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東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の訊き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部の三つが統合された新組織だ。赤堀は所属のせいで事件現場には立ち入れなくなったが、今回の被害者の死亡推定月日を、解剖医の出した5月20日前後という推定から大きく外し、虫の分析によって6月1日午後3時から4時の間と言い切る。さらに、同僚となったプロファイラーから、重大な分析がもたらされるが……!
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月21日
購入したその日のうちに読み終わってしまった
川瀬さんの作品なので、間違いはないのですが、久しぶりに読むので、ジックリ吟味しながら読みました
面白いです
人間関係や組織に新たな展開があり、更に今後の飛躍が期待されます
ただし、伏線がタップリで、こんなにこんがらがって大丈夫なのかと心配になってしまいま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月16日
今回、ハエやウジちゃんの活躍なし。その代わりにやけど虫(アオバアリガタハネカクシ)。知らなかった。
染料に使うカイガラムシや食品添加物の蚕沙など、知りたくなかったトリビアも満載。
この作品では赤堀先生の過去を知る。
赤堀先生は心に壁がない、誰とでも仲良くなれる、ただの虫好き、そういう人だと思い込ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月30日
ミステリ作品を読んでいると、「残りのページ数こんだけしか無いのに、今さらここでこんな展開が!?」と思わされることが良くある( ^ ^; が、この本では正反対のことが起きた(^ ^; まだこんなにページが残ってるのに、こんなに早く犯人が捕まっていいんかい!? と(^ ^;
が、そこは川瀬氏、周到な展...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月26日
赤坂が実は大変な過去を持っていた事に驚いたシリーズ6作目。何となく何かありそうだなと薄々感じてはいたのですが、そんな切なそうな赤坂を見るのは悲しい。
そして岩楯の相棒にまたもや鰐川刑事が返り咲き。ワニさん好きなので嬉しかった今回は、やけど虫ことアオバアリガタハネカクシが大活躍。凄く艶々したオレンジと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月07日
前作に比べると「虫」の活躍が目立ち、本シリーズらしい作品になっていると思います。
赤堀教授は警視庁にあらたに設けられた組織の一員となりますが、逆に場末の部署に囲い込まれた形になり、今までのように自由に動き回ることができなくなっています。とはいえ、岩楯刑事とのコンビは健在ですし、ひさしぶりに鰐川刑事...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月09日
あっ!ワニさんや!
しかも結婚してる〜
おめでとうございます!
今回は、出世というか何というか、科研の組織に組み込まれる。
「捜査分析支援センター」
でも、何か、左遷いうか、海外では捜査の手法として使われてる法医昆虫学、プロファイルなどの人らがおるんやけど、持て余して分離させた感じ。
ええ味(成果...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月20日
血みどろの凄惨な現場に転がる指3本。そして肝心の死体はない。どういうことだよと想像力をかき立てられるなか、毎度赤堀先生に振り回される岩楯刑事の姿が気の毒ながら面白い。今回の相棒・鰐川刑事にはいつも赤堀先生への敬意が感じられるから好き。イケメンではなさそうなところが残念(笑)。新たに設けられた捜査分析...続きを読む
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