最後の忠臣蔵

最後の忠臣蔵

638円 (税込)

3pt

吉良邸討入りから引揚げる途次、足軽・寺坂吉右衛門は大石内蔵助に、生き延びて戦さの生き証人となるよう命じられた。義に殉じる事も出来ず、世間の視線に耐えて生きる吉右衛門は、十六年の後、討入前夜に脱盟した瀬尾孫左衛門と再会する。同じ境遇にある旧友にも、実は内蔵助から密かに託された後事があった。苛酷な半生を選んだ二人の武士の信義と哀歓を描いた表題作など、連作四篇「仕舞始」「飛蛾の日」「命なりけり」「最後の忠臣蔵」を収録。

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最後の忠臣蔵 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年03月08日

    映画は観てないけど小説をと思い。
    よくある忠臣蔵とはまた違う良さだったし、たぶん映画より小説の方がいいのでは?と思う内容。
    ちゃんと描ききれたのかしら…?って。思う。
    討入りに参加したけど参加してない人
    もしくは途中で逃げた人、お家大事でじっと堪えた人
    愛する人を待っていた人などなど
    色んな人が出て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月02日

    2年くらい前に金曜時代劇でやっていたので、 ストーリーは知っていたが、これはやはり傑作だ。 とにかく物語の見せ場の作り方が抜群に巧い。 四十七士の赦免だとか大石の娘の嫁入り行列だとか、 はっきり言って出来過ぎである。 しかもこれが史実でなく作者の独創なのだから恐れ入る。

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    Posted by ブクログ 2011年03月04日

    よかった!

    事実にかなり脚色されたところはあるとは思うけど、これぞ、武士!!JAPANESE!! って熱くなる!!

    今の時代が忘れてたものを思い出させてくれる。

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    Posted by ブクログ 2020年05月23日

    最後の可女の嫁入りの行列のシーン
    暗い闇夜から星が、一つ一つでてきて暗い夜空に天の川が出現する映像がでてきました。
    また、一筋の涙が…
    二人の足軽が貫く忠義。
    一人の足軽が大事を終えて、主人のもとへと旅立つ。
    武士の一分。重い。

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    Posted by ブクログ 2013年09月02日

    吉良家討ち入り四十七士のうちの1人で足軽身分だった寺坂吉右衛門さんが、大石内蔵助さんの指示で捨てたはずの命を死ぬより過酷な生き証人として生きていくお話。

    みんなから誤解されて、本当につらかったと思う。
    同じように討ち入り前に内蔵助さんの指示で「抜けた」形になっているおじさんのお話も良かったよ。

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    Posted by ブクログ 2015年05月12日

    舞台は元禄15年12月14日、大石内蔵助率いる47人の赤穂浪士が元藩主浅野内匠頭の仇を討たんと吉良上野介の屋敷へ討ち入りした後の話である。

    主人公である足軽、寺坂吉右衛門に大石内蔵助から極秘の命令が下る。それは討ち入りに入ったものの親族にその顛末を伝える生き証人となる事、そして生活を苦にしている者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月20日

    ある人が大好きだった忠臣蔵の話。どこまでが史実か分からないけれど、歴史小説が得意じゃない人でも引き込まれる作品だと思う

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    Posted by ブクログ 2011年09月03日

    面白かった。映画をみてから読んだから、場面も思い浮かぶし、一気に読んでしまった。
    やはり最後の、お嫁入りのくだりは映像も良かったが、読んでいても涙がにじんだ。
    事実とは異なる部分があろうと思うが、違う面からの忠臣蔵を見ることができて良かったと思う。

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    Posted by ブクログ 2011年06月15日

    討ち入り後の行く末を考えて行動を起こしていたのはお見事。
    そして使命を全うするその武士の心意気は見習いたい。

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    Posted by ブクログ 2011年04月24日

    映画は観てないが、俳優を思い浮かべながら一気に読めました。
    展開が面白くて、著者独自の忠臣蔵ワールドが拡がって行きます。

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