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迷宮入り事件を追う警視庁捜査一課の鷺沼は、パチンコ業界の雄・飛田を訪ねていた。事情を聴取したのは、飛田の甥・川端について。川端は、ある電子部品会社の社長を殺した殺人容疑で勾留中に自殺を図っていた。捜査を開始した鷺沼に声をかける男がいた。神奈川県警の刑事・宮野。はからずも再びコンビを組むことになった2人にたちはだかる飛田の影。前作を凌ぐ長編警察小説。
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Posted by ブクログ
『挑発―越境捜査』/笹本稜平 この「越境捜査」シリーズは大好きですね。 他の警察小説などのように、派手なアクションシーンなどはないのですが、人間の内に秘めている欲望や心情を如実に表してるところが多く、それは、例えば、本庁と県警の縦割り、同じ警察官でも正義感に溢れる鷺沼と、限りなく悪徳景観に近い宮野...続きを読むのコンビ、一般人とヤクザのような、物語の中でもそれぞれ、対比できる構図となっています。 冒頭に述べたように、派手なアクションシーンなどない代わりに、読者も含めて、清濁併せ呑むことを強要されるかのような感覚は一番面白いところです。 だからこそ、混成タスクフォースのチームができるのでしょう。。。
警察の闇を暴く警察小説、面白くないはずがない。 しかも、警察官の不正を断罪する監察係を主人公とする痛快シリーズ『素行調査官』の著者ならば。 『素行・・・』が、職務として警察官を調査する「三人の侍」に対し、こちらはいささか「目的」の違った仲間が、主人公とタッグを組む。犯罪者の金の横取りが目当ての刑事と...続きを読む金目当てに助力する暴力団組長。何ともユニークなキャラが仲間を組むことか。 今回は実際に巷で噂されるパチンコ業界と警察との癒着がテーマ。汚辱にまみれた警察の上層部及び警察庁の幹部に、彼らタスクフォースがどこまで迫れるか、読み応え十分のシリーズ第2弾。
越境調査のシリーズ第2作。前作からの登場人物が、まじめに犯罪に立ち向かう刑事と今回もお金が目的な人たちがからみあって巨悪と戦うことに。 テンポがよくって今回も面白かった。
シリーズ第2弾。 いや〜、普段は2日で1冊のペースで本を読んでいるのに、1週間近くかかった…決して、作品が悪かった訳ではなく、ただ単に時間がなくて、先になかなか進めないもどかしさが残る一冊になってしまった。 7年前の事件を調べるうちに、またしても、神奈川県警の宮野とタッグを組むことになった鷺沼。 今...続きを読む回の敵は、警察の上層部にも強力な影響力を持つパチンコ業界のドン・飛田。飛田の悪事に迫りつつも、後手後手に回り、なかなか尻尾が掴めないまま、ラストへ。 前作がハードな感じのラストだったので、今回は何となく敗北感が漂う中、何とか飛田の逮捕まで辿り着く展開に、少々物足りなさを感じた。 でも、鷺沼や宮野以外の人物にもかなり愛着が湧いてしまい、次作もかなり楽しみ。
サクサク読めたがどんでん返しがあるわけでもなく、最後まで無難に終わった 暇つぶしの読書 越境捜査シリーズはもういいかな。 警察ってこんなに悪い人の集まりなの?
評価は4. 内容(BOOKデーターベースより) 警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼は、捜査二課からの情報をもとに“パチンコ・パチスロ業界のドン”と呼ばれる飛田を訪ねる。飛田の経営する会社にある疑惑が浮かんだためだが、そこには7年前に起きた殺人事件が絡んでいた。捜査を進める鷺沼の前に神奈川県警の...続きを読む宮野が現れる。宮野は七年前の事件の情報を持っていた―。鷺沼と宮野。再び手を組んだ二人に立ちはだかるのは厚い警察組織の壁。真実を掴むため組織と犯罪に闘いを挑む刑事たちの熱い姿を描いた「越境捜査」シリーズ。 それぞれの個性も分かっているので安心して読める。安定のおもしろさ。
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