【感想・ネタバレ】四日間家族のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説っていいなぁ。

先日読んだ「正欲」とは逆に、展開が強引で、

「そんな奴おらんやろ」

登場人物たちがデタラメなキャラクター設定でも、

面白ければそれでいい!!
楽しければそれでいい!!

そんなことを無条件に感じさせてくれる。

見ず知らずの自殺志願者4人が1台のバンで山奥へ。

そこに鬼の形相をした女がやってきて赤ん坊を置き捨てて去る。

本のタイトルは「四日間家族」

さあ、どうする?

ワクワクしないわけがない。

※aoi-soraさん、、ムク助さん、引き合わせてくれて、ありがとうございました。

0
2024年02月23日

Posted by ブクログ

面白かったぁ〜!!

一度は死ぬ覚悟を決めた4人
その緊張感は半端ない
ノンストップの展開に、息が止まりそう

ネットで知り合った自殺志願者の4人。
年齢も性格もバラバラで、それぞれ結構嫌なヤツ。
もちろん4人は気が合わない。
それが、死ぬつもりで入った山中で赤ちゃんを拾う。
………何としても赤ちゃんを守りたい。
この一心で団結し、事件に巻き込まれながらも4人は赤ちゃんと共に走り続けるのだ。

ハラハラしっぱなしの逃走劇だが、その間にそれぞれの過去が明かされていく。
最初は全く共感出来なかった人達なのに、いつの間にか応援している自分がいる。

次第に互いを信頼し助け合い、家族のようになっていく4人。
「今は叫びたくなるほど離れたくはない。助けたい。
同じ時間をともにした五人は自分にとってわけがわからないぐらい大切になりすぎている。」

どうかこの大切な家族を胸に、前へ進んでほしいと願う。

0
2023年12月13日

Posted by ブクログ

人の生きざまは千差万別なのだろうけど、ちょっとしたきっかけでここまで変われるものなのだろうか。見切りをつける勇気と明日への一歩を踏み出す勇気。どちらも持ち合わせている4人だったからこそ成し遂げられたのかもしれない。読者の立場であるのにもかかわらずこんなにも肩入れしまくってビックリするほどの一気読み。私自身も誰かのために一生懸命になりたいのかも(笑)

0
2023年11月29日

Posted by ブクログ

自殺願望のある4人がネットを通じて知り合い、同時に自殺を決行するために集合したところから物語は始まる。最初から最後までハラハラしながら読み進め、自分も作中の4人と一緒に逃亡しているようなスリルある没入感がある作品だった。気がついたら読み終わっていた。死を望む人が赤ん坊と出会うことで生きるために生かすために行動する。人はひとりでは生きていけないのかもしれない。誰かに支えられて守られて生きている。

0
2023年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四日間の出来事とは思えないくらい怒涛の展開。死に損ないと言う手札が少なそうな四人がどのように赤子を救うのかとドキドキしながら読み進めました。この四人欠落してるものも多いけど、特殊な知識や発想がすごい。あれよあれよという間に犯人に辿り着き、最後は大団円で良かった!
ネットで集って集団自殺から始まり、SNSの駆使や置き配など現代じゃないと描けない小説だなぁ、と。逆に携帯が無い時代にしか成立しない話もあるわけで、小説も時流に乗っているんだなぁとしみじみ感じました。

0
2023年10月14日

Posted by ブクログ

わぁ、面白かった。
自殺しに来たんじゃないの?と何度か突っ込みながらも、気づけば4人を応援していた。

SNSやユーチューバーなど、今の時代ならではの要素が上手く使われており、特に置き配を利用する場面ではなるほどその手があったかと唸った。今どきの逃亡劇。ラストも爽快で、読後感がとてもよかった。

ノ口は一ノ瀬ワタルで決まり。『Village』の役そのままのイメージで脳内再生されて怖すぎた。

0
2023年10月05日

Posted by ブクログ

 ネットでの集団自殺の呼びかけに応じて集まった4人の自殺志願者たち vs 嬰児売買専門の闇組織 の攻防を描いたサスペンスミステリー。
 なお物語は、自殺志願者の1人である坂崎夏美の視点で描かれる。
           ◇
 坂崎夏美は後悔し始めていた。

 夏美は現在、廃車目前のようなハイエースの中にいる。今夜のうちに車内で練炭自殺する予定で、山中に向かっているところだ。

 ハイエースを運転しているのは長谷部という初老の男。集団自殺の発起人で、場を仕切りたいのか、とにかくよく喋る。しかも偉そうだ。
 長谷部の隣には千代子という老婆。年齢に似合わぬ派手な格好で、その言動にはしたたかさが見え隠れしている。
 夏美の隣に座るのは陸斗という少年だが、妙に落ち着いた態度で冷めた目を3人に向けている。

 いずれもひと癖もふた癖もあるようで信用できそうにもない連中だ。中でも特に問題なのは発起人たる長谷部に死ぬ覚悟ができていないように見えることだ。

 夏美がグループから抜けると言い出して長谷部たちと揉めていたところ、前方の少し離れたところに赤いミニバンが止まるのが見えた。
 すぐにミニバンの運転席から降りてきたガラの悪そうな女は、大きなリュックを持って雑木林に入っていき、しばらくすると手ぶらで出てきて車で去って行った。

 不審に思った夏美たちが雑木林に入りリュックを探し出して開けてみると、中にいたのは生後3ヶ月くらいの赤ん坊。女の態度から衰弱死目的での遺棄と見た夏美たちは、自殺を中止して赤ん坊を保護することにした。
 だが、その直後から4人は誘拐犯としてネットに晒されることになった。
  ( 第1章「最悪への扉」) 全5章。

     * * * * *

 ヒューマンドラマのおもしろさと現代社会のリアルな恐ろしさが十二分に味わえる作品でした。

 おもしろかったのは、人生に嫌気が差し自殺する気でいた4人の老若男女が、拾った赤ん坊を守り抜くことで生きる気力を取り戻していく過程。
 しかもこの4人はいずれも、他人のことなど考えない身勝手な人間だったのだけれど、赤ん坊を守るためにやむなく協力して苦難を乗り越えるうちに、思いやりや謙虚さに目覚めていくという、心温まるストーリーになっています。
 やはり川瀬さんはうまいなあと思いました。

 戦慄したのはネット社会の闇の部分。
 サバンナを徘徊するハイエナのごとき輩が無数に存在し、獲物になりそうな対象を常に探している。そして生贄が見つかれば我先にと個人情報を暴きたて晒していく。
 恐ろしいのは彼らがゲーム感覚で、そんなエグい行動をとっているところでした。

 けれど、そんな連中を利用して敵を撹乱したり、迷惑系ユーチューバーを抱き込んで敵を葬ろうとしたりする、夏美たちの戦法がとてもおもしろい。

 また、主要人物として登場する4人のキャラも魅力的です。リーダーシップのある夏美、若き軍師の陸斗、豪胆な老将の長谷部、しぶとくしたたかな老媼の千代子。なんてバランスの取れたいいチームなのでしょう。

 『フォークロアの鍵』もそうだったけれど、絶妙な人員配置こそ川瀬七緒さんの真骨頂なんだと感心しました。

 四日間限りとなった擬似家族。永久解散はあまりに惜しい。図らずもチーム再結成の続編ができないかなあと思っています。

0
2023年09月21日

Posted by ブクログ

面白かった!ー!

最初はなんだか嫌〜な感じの人が集まったなって感じだったけど、すぐに面白くなってきて、ハラハラドキドキしながら一気読み。

途中で何だか人間ドラマみたいにほんわりするとこもあるし、映画みたいな感じ。

0
2023年09月15日

Posted by ブクログ

ネットで出会った4人の自殺志願者が決行日に赤ちゃんを拾い事件に巻き込まれていく。

勇気づけられ気分爽快になる小説で、とても面白かった!2章以降はハラハラドキドキの連続で、スリリングな展開にすっかり引き込まれました。

清廉潔白とは言えませんが、悪人とも言い切れない4人の足りない部分を補うような関係がとてもよかったです。前半は嫌な面が全面に出ていて好きになれそうにないと思っていたのに、徐々に愛着が湧いて、後半は「もっと活躍がみたい。終わってほしくない。」と思うほど。4人の良心が赤ちゃんというのもよかったです。

希望を感じるラストは胸がいっぱいに。
映像化してほしい一冊です。

0
2023年08月26日

Posted by ブクログ

ハラハラドキドキしながらの一気読み
集団自殺をするためにネットで出会い初対面の4人が入った山で、赤ちゃんを棄てる現場を目撃してしまう。
4人は赤ちゃんを助けようとするのだが、SNSで誘拐犯に仕立てられすぐに特定されてしまう。
自由に身動きとれない中での逃亡劇。
死ぬことを決めた4人が、生きる事だけに全力を注ぐ赤ちゃんと触れ合う内に変わっていく心境と、最悪な出会いをした4人の関係性の変化。
それでも最後には、、、

0
2023年08月09日

Posted by ブクログ

読む手がとまらない本。
テーマは「命」なんだろう、だけど、そこに浸る暇もないぐらいの緊張感とスピード感。4人と1人の四日間、心に残った。

0
2023年08月07日

Posted by ブクログ

 皆さんのレビューから面白そうだなぁ…と思い、いつか読もうと思っていた作品がこちらです。赤ちゃんの表紙がインパクトありますよね!

 ストーリーはネットを介して集まった集団自殺希望の4人が、遺棄されそうになった赤ちゃんを救うために奮起する内容で、その裏の大きな犯罪組織の存在をも明らかにしていくというもの…。死を覚悟して集まった4人が赤ちゃんを守りたいという共通認識のもと、疑似的な家族のような強い絆も生まれていくその過程は読み応えがありました。

 この4人の出会いはネットだったけれど、犯罪組織を明らかにするために駆使したのもネット…、今ネットってすごい!そして小さな命を蔑ろにするこの犯罪組織の実態を知ったとき、ザワザワぁ~っとしました。息つく間も持たせないほどの早い展開でした。最強で最悪なパーティーである4人、こんな経験をしたのだから乗り越えらない壁はないはず…この4人のこれからが明るいものでありますように!!

0
2024年04月10日

Posted by ブクログ

赤ちゃんを助けたい思いから始まった逃亡劇。
次々と襲いかかる困難な状況。
なかなかのスリリングな展開に、ハラハラしながらページを捲る手が止まらなかった。
長谷部のおっさん、千代子ばあちゃん、夏美姐さん、陸斗。
それぞれ適材適所で持ち味が発揮される中で、お互いの信頼感が増していき、ウルッとする場面も。
わずか四日間だったけど、“最悪で最強のバーディー”は、最高だった。

0
2024年02月23日

Posted by ブクログ

「俺たちは三日前に全員死んだ。 今ここにいんのは 全く別の人間だ。」 ラストのセリフに 象徴されるように、 集団自殺のために集まった 4人の男女が 小さな命を守ることで、 警察にも頼れず ネット上でも リアルでも 攻防戦 を展開 していく中で 疑似家族となり 、各々 も再生を 果たしていく 物語。 少し残念だったのは、 ホームラン 間違いなしと 思った 前半の展開に比べて、 後半 やや うまくいきすぎる展開が 、 失速して 外野フライで終わった 印象でした。

0
2023年12月24日

Posted by ブクログ

集団自殺するために集まった4人が乳児誘拐の罪を着せられ、真相解明の為に奔走する。
本当に自殺志願者なの?という位みんながパワフルで、4人のチームプレーを自然と応援していた。
赤ちゃんっているだけで、周りの人に力を与える存在なんだなと思う。
たった4日間の出来事だけど、それぞれが生まれ変わるきっかけとなった濃密な時間。一緒にハラハラしながら読んだ。

0
2023年11月17日

Posted by ブクログ

しんみりと命と向き合う話なのかなと思いきや、自殺志願者たちが捨てられた乳児を救う為に巨悪に立ち向かい自分たちの人生を取り戻そうとする話で、いい意味で予想外に面白かったです。
自殺志願者の割にはみんな意思が強すぎやしないかという感じもしましたが、赤ん坊を中心に結束を固めるところは結構感動します。

0
2023年11月14日

Posted by ブクログ

あ~面白かった!!
ドキドキしながら、あっと言う間に一気読み。
善人か悪人かなんて簡単に振り分けられない
人間の本性を堪能致しました。
決して褒められた人生を送って来なかった主人公たちだけれど
何とも人間臭くて魅力的、応援せずにはいられませんでした。
しかしそれとは反対に、正義を振りかざしつつ
よってたかって人を完膚なきまでに叩きのめしてしまうネット世界の不気味さよ。。。
そしてそんなネットの闇さえも利用してしまう
主人公たちの手口の鮮やかさと言ったら、もう!
あ~面白かった!(2回目)

0
2023年09月28日

Posted by ブクログ

想像していたより ずっと濃いキャラクターたちで
ハラハラドキドキのサスペンスなのに
なぜか笑ってしまうという
コミカルさを私は感じて 楽しめました

自殺志願者たちが みな一筋縄ではいかぬ
強かさや逞しさがあり
自殺しそうじゃない玉だというのが
唯一の難点ですが(笑)
でも だからこそこれだけの
避行が出来たんだよなぁ 

0
2023年09月19日

Posted by ブクログ

サークルクラッシャーとか、全然感情移入出来ない、クズみたいな人だと思っていたけど、読み進むにつれて生き方が変わっていく4人に釘付けになりました。ちょっと怖かったけど、爽快な読後感でした。

0
2023年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あいかわらずの川瀬七緒節といった感じか/ 設定とキャラクターがいつもながら良い/ 特に序盤の山のなかは恐ろしい感じからスリリングな感じまで手に汗握りながら一気に読んでしまう/ 若干甘いとするなら、ヤクザの設定と頭のおかしいおばさん配信者か/ 青森の山奥に若い衆を連れたヤクザがいるとは思えず、また東京にやってきて犯罪者からカスリを取るのも現実的ではない/ おばさん配信者はもしいたとしても出会うのは都合が良すぎるという感じ/ 川瀬七緒らしく、最後の方のページまで解決のオチがつかず読者を楽しませてくれる/

0
2023年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

集団自殺志願者の4人。
自殺予定現場で捨てられた赤ちゃんを偶然保護してしまう。
そこから4人と赤ちゃんひとりが追われる4日間を描いている。
16歳の陸斗、20代の夏美、60歳の長谷部、70代の千代子。
SNSを使って相手を操る2人と、SNSにやり込められた2人。逃走中、互いのバックグランドを理解するにつれ、チームとして機能し始める。
「クソみたいな」(本文より)人生を送ってきた人間にも得意分野はあり、それでギリギリのところをすり抜けたりする。読み始め、全員嫌な人間だと思ったが、ラストでは最高にまとまった家族のようになり、解散が惜しいと思うほどだった。
でもそこで他人に戻ることを選択するのがスッキリして、いい終わり方だと感じた。
そしてSNSには、注意しなければ!

0
2024年05月23日

Posted by ブクログ

2024.5.1

最初は好きになれなかった登場人物たちがだんだん好きになっていて、気づいたら応援していた。
割と最初から最後までハラハラドキドキして面白かったー!設定が面白い!

0
2024年05月01日

Posted by ブクログ

集団自殺しようとした四人が、赤ちゃんに翻弄される…。まるでコメディのような設定なので映像化したら面白いかなと思いました。(いろいろ突っ込みどころはありましたが…)

ネットで個人情報が晒され、自宅まで特定されてしまう怖さ…。我々の個人情報は、もはや、あってないようなものなのでしょうか。
怖いのは○○警察のように悪意がなくても相手を追い詰めてしまうところです。
最近はさすがに減っているようですが、悪意と善意は案外紙一重なのかもしれません。

ということで、今回の最優秀主演俳優?賞は、赤ちゃんに決定です。

0
2024年03月31日

Posted by ブクログ

こうゆう非現実的な展開を疑似体験できるところが読書の醍醐味だと思う。
吊り橋効果っていうのかな、危険な状況に陥った4人に家族のような絆が生まれてくる展開がほほえましくなった。
赤ん坊の人身売買なんて東南アジアとか南米とか遠い異国の話だと思ってるんだけど、まさか日本にもあるのかな。もしかしたらあるのかもしれないようなリアリティがあってブルっとした。
スリリングでノンストップな展開が面白かったし、死のうとしてた四人だけど、ちゃんと最後は明るい光を感じたし、私的には何かの賞取ってもおかしくない一冊だと思いました。シランケド

0
2024年03月26日

Posted by ブクログ

自殺しようと集まった4人、
当たり前ながら、それぞれにワケあり…
どうなるのか気になり、どんどん読み進める
やはり川瀬さん、ひきつけられます。

でも、怖い…。
ネットの特定班、気持ち悪い。
関係ない人々が、全て敵に思えてしまう…

相手をヤクザと思いこむ感じが疑問だったけれど
夏美の過去を知って、なるほどと思う。
猪ノ口、執念深くて怖い…

ラストはすごい勢いで終わりへと向かう。
みんなが赤ちゃんと出会ったことで
変化して、前を向いたのはとても良かった。
面白かったけど、
読み終えて、疲労感が大きかったです。

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかスピード感のあるお話。
最初の印象だとこの4人が家族と呼べる関係になるなんて想像も付かないけれど、あっという間に仲良くなってた。
ただ、4人共自殺志願者なんだけど、各々過去に酷い事してきているし(特にサークルクラッシャーとかやる意味不明過ぎる)、赤ちゃん救って、新しい人生で良かった、とか手放しで喜べず。なんかもやもやが残る。

0
2024年01月21日

Posted by ブクログ

先が知りたくて一気読み
この著者とは初めての出会いです

自殺願望の共通点の全くない四人
でも
赤ちゃんを要に団結(?)していく

SNSの恐ろしさとか人間のおぞましさがあぶり出されていく

物足りなかったのは、ヒロインの夏美の掘り下げ方
もう少し丁寧に描いてほしかった

それにしてもハラハラドキドキの連続だった

彼らと赤ちゃんの未来に光を!

≪ あかちゃんの 命護ると 逃亡す ≫

0
2024年01月07日

Posted by ブクログ

青梅の森の中
互いの素性も知らない男女4人は
練炭自殺を決行しようとしていた
そこへ女が赤ん坊を捨てた
赤ん坊と共に4人は車を走らせる
危機が4人を襲いかかる
4人と赤ん坊の行方

ヒヤヒヤハラハラ
冷や汗が止まらない
4人それぞれが抱えている罪
次々と出ていく個人情報
その早さに恐怖を感じた

0
2023年12月26日

Posted by ブクログ

 いやぁ、ネットは怖い。今は情報化社会。数年前には考えられないほど、情報が飛び回っていて、その中にはもちろん嘘の情報もあるわけで。

 ネットで集団自殺の募集を見て集まった見ず知らずの4人。自殺を決行しようとしたその時、どこからか赤ん坊の鳴き声が聞こえてきた。

 鳴き声の元を辿っていくと、そこにはバッグに入れられた赤ちゃんがいた。このままでは死んでしまうと、連れ出した4人だったが、赤ちゃんを捨てた人物が戻ってきて、赤ちゃんがいなくなったことに気付いて引き戻っていったものの、4人は赤ちゃんを誘拐した犯人にされてしまう。

 この状況を突破できるのか。4人は策を練って立ち向かうが、敵はあまりに巨大な組織だった。また、4人のうちの1人はヤクザに追われていて、ネットで顔を晒された4人はヤクザから追われながらこの状況を打破しようと試みるが・・・。

 人生を投げ出そうと思っていた4人が赤ちゃんを救うという目標ができて、前向きになっていく様子など、途中までは面白かったが、最後が都合良く収束された感が否めないのは残念だった。

0
2023年11月30日

Posted by ブクログ

嫌悪感ばかりの登場人物が次第に協力的しあうようになってから面白くなっていった。何よりネット民の恐ろしさよ。

0
2023年08月19日

「小説」ランキング