タイムクエイク

タイムクエイク

660円 (税込)

3pt

4.1

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2001年2月13日、時空連続体に発生した異常――タイムクエイクのために、あらゆる人間や事物が、1991年2月17日へ逆もどりしてしまった。ひとびとはみな、タイムクエイクの起きた瞬間にたどりつくまで、あらためて過去の行為をくりかえさざるをえなくなる。しかも、この異常事態が終わったとき、世界じゅうは大混乱に……! SF作家のキルゴア・トラウトやヴォネガット自身も登場する、シニカルでユーモラスな感動作。ヴォネガット最後の長篇小説。

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タイムクエイク のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ラスト感漂う筆致で最後の方は涙が出そうだった。出なかったけど。大統領選に5度立候補したユージン・デブスの引用はヴオネガットの好きな部分が詰まってる。優しくて、優しくて、不器用。でもとってもクレバー。

    0
    2012年02月02日

    Posted by ブクログ

    トラウトとヴォネガットのグランドフィナーレを飾る、ヴォネガットの最後の長編小説。
    タイムクエイクとは、過去十年をリプレイする現象だ。
    これまで過ごしてきた十年間を、自分の意思とは無関係にやり直さなければならない。
    あのときの事故を防ぐことも、あのときの失敗を防ぐことも、あのときの失言を取り消すことも

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    エッセイ?小説?よく分からない作品。
    本の中心になるストーリーは、時間が突然10年前に逆戻りし、人々はまったく同じ10年間をデジャブの中でリプレイする。それが突然終わった時の混乱で、おなじみのキルゴア・トラウトが活躍する、というものなのだが……。

    冒頭で作者は、「老人と海」を引き合いに出してこ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の初期の文体は、ヴォネガットから70%、ブローティガンから30%の影響を受け、そこにチャンドラーの性格設定が加わり完成されたのでは?この3人の中でも、特に僕のオススメはヴォネガット。初めて読んだ時はショックを受けた程、そのスタイルは似ている。しかもヴォネガットは春樹に負けないくらい、いい言葉

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    過去、ヴォネガットは3作品を読んでいる
    ​​『プレーヤー・ピアノ』​​
    ​​​『猫のゆりかご』​​​
    ​『スローターハウス5』​
    いま、このブログにある自分の感想を見てみると、どれも好もしくよろしい感触

    さもありなん、このもう最後の作品になるのかという、作者73歳か74歳発表の
    『タイムクエイク』

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    2001年2月13日、時空連続体に発生した異常―タイムクエイクのために、あらゆる人間や事物が、1991年2月17日へ逆もどりしてしまった。ひとびとはみな、タイムクエイクの起きた瞬間にたどりつくまで、あらためて過去の行為をくりかえさざるをえなくなる。しかも、この異常事態が終わったとき、世界じゅうは大混

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    小説なのかエッセイなのか?
    例によって散文の集合と言う特異な文体で綴られた作品ですが、これまで以上に奇天烈です。もはや物語のストーリーなど無く、むしろ作者自身の意見が中心にあるように思えます。
    作者の言いたい事は色々とあるのでしょう。それが、様々な風刺で描かれます。共産・社会主義的な発想、拡大家

    0
    2017年11月10日

    Posted by ブクログ

    誰にも生んでくれと頼んだ覚えは無い、というフレーズが出てくるたび心に突き刺さりました。ヴォネガット慣れしてない人には読みづらそう?

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    カート・ボネガットのタイムクエイクを読みました。この作家の昔の小説では気に入っているものが多いので読んでみましたが、最後の小説と銘打っているこの小説は駄作でした。途中で何度投げようと思ったことか。

    0
    2011年07月18日

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