎的な美術界が堪能できる。
最後のオチが現実的で良かった。

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Posted by ブクログ 2023年06月20日

芸術ミステリーはやはり惹きつけられる。
松本清張の重厚な雰囲気は尚更だ。
でも本作は後半にかけて駆け足で進み、急に収束したような感じで、最後にもう一波乱欲しかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月14日

誰も殺されない松本清張。いつになったら展開があるのだろう?と思いながら読んだ。主人公?の女性は美人でも人から好かれるかんじでもなくサッパリと書かれてる。何者だろう?と思わせてくれて楽しい。ライバル画廊のやり手が、戦争帰りの親戚の話をでっちあげて人の話を聞き出すのが、そういう人が身近にたくさんいた当時...続きを読むを感じさせる。主人公たちのしていたことはあくどい犯罪ではないし、着想を得ていただけで自分の画力で描きあげたともいえるような気がするが、狂人画家の功績を葬り去ったことはやはり罪なのだろう。

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Posted by ブクログ 2012年11月10日

松本清張は絵画を題材にした作品が多くあるらしいが
その中で、古本屋で見つけた作品がこれでした。

また、今まで読んだ『砂の器』『わるいやつら』と同様
作品に出てくる地域の風土が細かく描写されている。
実際にある地域と名前は一致しないものが多いらしいです。

内容は、新人女流画家の真相に迫るものなのだ...続きを読む
結構面白かったと思う。

サスペンスという面白さよりも
人間は興味があるものを、とことん突き止める力があるという面白さと
この興味から起こる事件の
二つの展開が作品の面白さなのかなと思いました。

長編と言っても300ページ程度のものなので
読みやすい長さの作品だと思います。

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Posted by ブクログ 2012年03月16日

私は絵画に詳しくないので、それを題材にしているという点でまず興味が30%ほどそがれたが、絵画の世界を知ることができ、また清張らしい内容文体が非常に引き込まれた。

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