ソロ ローツェ南壁

ソロ ローツェ南壁

957円 (税込)

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3.8

数々の難壁に初登攀の足跡を残してきた新進気鋭のアルパインクライマー奈良原和志。彼が初めて目指す八〇〇〇メートル峰は世界第四位のヒマラヤのローツェ、しかも最難関の南壁ルートだった。そこは伝説的登山家トモ・チェセンの“疑惑の登頂”の舞台、因縁の壁でもあった――名もなき日本人がいわれのない妨害にも屈せず、世界屈指の大岩壁に単独登攀(ソロ)で挑む本格山岳小説。

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  • ソロ ローツェ南壁
    957円 (税込)
    数々の難壁に初登攀の足跡を残してきた新進気鋭のアルパインクライマー奈良原和志。彼が初めて目指す八〇〇〇メートル峰は世界第四位のヒマラヤのローツェ、しかも最難関の南壁ルートだった。そこは伝説的登山家トモ・チェセンの“疑惑の登頂”の舞台、因縁の壁でもあった――名もなき日本人がいわれのない妨害にも屈せず、世界屈指の大岩壁に単独登攀(ソロ)で挑む本格山岳小説。
  • K2 復活のソロ
    1,980円 (税込)
    山岳界で“ヒマラヤに残る最後の課題”と言われる一つ、ローツェ南壁の冬季ソロ単独登攀を達成し、トップクライマー入りした奈良原和志はアマ・ダブラム西壁に挑んでいた。次の挑戦の武器になる新製品のテストも兼ねているためソロを封印、登山経験もあるスポンサー企業・ノースリッジの若手技術者・柏田を伴ってのものだった。難しい登山ではなかった。だが落石で柏田が死亡、和志も大怪我を負う。そこへ追い打ちをかけるネット上の誹謗中傷と柏田の両親からの訴訟。気力を失った和志に、登山の師であり、がん癌で余命宣告を受けたにも拘らず献身的なサポートを続ける磯村賢一は、リハビリに付き合う中、あえて“課題”のもう一つ、「冬のK2」をぶつける……。
  • 希望の峰 マカルー西壁
    1,980円 (税込)
    ローツェ南壁とK2の冬季単独初登頂を果たした奈良原和志は、いよいよヒマラヤ最大の難関・マカルー西壁の冬季ソロ登攀に狙いを定める。だが情報収集のため現地に赴いた和志は、眼前の山容に慄いた。デスゾーンと呼ばれる8000m超の高所で巨人の額のようにせり出す壁は、頻繁な落石で登攀者を阻んでいた。確実な死の予感に襲われた和志。だが彼には挑まなければならない理由があった。登山の師・磯村が癌で余命宣告を受け、残された時間は僅かだったのだ。何とか成功を届けたい――和志は岩登りの聖地ドロミテで特訓を重ねた。しかし和志を敵視するフランス人マルクが卑劣な妨害工作を仕掛けてきて……。

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ソロ ローツェ南壁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    そうか、笹本稜平は亡くなっていたのか。

    この人の男性と女性の会話の感じが少し苦手なのだ。そもそもすべての会話がなんというか不自然というか前時代的な感がある。とはいえ山岳本は好きなので読んでしまうのだが。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    ソロで数々の難壁を初登頂してきた奈良原和志が、伝説的登山家の初登頂に疑惑を持たれた最難関のローツェ南壁に挑む本格山岳小説。
    山岳冒険小説や山岳警察小説といった山を舞台にした小説は数多あるが、登攀自体にここまで的を絞った山岳小説は稀であろう。
    ローツェ南壁登攀の前哨戦として、先輩アルピニストの磯村とと

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    ヒマラヤ、バルンツェの氷壁をソロで踏破した奈良原和志は一匹狼のアルピニストだった。仲間であり師である磯村に迎えられ、下山してからヒマラヤの登山記録を編纂しているエリザベス・ホーリーのインタビューを受けた。
    大人数でチームを組み、大量の酸素ボンベや器材を活用して登る極地法が一般的な登山のイメージだが近

    0
    2023年12月04日

    Posted by ブクログ

    無名のアルパインクライマー・奈良原和志がスポンサーや仲間を得て成長して行く様子は、読んでいて気持ちが良かったです。そしてマルク一味やネパール役人などダークサイドが存在しての攻防戦は、まさしく人間の性(さが)で、アルパインクライミングにおいても例外じゃないですね。

    「大事なのは誰かがその頂に立ったと

    0
    2023年03月18日

    Posted by ブクログ

    現代登山小説の完成版

    アルパインスタイルにフォーカスを当てた小説。
    実在する偉人が多く出てきており、とてもリアリティがあった。

    0
    2022年08月11日

    Posted by ブクログ

    良えよ。笹本君の久しぶりの山岳小説や。
    駐在警察はイマイチやったもんなあ。テレビドラマもねえ。
    マルクって奴が何するねんとハラハラしながら読み進んだが・・・チョット肩透かし。

    0
    2020年04月25日

    Posted by ブクログ

    ソロクライマー、奈良原和志。知り合いの磯村のパーミッションに相乗りし、アルパインスタイルで未踏の壁やバリエーションルートに挑戦している。

    磯村の公募登山で一緒だったメンバーが日本の登山用具メーカーで広報をやっており、このメーカーのサポートをもらって、ローツェ南壁の登記単独登攀に挑戦する。

    と、こ

    0
    2023年07月19日

    Posted by ブクログ

    達成した瞬間で終わる。
    まわりのその後はどうなるのか。
    クライミングの描写は細かく肉迫してくるが、物語として、クライマックスのあとのカタルシスがなく、バサッと終わった感じ。

    0
    2021年09月12日

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