死の枝

死の枝

616円 (税込)

3pt

途方もなく膨張し、混乱し、錯綜した現代社会の裏面で複雑にもつれ、からみあうさまざまな犯罪。その陰に澱む愛憎と執念――狂気を装い、法の網の目を潜りぬけようとする男、交通地獄という世相の盲点を巧みに利用した殺人、猟奇事件の影に踊る札つきの不法建築業者、北国の闇を引き裂く夫婦殺害事件…。死神に捉えられ、破滅の深淵に陥ちてゆく人間たちを描く連作推理小説。

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死の枝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    読ませます

    2022年10月09日

    読んでいて、犯人と同じ心理になって過呼吸になりそうな話がありました。
    無駄なくわかりやすく、読みやすかったです。さすが松本清張先生と思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月26日

    松本清張の連続短編集。どれも独立した話になっていて 登場人物はどこにでもいそうな人物だが犯罪に染めていく状況や動機が書かれており、非常に読みやすい。なかでも、「家紋」「ペルシアの測天儀」が読み終わった後余韻ががあっていいと思う。30ページぐらいの短編だけどおすすめです。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月12日

    「家紋」がツイッターのTLで、恐い短編小説として多くの人が挙げていたので手に取った。意外にもトラウマになるほどのインパクトはなく、むしろ他の短編の方が面白かった。有名な未解決事件「赤ゲットの男」がモデルの小説としては最高峰だとは思う。

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月31日

    松本清張ってどんな作品だろうと思って読んでみた
    お母さんおすすめ作家だったから
    これは短編集が11もあって、楽しめた
    日常生活かと思ったら、殺人事件があって、犯人はわかってるけど、見つからないだろうなという流れだけど、どれも意外なところから犯人につながるってとこで話がすっきり終わる。
    昔の作品なのに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「交通事故死亡1名」「偽狂人の犯罪」「家紋」「史疑」「年下の男」「古本」「ペルシャの測天儀」「不法建築」「入江の記憶」「不在宴会」「土偶」

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    短編集は基本的には好きではないのですが、この本はかなり楽しめました。特に「家紋」と「入江の記憶」が良かったです。余韻の残る終わり方にゾクッさせられます。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    社会派推理小説の巨匠による短編集。短編という事で致し方ないが過去の旧悪が及ばぬところから発覚して御用になる(もしくは暗示される)パターンが多い気もする。
    都市伝説的に聞いたことがある話、『家紋』が掲載されている。真相はさておき時間差で家族を皆殺しにしようとする犯人の行動は怖い。田舎ではこの様な世に出...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年02月15日

    松本清張、4冊目。
    黒い画集よりもさらに短編が11編。
    今まで読んだものは、割と最初に事件が起こり、その謎解きの部分のじわじわ感が楽しめたが、この短編集は、事件が最初に起こるのはおなじだが、逆に謎解きはあまりせず、犯人の目星がつくあたりで、あとは読者の想像に委ねている。
    そのあたりが、今までとは一味...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月23日

    11篇の短編集。様々なシチュエーションでの殺意、捕縛への怯え。事件解明まで何年も経って破滅に落ちていくというのも特徴。13.3.23

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年02月24日

    以前、『オカルトクロニクル(サイトの方)』で「青ゲット事件」を読んだ時、松本清張がその事件を元に「家紋」という短編を書いてあると知り、読んでみたかった本。
    ただ、「家紋」はややイマイチだったかな?
    雰囲気等はいいんだけどなぁー。
    というのも、雪代の思うその人が犯人だったとすると、市之助も美奈子も、そ...続きを読む

    0

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