約束の冬(下)
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約束の冬(下)

662円 (税込)

3pt

壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく──。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。

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約束の冬 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 約束の冬(上)
    733円 (税込)
    十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを? 東京、軽井沢、総社、北海道……。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか?
  • 約束の冬(下)
    662円 (税込)
    壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく──。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。

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約束の冬(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    色んな大人がいて、それぞれ意思があって約束がある。約束は守るという至極当たり前のことをできる大人になりたい。逆に言えば守れない約束はしない。律することもできれば破ることもできる。力を入れるより抜く方が難しい。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    『ぼくは見ました。蜘蛛が空を飛んでいくのです。十年後の誕生日にぼくは26歳になります。12月5日です。その日の朝,地図に示したところでお待ちしています。お天気がよければ、ここでたくさんの小さな蜘蛛が飛び立つのが見られるはずです。ぼくはそのとき、あなたに結婚を申し込むつもりです。こんな変な手紙を読んで

    0
    2014年01月21日

    Posted by ブクログ

    「もしその地図に示した場所で彼が待っていたら、好きになるだろうから」

    こんなに素敵な恋愛小説をほかに知りません。

    0
    2012年11月23日

    Posted by ブクログ

    清清しい。
    悪意のある人間が登場人物にいない。
    悪意のある人ばかりが、現実にも虚構にも多すぎるので(私を含め)
    茨木さんの謳った。「どこかに美しい村はあるか・・・」の村が
    ここにあった!と思わせてくれた。
    尊敬できる登場人物がいて、愛すべきキャラがいる
    ここに住むことができたら、仕事もしやすいことだ

    0
    2012年11月10日

    Posted by ブクログ

    上巻同様、桂二郎と留美子の語りで進みます。

    桂二郎の大人の対応、蘊蓄の深みなど、ダンディーな社長さんを思わせます。
    ゴルフで、あばら骨を痛めちゃうところは、おちゃめですが…。

    留美子と手紙の主との劇的な展開を期待しますが、ちょっと肩透かしな感じもありました。

    全体を通して、素敵な大人の会話を楽

    0
    2011年02月17日

    Posted by ブクログ

    これぞ宮本輝の世界!!
    あくまでも私の中での宮本輝さんのイメージですが。
    久々に大満足。
    特別哀しいできごとがある訳でもなく、ごく普通の日常(多少のゴタゴタはあるけど)が描かれてるだけなのに、なんだか泣けた。
    読み終わって幸せな気持ちになれた。

    もしも10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしてい

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    この作品に登場する人物は、作者が「このような人が自分の近くにいてくれればと思える人物だけをばらまいて…」とあとがきで書いているように、大人で、優しく、人生に対して真摯だ。そう、作者の意図するように、大人が幼稚化した現代において、若い人たちの規範となりうる大人の姿なのだ。そのため、平成の作品であるにも

    0
    2016年06月24日

    Posted by ブクログ

    読み飛ばしたかと思った。
    翠英と桂二郎の朝の別れ とか、
    いつの間にか留実子と俊国が愛称で
    呼び合う仲になってた とことか。
    それぞれの章の裏側で、
    話は少しずつ進展していた。
    ひとつひとつ 細かく書かなくても、
    読者に委ねるのもありなんだね。

    桂二郎が、なんともまぁ、正直に、
    若い女を抱きたい、

    0
    2015年09月10日

    Posted by ブクログ

    この作品を読みながら、自分自身、今まで何回くらい約束をしただろうかと思い浮かべてみた。
    人と人との関係が繋がって、約束を交わすことが、この作品の中ではとても素敵に描かれていた。
    魅力的な登場人物たち、 飛行蜘蛛のエピソード、樹木や葉巻の薀蓄にゆったりと浸りながらも先が気になってあっという間に読み進

    0
    2015年01月30日

    Posted by ブクログ

    わりとミステリ色が濃くなりました。自分の気持ちを追いかける留美子は先を見ていて、周りとの繋がりが広がる中で過去を振り返る桂次郎、これが歳の差なのかなと思います。やっぱり立場的に近い留美子の章の方が読みやすいかったです。
    留美子と俊国の関係にしても、少年時代からずっと年上の女性を思い続けているような良

    0
    2014年05月25日

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