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Posted by ブクログ 2019年05月04日
休みが続くときには
どっしりした「作品」に
手に取りたい
随分前に
買っておいたままの一冊
はい積読の一冊
読み始めたら
これがこれが
たまらなく面白い
「ジョセフ彦」さんの名は
幕末の歴史の中で出てくる
「漂流民」「新聞の父」
ぐらいの認識しかなかったのですが
読み進めていくと
その背景に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月20日
吉村明に「漂流」という作品があるけど、
こちらも漂流もの。
江戸時代末期、廻船が難破し、流され、アメリカの船に救助され、アメリカに上陸し・・・、乗組員の彦蔵が数奇な運面をたどる、という内容。
当時の日本の船は、嵐に弱く、多くの船が遭難したようだ。
遭難して生き残った人々の記録が多くあるということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月25日
13歳の時に乗っていた船が嵐のため漂流し、アメリカ人に助けられ、その後アメリカ人となって帰国を果たし、日本とアメリカの掛け橋となった彦太郎の一生。
ジョン万次郎よりも若くて、多数のアメリカ高官に会っていた人が居たとは驚きました。帰国を果たした後にも、帰るところがないという寂しい感情が印象に残りました...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「仮釈放」以来吉村昭が好きになりました。
この時代を力強く生きていた人々がいきいきと描かれています。実話。
文明の発達で人は感動のない生ぬるい人生を送るようになったのではないかと気付きました。
主人公はどんな環境におかれても、
苦悩しながらそれを受け入れて世界を広げていった。
歴史の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月08日
漂流の果て、アメリカに辿り着き英語を習得して帰国した日本人はジョン万次郎が有名だが、その万次郎の帰国と入れ違うように、同じような運命を辿った播磨の漁師の子、彦蔵の物語である。永平丸という漁船で初漁に出るも台風に遭遇、運良くアメリカの捕鯨船に救助され13歳でアメリカに渡った彦蔵。当時、日本は未だ徳川幕...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月16日
歴史を裏・表・横から見たのではなく、歴史の証人であり、ガラスの向こう側に映る自画像とともにあった彦蔵。その視線は天賦の知性だったのではないだろうか。こういう切り口の吉村昭に脱帽するとともに歴史を照射する視点が討幕、佐幕、列強ではない漂流民という名の日本人がいたことを知った。世の中は今もまだまだ知らな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月20日
江戸時代、鎖国政策により外洋航海用の船作りを禁止させた日本の商船は、台風等により膨大な漂流民を生み出した。それまでは餓死していた漂流民も幕末頃になると鯨の油を求めて日本近海に来るようになっていた米国捕鯨船に助けられることが増え、そこから日本漂流民と米国人との様々なドラマが生まれたわけだが、このアメリ...続きを読む
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