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自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。
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Posted by ブクログ
面白かったぁ〜!! 一度は死ぬ覚悟を決めた4人 その緊張感は半端ない ノンストップの展開に、息が止まりそう ネットで知り合った自殺志願者の4人。 年齢も性格もバラバラで、それぞれ結構嫌なヤツ。 もちろん4人は気が合わない。 それが、死ぬつもりで入った山中で赤ちゃんを拾う。 ………何としても赤ちゃ...続きを読むんを守りたい。 この一心で団結し、事件に巻き込まれながらも4人は赤ちゃんと共に走り続けるのだ。 ハラハラしっぱなしの逃走劇だが、その間にそれぞれの過去が明かされていく。 最初は全く共感出来なかった人達なのに、いつの間にか応援している自分がいる。 次第に互いを信頼し助け合い、家族のようになっていく4人。 「今は叫びたくなるほど離れたくはない。助けたい。 同じ時間をともにした五人は自分にとってわけがわからないぐらい大切になりすぎている。」 どうかこの大切な家族を胸に、前へ進んでほしいと願う。
人の生きざまは千差万別なのだろうけど、ちょっとしたきっかけでここまで変われるものなのだろうか。見切りをつける勇気と明日への一歩を踏み出す勇気。どちらも持ち合わせている4人だったからこそ成し遂げられたのかもしれない。読者の立場であるのにもかかわらずこんなにも肩入れしまくってビックリするほどの一気読み。...続きを読む私自身も誰かのために一生懸命になりたいのかも(笑)
自殺願望のある4人がネットを通じて知り合い、同時に自殺を決行するために集合したところから物語は始まる。最初から最後までハラハラしながら読み進め、自分も作中の4人と一緒に逃亡しているようなスリルある没入感がある作品だった。気がついたら読み終わっていた。死を望む人が赤ん坊と出会うことで生きるために生かす...続きを読むために行動する。人はひとりでは生きていけないのかもしれない。誰かに支えられて守られて生きている。
わぁ、面白かった。 自殺しに来たんじゃないの?と何度か突っ込みながらも、気づけば4人を応援していた。 SNSやユーチューバーなど、今の時代ならではの要素が上手く使われており、特に置き配を利用する場面ではなるほどその手があったかと唸った。今どきの逃亡劇。ラストも爽快で、読後感がとてもよかった。 猪...続きを読むノ口は一ノ瀬ワタルで決まり。『Village』の役そのままのイメージで脳内再生されて怖すぎた。
ネットでの集団自殺の呼びかけに応じて集まった4人の自殺志願者たち VS 嬰児売買専門の闇組織の攻防を描いたサスペンスミステリー。 なお物語は、自殺志願者の1人である坂崎夏美の視点で描かれる。 ◇ 坂崎夏美は後悔し始めていた。 夏美は現在、廃車目前のようなハイエースの中にい...続きを読むる。今夜のうちに車内で練炭自殺する予定で、山中に向かっているところだ。 ハイエースを運転しているのは長谷部という初老の男。集団自殺の発起人で、場を仕切りたいのか、とにかくよく喋る。しかも偉そうだ。 長谷部の隣には千代子という老婆。年齢に似合わぬ派手な格好で、その言動にはしたたかさが見え隠れしている。 夏美の隣に座っているのは陸斗という少年だが、妙に落ち着いた態度で冷めた目を3人に向けている。 いずれもひと癖もふた癖もあるようで信用できそうにもない連中だ。中でも特に問題なのは発起人たる長谷部に死ぬ覚悟ができていないように見えることだ。 夏美がグループから抜けると言い出して長谷部たちと揉めていたところ、前方の少し離れたところに赤いミニバンが止まるのが見えた。 すぐに運転席から降りてきたガラの悪そうな女は、大きなリュックを持って雑木林に入り、しばらくすると手ぶらで出てきて車で去って行った。 不審に思った夏美たちが雑木林に入りリュックを探し出して開けてみると、中にいたのは生後3ヶ月くらいの赤ん坊。女の態度から衰弱死目的での遺棄と見た夏美たちは、自殺を中止して赤ん坊を保護することにした。 だが、その直後から4人は誘拐犯としてネットに晒されることになった。 (第1章「最悪への扉」) 全5章。 * * * * * ヒューマンドラマのおもしろさと現代社会のリアルな恐ろしさが十二分に味わえる作品でした。 おもしろかったのは、人生に嫌気が差し自殺する気でいた4人の老若男女が、拾った赤ん坊を守り抜くことで生きる気力を取り戻していく過程。 しかもこの4人はいずれも、他人のことなど考えない身勝手な人間だったのだけれど、赤ん坊を守るためにやむなく協力して苦難を乗り越えるうちに、思いやりや謙虚さに目覚めていくという、心温まるストーリーになっています。 やはり川瀬さんはうまいなあと思いました。 戦慄したのはネット社会の闇の部分。 サバンナを徘徊するハイエナのごとき輩が無数に存在し、獲物になりそうな対象を常に探している。そして生贄が見つかれば我先にと個人情報を暴きたて晒していく。 恐ろしいのは彼らがゲーム感覚で、そんなエグい行動をとっているところでした。 けれど、そんな連中を利用して敵を撹乱したり、迷惑系ユーチューバーを抱き込んで敵を葬ろうとしたりする、夏美たちの戦法がとてもおもしろい。 また、主要人物として登場する4人のキャラも魅力的です。リーダーシップのある夏美、若き軍師の陸斗、豪胆な老将の長谷部、しぶとくしたたかな老媼の千代子。なんてバランスの取れたいいチームなのでしょう。 『フォークロアの鍵』もそうだったけれど、絶妙な人員配置こそ川瀬七緒さんの真骨頂なんだと感心しました。 四日間限りとなった擬似家族。永久解散はあまりに惜しい。図らずもチーム再結成の続編ができないかなあと思っています。
面白かった!ー! 最初はなんだか嫌〜な感じの人が集まったなって感じだったけど、すぐに面白くなってきて、ハラハラドキドキしながら一気読み。 途中で何だか人間ドラマみたいにほんわりするとこもあるし、映画みたいな感じ。
ネットで出会った4人の自殺志願者が決行日に赤ちゃんを拾い事件に巻き込まれていく。 勇気づけられ気分爽快になる小説で、とても面白かった!2章以降はハラハラドキドキの連続で、スリリングな展開にすっかり引き込まれました。 清廉潔白とは言えませんが、悪人とも言い切れない4人の足りない部分を補うような関係...続きを読むがとてもよかったです。前半は嫌な面が全面に出ていて好きになれそうにないと思っていたのに、徐々に愛着が湧いて、後半は「もっと活躍がみたい。終わってほしくない。」と思うほど。4人の良心が赤ちゃんというのもよかったです。 希望を感じるラストは胸がいっぱいに。 映像化してほしい一冊です。
ハラハラドキドキしながらの一気読み 集団自殺をするためにネットで出会い初対面の4人が入った山で、赤ちゃんを棄てる現場を目撃してしまう。 4人は赤ちゃんを助けようとするのだが、SNSで誘拐犯に仕立てられすぐに特定されてしまう。 自由に身動きとれない中での逃亡劇。 死ぬことを決めた4人が、生きる事だけに...続きを読む全力を注ぐ赤ちゃんと触れ合う内に変わっていく心境と、最悪な出会いをした4人の関係性の変化。 それでも最後には、、、
読む手がとまらない本。 テーマは「命」なんだろう、だけど、そこに浸る暇もないぐらいの緊張感とスピード感。4人と1人の四日間、心に残った。
皆さんのレビューから面白そうだなぁ…と思い、いつか読もうと思っていた作品がこちらです。赤ちゃんの表紙がインパクトありますよね! ストーリーはネットを介して集まった集団自殺希望の4人が、遺棄されそうになった赤ちゃんを救うために奮起する内容で、その裏の大きな犯罪組織の存在をも明らかにしていくという...続きを読むもの…。死を覚悟して集まった4人が赤ちゃんを守りたいという共通認識のもと、疑似的な家族のような強い絆も生まれていくその過程は読み応えがありました。 この4人の出会いはネットだったけれど、犯罪組織を明らかにするために駆使したのもネット…、今ネットってすごい!そして小さな命を蔑ろにするこの犯罪組織の実態を知ったとき、ザワザワぁ~っとしました。息つく間も持たせないほどの早い展開でした。最強で最悪なパーティーである4人、こんな経験をしたのだから乗り越えらない壁はないはず…この4人のこれからが明るいものでありますように!!
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