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70年代後半から80年代にかけ、世界を股にかけ、未知の生物や未踏の秘境を求めた男たち。それが川口浩探検隊。ヤラセだとのそしりを受け、一笑に付されることもあったこの番組の「真実」を捜し求めるノンフィクション。当時の隊員たちは、どのような信念で制作し、視聴者である我々はこの番組をどのように解釈してきたのか。そして、ヤラセとは何か、演出とは何か。当事者の証言から、テレビの本質にまで踏み込む危険な探検録。
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Posted by ブクログ
テレビ番組「川口浩探検隊」についての調査 月刊誌EX大衆で連載5年追加3年かけて 80〜90年代のテレビ番組について調べたり取材したのをまとめている。 ヤラセや演出について、テレビやメディアを考える上でとても興味深い。 驚くべきエピソードや登場人物が次から次へと登場してページをめくるのをとめられ...続きを読むなくなる。 時代の熱量とともに筆者のテレビ愛も感じられる。
探検隊の関係者の話が想像に難くない面白さがあるのは当然として、構成が素晴らしい。嘉門達夫を導入に、次々と話を聞く中で浮かび上がる伝説の人。そしてご本人には当たれなかったが重要な事件の関係者の書籍を発掘し、伝説の人が幻かと思いきやほぼ同じキャラの洞窟の前で昼寝していた人の託宣を受ける。著者が一番面白が...続きを読むっているのが伝わる筆致。
週刊誌的なネタから始まり実はマスコミに対する深い問題提起。80年代日本の業界、ノリとヤラセ、演出についての貴重な記録。 水曜スペシャルのスタッフがたまたまロス疑惑に直面しマスコミとして最初に三浦和義氏に取材。その胡散臭さを見抜いていたとういエピソードが面白い。 筆者の前作のテーマがプロレスだった...続きを読むという点も面白い。 マスコミ論を学ぶ人には是非読んでほしいと思う。
まず面白い。そして異なった立場と視点から見た事実の豊かさたるや 当時から人々になめられていた物にこそ衝撃の事実が数多く存在し、リアルだと信じられていた物に存在した数々のフェイクに、もはや笑いがこぼれる皮肉
テレビ朝日の水曜スペシャル 「川口浩探検隊」の制作スタッフへの取材。 これは相当面白いです。 圧巻です。 ただの暴露本ではなく、テレビ愛に満ちた 教科書です。 テレビが最も面白く、最もバカらしく、 ハチャメチャでありながら、 テレビ愛に満ちたテレビマンたちの悪戦苦闘ぶり。 クリエイターの方々にはぜひ...続きを読む読んで頂きたい、 傑作です。
70年代生まれにとって、忘れられない体験である「川口浩探検隊」。前半の裏話を面白おかしく読み進めていくうちに、「テレビ」とは、「バラエティ」とは、どんどん深みにハマり、最後は圧巻の語りで締められる。大人が真剣勝負で遊んでいたというのだろうか・・・視聴者はバカではないと信じてどこまでも作り込んでしまう...続きを読む。本物なのかヤラセなのか、グラデーションから混ざり合ってしまう感覚。 ひとつ言えることは、あの頃のテレビは無茶苦茶で、でも、面白かった。
テレビというエンターテイメントを少しでも面白くしようという熱情が過剰になりヤラセ演出を生み出すが、でもそれはあくまでも「演出」であり「欺瞞」ではないわけで、そこの線引きはそもそも視聴者側が自らしなくちゃいけなかったことだったのに、いつの間にか「リテラシー」「コンプライアンス」というお題目が横行してテ...続きを読むレビ側に責任を押し付けるようになってしまったのが、結局、テレビを殺すことになったということなんだと思う。 プチ鹿島氏の語り口は相変わらず声出して笑っちゃうくらいに面白い。
我々は数多の書籍があるジャングルで、遂に本書を発見したっ! 40代後半以上の人なら覚えておいでだろう。テレビ朝日で放送 されていた「水曜スペシャル」。そのなかで当時の子供たちが 手に汗握り、固唾を飲み、心を躍らせた「川口浩探検隊」。 嘉門達夫氏が番組内容を茶化して歌った「行け!行け!川口浩」 と...続きを読むいうパロディ・ソングを覚えている方もいるだろう。 著者もそんなひとりだ。探検隊の放送を毎回楽しみにしていた。 そんな著者が、川口浩探検隊の隊員として参加した当時の スタッフを探し出して番組の真実に迫った。探検隊のみならず、 「ヤラセ」と言われるテレビ番組の真相にも迫っている。 と、川口浩探検隊のナレーション風に書こうと思ったのだけれど 無理だったので、ここら辺で止めときます。 凄かったと思うのよ、この探検隊シリーズ。今のように気軽に インターネットでなんでも調べられる時代ではなかったのだから。 その土地に伝わる伝説などを参考にしながら、原始猿人やら、 怪鳥やら、双頭の蛇やら、未知の生き物を探しに行っちゃう のだもの。 番組に携わったスタッフの情熱もとんでもなかったよ。「どう したら面白くなるか」を常に考えて、遂には蛇と蜥蜴を縫い合わせ て、存在しない動物を作っちゃう。 だが、そんな番組も今は作るのが難しいだろう。同じテレビ朝日 「アフタヌーン・ショー」でのヤラセが発覚してからというもの、 コンプライアンスが厳しくなったから。 白か黒か。それだけで判断できないものってあると思うんだ。 特にバラエティ番組なんかはね。見終わって「面白かったけど、 これって本当にいたんだろうか?」って視聴者に思わせる のもいいんじゃないかな。 当時はオカルト番組だっていっぱいあった。オウム真理教の 一連の事件以降、オカルト封印になっちゃったけどね。心霊 治療なんて「んなわけあるかぁい」って突っ込みながら見て いたわ。見る側の「見方の自由」さえ奪われた感じ。 川口浩探検隊や「水曜スペシャル」だけではなく、前記の 「アフタヌーン・ショー」ヤラセ事件や、旧石器捏造事件、 ロス疑惑事件まで話が及んで、読み手を引きつける。 テレビがエンターテインメントとして機能していた頃の、 ハチャメチャな裏話としても楽しめる。 尚、ロス疑惑事件では発生当時、ロサンゼルス警察の取材を していた「水曜スペシャル」取材班が真っ先に三浦和義の インタビューを取っていたことにびっくり。 そして、「作り物」の番組を制作していたスタッフたちは 一様に「これの事件、おかしいよね」と感じていたのだとか。 なるほどな…って、変なところで納得。 テレビで放映されない裏側に、本当の「ドキュメンタリー」が 存在していたんだね。スタッフたち、かなり危険な目にあって いるのだ。それさえも、今じゃ出来ない取材準備かもしれないね。
子どもの頃、怖くて、あんまり直視出来なかったけど、翌日の学校は番組の話題で持ちきりだった。 テレビ制作に携わっている全ての人に読んでもらいたい。
川口浩探検隊〜アフタヌーンショーやらせ事件〜ロス疑惑〜徳川埋蔵金〜旧石器捏造事件が一本の線で繋がっていく展開に戦慄。1984年のテレビ朝日。
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ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実
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